シブヤ大学は、
“見つける学び場”です。
シブヤ大学は、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催しているNPO法人です。
2006年の開校以来、開催した授業は1,600講座以上。これまでに45,000人以上が参加しています。
新着授業
誰でも参加できます!
マイ・リトル・ブッダをつくろう〜恋愛編〜
「問い」と「解」について考える
~なぜパズルにハマるのでしょう?~
ペルーの手仕事と森の恵の魅力を深掘り!元JICA隊員たちとの南米カルチャートーク!
「今夜は、無礼講。2026」~お座敷あそびは奥が深い!
【トライアルツアー / Trial Tour】見えない川をたどる、渋谷の物語 / Trace Shibuya’s Stories Along a Hidden River
いまさらですが「KY(ケーワイ)」のすすめ
~新聞が空気を読まない理由とは~
最新授業レポート
終了した授業の内容をお伝えします
自分の指、大切なひとの「指」を作って、愛でよう。 指キーホルダーづくり & 知ってる?エピテーゼのこと
今日のテーマは「エピテーゼ」、授業は先生の活動紹介と指キーホルダーづくりワークショップの二部構成で行われました。参加者は、お子様と一緒に来場された親子やご友人で参加された方たちなど様々です。この授業が生まれたきっかけは、授業コーディネーターの中村さんが先生である小川さんのワークショップに参加されたことから。その場で初めてエピテーゼについて知り、お子さんと一緒に「指づくり」体験をして、この活動を広めたいと思い授業を企画しました。授業の始まりは、アイスブレイクから。みなさん、参加動機についてお話されていました。お子さんの成長記録にしたいという方から、SNSでエピテーゼについて知り興味を持ったという方、指好きの方!など。続いて、先生の小川夏帆さんの自己紹介です。「自分を好きになって生きていこう」というテーマに基づいてものづくりの活動を始め、エピテーゼスタジオ「ムーンバード」を立ち上げました。本業は大型のフィギュア(スタチューフィギュア)を作る会社で働いており、お仕事の傍らエピテーゼ作家をされています。エピテーゼとは、身体の一部を模した付け外し可能なシリコン製の装具です。身体の一部を欠損された方が利用しています。製作の手順は、利用者の型をとること、そして、その人を目の前にしてライブペインティングのように肌の色を合わせる彩色を行います。エピテーゼについて「容姿と心を補う、オーダーメイドのリアルな人工ボディ」と小川さんは紹介します。義手とは異なり動いたりはしないけれど、自然な見た目になります。”見た目”で悩まされている方の心のケアのために使われるそうです。授業では、小川さんが製作されたエピテーゼの事例もご紹介いただきました。登場したのは、左手の指が欠損された方のエピテーゼ。利用者の方がエピテーゼを装着したモデルとなり、自然豊かな葉山の地で撮影された生き生きとした写真を見せていただきました。写真には、初めて恋人と左手で手をつないだシーンも納められており、撮影時の暖かな空気感があふれ出していました。講義の最後には、エピテーゼの課題についての話がありました。フルオーダーメイドということもあり、決して安くないエピテーゼを利用するための金銭的なハードルが高いことが大きな課題です。アメリカでは保険適用になりますが、現在の日本では保険適用外となるそうです。一部の自治体では補助金などもあるようですが、まだ十分ではありません。また、エピテーゼ自体の知名度を高めることも必要なことです。一般の方へ存在を知ってもらうことだけでなく、再建手術以外の「ひとつの選択肢」として医療従事者への認知度を高めたい、と小川さんは語ります。続いて、ワークショップの時間です。「指キーホルダーづくり」が始まります。エピテーゼを作る過程の一部を参加者のみなさんで体験していきます。まず最初に行うのは、指の型づくりです。型をとるための素材は歯医者さんで使う型材を使います。