ビジョンを描き出す力
表キャン、エノさん・フジワラさんが真剣な表情で打合せ。
エノさん「肉食系?草食系?」
フジワラさん「もちろん、肉です。」
ふ~ん。
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最近のメモしたフレーズ。
「現実の引力から離れ、ビジョンを描き出す力」。
これまで、ビジョンというものについて、
組織運営にとって不可欠なものという認識はあったが、
「力」という、個人の力としてあまり認識はしていなかった気がする。
今、組織のビジョンづくりに格闘しながら思う。
ビジョンは組織のなかに自然に生まれてきたり、
全員で出し合ったりする類のものではなく、
誰かひとり(或いはごく少数の限られた人々)が
意識的に生み出すものであり、
その質はそれを生み出す人の力に大きく左右される。
以前、カルロス・ゴーンさんは、リーダーの条件として
「明快さ」をあげていたことを思い出す。
明快なビジョンを描く力。これが必要とされている。
イッパンダ
週末は4月の授業が無事行われました。
今日はそのなかから、どうしても紹介しておきたいことをひとつ。
「切っても切れない関係~プラナリアと自然環境の繋がり~」の授業に
参加された方はきっと見かけられたはず。いや、見なかったとは言わせない。
彼の名は「イッパンダ」。
専門分野の話題が、一般の人には難しすぎるレベルに達したとき、
即座にその雰囲気を感じ取り、やさしい質問を切り出す素敵な存在。
理科や科学が大好きな授業コーディネーター松本浄くんが、
その分野が故に陥りがちな状況を打破するべく、
悩みぬいた末にたどり着いたその存在は、
シブヤ大学の授業コーディネーターの愛情や心構えをあらわす
最高のシンボルです。
廊下ですれちがったら、気軽に声をかけてくださいね。
雑記
今日は、最近数週に一度行っている、
某企業の強力な方々とのミーティング。
テーマは、シブヤ大学とビジネスの融合。
主な分野はマーケティング。
(未だ詳細が書けないのがもどかしい。)
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しかし、やはり日々その分野の最前線で勝負する
プロの方々とお話させて頂くのは非常に勉強になる。
議論の展開の仕方、スピード、事業計画のタイムスパン、
その場の空気まで吸収し尽くしたくなるような時間。
貴重な時間を割いて下さることが本当にありがたい。
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NPOの事業にビジネスを組み込む。
もしそれが上手くいけば、それだけでも、
ひとつの成功事例として十分な意義があると思う。
草の根で活動する多くのNPOにとって、
資金獲得の手段はひとつでも多く在った方がいい。
しかし、やはり同時に考えなければならない。
何のためのビジネスか。何のための資金か。
手段や資源を使い、一体何を実現するのか。
将来想い描く事業の広さや深さ。
より明確なビジョンを描かなくてはならない。
憧れ力
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事務所に遊びに来てくれたゆきちゃん(シブ大、近藤くんの愛娘)。
変顔がマイブームみたい。最高。
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「憧れる」というのは、大切なことだと思う。
振り返ると、これまでの自分の人生を方向づけた
大きな力は、何かに、誰かに、憧れるということだった。
会いたい人は?行ってみたいところは?
誰かに尋ねられることがあっても、
いつの間にか、何にも思い浮かばなくなっていた。
あんな人になりたい。
あの人が立っているところからは、
どんな景色が見えるんだろう?
西水美恵子さんという方を知れたおかげで、
久しぶりにそんな気持ちになりました。
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ブログにコメントをもらえるのって、嬉しいね~!
発芽
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発芽の瞬間。今朝、起きて窓の傍のプランターを覗く。
もりもり、力こぶ。自分で種を植えたのなんて小学生ぶりだが、
これは面白いぞ。しばらく、芽が離せない。
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しかし、最近の不調の原因は何だったのだろうか。
先日のテレビ取材の時も、言葉を発する毎に鬱々とした気分になった。
知らず知らずの内、周りを意識し過ぎたのかもしれない。
他人から見られる自分、社会から見られる組織、
周りから見られることを意識し過ぎた結果、
周囲の目線(期待、結論、文脈)に沿ったコメントをしてしまう。
結果、自分を見失い、混乱し、自信を失っていく。そんな感じ。
よし、これを「優等生病」と名付け、教訓としよう。
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久々のブログ更新からか、スタッフからコメントやメールが。
なかに、「よく気づきましたね」と、"神様か?"と思うものも。
でも、そうして自分のことをよく見てくれている仲間がいるのは
本当にありがたいこと。メディアに取り上げられるより、
何かの賞をもらうより、僕は仲間に「あいつがいてくれて良かった」と言われたい。
西水美恵子さん
「国をつくるという仕事」
の著者、西水美恵子さんと
社会起業家フォーラム代表の田坂広志さんの講演会へ。
元世界銀行副総裁という西水さんの肩書きにひかれ、
なんとなく足を運んだことが恥ずかしくなるくらい、
西水さんは素敵な人だった。
大学の教師から世界銀行へ、
転職のきっかけとなったエジプトの少女の話。
リーダーシップの理想像、ブータン国王の話。
伺ったお話のスケールは想像出来ないくらい大きいけれど、
それを語る西水さんの感情は等身大で、素直に共感。
なかでもリーダーシップの条件としてあげられた
「裸になることの大切さ」には、思わずはっとする。
「如何なる組織であれ、人を動かすとなれば、
動かすのはその人のこころ。何がやりたいのか、
リーダーとなる人が自分に正直じゃなかったら、
誰も信用しないし、誰も付いてきてくれない。
人間と人間の裸の付き合いが出来ないと、
リーダーの資格はゼロ。」
あちゃ~、ここ数カ月の自分を振り返り猛反省。
原因は単純。それは、他人からよく見られたい、
賢くないと思われるのが恥ずかしい、という弱さ。
「裸になる」。これでいきます。