コーチング

おはようございます。
昨日も、どしゃぶりの雨のなかグランドでした。
全身ずぶ濡れは大学卒業以来、ひさびさの感覚でした。
六月になり、これで四月からスタートした
グランド通いも二ヶ月が経ったことになります。
最近は少しずつコーチとしての自らの役割が
わかってきたような気がします。

コーチングというものを考えるときにも、
先日のカウンセリング研修で学んだ
「聴く」という行為、特に聴き手の態度について思い出されます。
以下の三つの条件がそろえば、
話し手は自らが行きたかった方向へ自然と進んでいく、
そういう話でした。
・相手の無条件の肯定的尊重
・共感(理解ではなく、一緒に感じる)
・自己一致

自らもコーチとして、教えるだけでなく、
よく見る、よく聴くということを、
注力してきたいと考えています。

一方で昨日は自分が担当する学生に
このような主旨で話をしました。

「どの山に登るのか。決めるのは選手自身。
コーチはその登山に徹底的に付き添う。
ただ付き添いはあくまで付き添い。
代わりに登ることはもちろん、抱えて行くこともできない。
つまり、主役は選手ひとりひとりということ。
どの山に登るか決め、どうやったら頂上までたどり着けるか
まずは自分の頭で考えてほしい。
そのなかでもし迷ったとき、道を失いそうなときがあれば、
すぐにどんなかたちでもいいから言ってほしい。
次の山小屋までの行き方くらいは伝えられる。」

どの山に登るか。
レギュラーになりたい。日本一になりたい。
有名になりたい。お金持ちになりたい。
一流の職人になりたい。社会貢献がしたい。
それは、その人自身にしか決められません。
そして本当にその山に登ることを決めた人しか、
頂上まではたどり着けません。
"あわよくば"や"なんとなく"は、ありません。
"絶対に登る"と決めた人のみ、
頂上にたどり着ける可能性があります。
絶対に登ると決めることは、
言い換えると、「コミットメント」と言えます。
頂上にたどり着けるか、
つまり成果をあげることが出来るかどうかは、
まず、コミットメントが条件になると思います。

したがってコーチとしての、自分の役割のひとつは、
選手ひとりひとりに彼らのコミットメントを問うことになると思っています。

今日は渋谷区長への業務報告から業務を始めます。

08:08:53
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講義の舞台裏などを、学長、左京泰明が日々の奮闘記としてお届けします!

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このページは、左京泰明が2009年6月 1日 08:49に書いたブログ記事です。

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