水と混ぜ合わせると粘度の高い液体になり、しばらく時間が経つと硬化する素材です。作業中には歯医者さんで嗅いだことのある、ミントのような匂いが漂います。そこに指を入れて6分じっとしておくと、指紋や爪の形までばっちりと再現された型となります。完成した型に、肌色に着色したシリコンを流し込むと”指”が完成します。最後に、キーホルダーにするための金具を取り付けて完成です。ワークショップでは、人差し指の型をとる人、親指の型をとる人、そして骨折してしまった指の型をとる人など、みなさん楽しみながら取り組みます。素材が固まるまでゆっくりとした時間を過ごし、ワークショップで感じたことや素材の感触などについてお話していました。しばらくして、シリコンが固まりました。小川さんの321の合図で、作った”指”を型から引き抜きます。すると、「おぉー」と歓声が上がりました。特別な着色をしていない状態ですが、みなさん再現された指のリアルさに驚いていました。ベビーパウダーをはたくと、光沢が抑えられより本物の指に近づきます。授業の最後に、自分の作った指キーホルダーを見せ合って授業終了です。クロージングの後も、半数以上の参加者が残り先生を中心とした輪ができあがります。授業の感想を話したり、今後の先生の活動について質問をしたりと退場時間のギリギリまで和気あいあいと盛り上がっていました。(レポート:田中佳祐、写真:菅井玲奈)
誰もが働ける社会をつくる ソーシャルファームを知って、考えて、動きたくなるワークショップ 2025 第3回 ソーシャルファームのリアル(雇う人の目線から)
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劇場の裏側をのぞいてみよう! ~恵比寿・エコー劇場バックステージツアー~
テアトル・エコーで『子どもとその付き添いのためのミュージカル 11ぴきのネコ』エコー版(井上ひさし:作)を上演中とのこと、そしてシブヤ大学でその「劇場の裏側をのぞいてみよう」を授業で取り上げると聞いて、私はミュージカルを早速観てきました。これまでもシブヤ大学では恵比寿にあるテアトル・エコーの役者さんたちに先生になってもらい演劇系の授業をお願いしてきました。毎回楽しく、エキサイティングでした。でも、私はテアトル・エコーと井上ひさしさんがそんなに強い関係にあったことを知りませんでした。馬場のぼるさんの絵本はだれでも読んだことのある名作。これを井上ひさしさんが戯曲にして作ったのがエコー版だそうで、絵本がこんなに愉快なミュージカルになっていたとは。なんと初演は54年前だったということですが、井上ひさしさんならではのユーモアたっぷりの言葉遊び、役者さんの躍動感ある踊りと歌、そして楽器演奏。小劇場でのミュージカルの楽しさを満喫しました。さて、講師は、今回の演出補佐を務めた女優で声優の雨蘭咲木子(うらんさきこ)さんと演出家青柳敦子さんのお二人です。作品のこと、舞台の構造、舞台美術のこと、そして裏話などを聞きました。 テアトル・エコーは設立75周年、昭和45年に恵比寿に移転し、平成4年には現在の5階建てのエコービルができあがったそうです。声優が多く在籍している劇団です。当時は「ひょっこりひょうたん島」で有名な熊倉一雄さんが演出を行ったそうです。今回はエコー版をほぼそのまま50年ぶりに使ったとのこと。当時は男性だけが出演者でしたが、今回は男女が混じって演技しています。時代背景の影響でこの作品も「決定版」に作りかえられましたが、その時代が逆戻りしているのか、50年前のエコー版の内容で違和感はありません。次に舞台のことを教えてもらいました。裏舞台、側舞台、緞帳、平幕、中割、大黒幕、ホリゾント。大劇場と小劇場の対比で教えてもらったのですが、小劇場にはないものもあって場面転換が多い演劇では、その分苦労も多いようです。「ホリゾントは壊れやすいので決して触れてはいけない。」というのが劇団の先輩から受け継がれた教えだそうで、劇団員は「自分が骨折をしてでもホリゾントには触れない」ようにしているそうです。このミュージカルで大切な道具として「魚」があります。大中小の魚を用意していて、これを狭い袖舞台に格納しておくのが大変です。その脇から役者さんが出入りするのはまた大変です。大きな道具は5階にある稽古場でみんなで作ります。ようやく大きな魚が完成したときにはみんな大喜びしたそうです。ところが、今度は作ったものを運び出そうとすると、大き過ぎてドアから外にだせません。仕方ないので分解して窓からつるして舞台まで移動したという小劇場ならではの苦労があったそうです。舞台装置をどのように作るのか?舞台美術家は舞台のミニチュア模型を作ります。それを見ながら関係者で議論して決めていくそうです。今回はその舞台のミニチュア模型(50分の1縮尺)を受講生ひとりひとりのぞかせてもらいました。腰をかがめてのぞき込むと、第一幕のゴミ山の舞台の様子がよくわかります。11ぴきのネコたちの衣装はどうやって作るのか?衣装さんの描いたデザイン画に合わせて作るそうです。古着のデニムをジョキジョキ切り取って、ぼろい服に見えるよう重ねて張り合わせて作っていきます。ただ、問題はデニムは水分を吸いやすいということです。演技中に汗をかくととても重くなってしまいます。汗っかきの人の衣装は1日2回公演の時にはたまりません。1回目が終わると洗濯機に入れ、すぐにフトン乾燥機やドライヤー、アイロンを駆使して2回目に間に合うように乾燥させるので大騒ぎです。「あんさんぶるニェコー」のみなさんの舞台転換と音楽演奏はお芝居の合間の大切なポイントになっています。音楽演奏で使うクラリネット、バイオリン、エレキベースは劇団員の個人の所有物だそうです。たまたま家にあったものを「ちょっと持ってきてよ。」と言われ、ほとんど弾けなかったにもかかわらず、無理やり「ちょっと弾いてみてよ。」と言われ、気が付いてみれば本番で弾くことになってしまったそうです。自前で何とかする小劇団ならではのエピソードです。 恵比寿社会教育館での授業を終え、恵比寿・エコー劇場へ移動です。お洒落なイメージのある恵比寿とは少し違った風情のコースをまち歩きをしながら向かいました。時間がなく、早足になってしまいましたが、恵比寿の違った側面も見ていただけたのではないでしょうか?私があれっと思ったのは、タコのマークの商店会、それからタコ公園(俗称)があり、なんでタコなのかなあということでした。恵比寿・エコー劇場に到着しました。ちょうど1回目の公演が終わったばかりで観客が次々にでてきていました。この後、劇場内に入れてもらい、バックステージツアーです。舞台の上に乗せていただき、恵比寿社会教育館で教えてもらったことを実際に確かめることができました。舞台下をのぞきこんだり、さわっちゃいけないホリゾントや黒幕、袖幕などを確認できました。上を見上げて照明類がどうなっているかを見ることもできました。舞台は思ったよりも広く感じましたが、袖が狭いために苦労も多いことがわかりました。また、「あんさんぶるニェコー」の人たちが一部残って、クラリネットの話、バイオリンの話、打楽器は稽古場のゴミ箱をみんなたたいて一番響きのよいゴミ箱を楽器として使っているなんて話も聞きました。 その後、夜の部のための舞台の仕込み直しを少し見学してから授業を終えました。お忙しい仕込み直しの時間にご対応いただきました劇場の皆様どうもありがとうございました。劇団員が舞台装置、舞台衣装をみんなで手作りし、音楽も自前で演奏していることをお聞きして、小さい劇場ならではのご苦労もありつつ、だからあんなに温かい躍動感あふれる舞台を作ることができるんだなあと感心しました。みんなで一体になって作り上げることっていいなあと、うらやましく思いました。ある受講者の方が特に印象に残ったのは、「結局こういうふうに人との生の交流のために、演劇をやっているんだ。」という講師の青柳さんの言葉だったそうです。素敵ですね。(レポート:江藤俊哉、写真:山口圭治、竹田憲一)
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