新年度を迎えるにあたって
2006年度も、後一週間で終わり。
年明けと同じく、4月、年度が変わるこのタイミングも、昔からの体に馴染んだ節目。
寒い冬から、桜が咲く暖かな春へ移るこの節目は、本当にすがすがしい気持ちになりますね。
また一方で、新たな学期や事業年度を迎えるにあたり、気を引き締めなおし、先の計画を入念に練りあげる、そんな時期でもあります。
そしてシブヤ大学も2007年度を迎えるにあたり、幾つかの新しい始まり、変化があります。
そのひとつが、既にホームページでもお知らせしていますが、「授業料」についてです。
この4月より、原則ひとつの授業に参加頂く毎に、500円の授業料を頂くことになります。
開校以来、授業料は特別に実費が掛る場合を除き、原則無料としてきましたが、シブヤ大学として、これからも安定した事業、サービスを継続すること、またより発展させていくことを目的に、参加者の方々から授業料を頂くという決定に至りました。
これからも、より多くの皆様に、より一層シブヤ大学を楽しんで頂けるよう、
スタッフ一同、心をこめて、精一杯精進して参りたいと思います。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します。
J-WAVE
今日はJ-WAVEけやき坂スタジオでラジオの番組に出演しました。
生放送は初めてで、最初かなり緊張しましたが、ナビゲーターのVieVieさんが世間話してるような感じで全然平気ですよ~と会話を上手くリードして下さったので、なんとか乗りきることが出来ました。
沢山伝えたいことがあるとすぐに早口になるので、今日は言葉を選んで、ゆっくり話そうと意識したのですが、いかがだったでしょうか・・・。
放送が終わりスタジオを出た瞬間事務所に電話して「ど、どうだった??」と聞いてしまいました(苦笑)。
しかし、広報活動も大事な仕事のひとつ。少しずつ慣れていければなあと思います。
授業風景<2007年3月17日>
遅くなりました!!3月の授業風景です。
当日は3月だというのに、2月よりも寒いんじゃないかという一日、
生徒の皆さん、先生の皆さん、お疲れさまでしたっ!!
3月のMOTTAINAI学科ははじめての体育館を使った授業。懐かしいです。
校歌が飾ってある位置がすごく低く感じました。その分自分が大きくなったんですよね。
体育の授業に変更!!と思わず口から出そうに。
隣の教室では住環境の授業。サーモカメラも使いました。
これが。
こんな感じに。
本当に寒い中、皆さん集まって下さいました。
住環境の授業。皆さん真剣です。
簾を使った実験。
異なる素材を使った体感温度の実験。
日本赤十字社医療センターで行った緩和ケアに関する授業。
この授業はインタビューページでも紹介しましたが、娘さんがお父さんの授業をプロデュース。
あらためてお父さんに仕事の話を聞いたり、職場を見学に行ったり、がんばりました。
照井先生の「自分を広告する」授業は、自分たちの作品の自分たちで投票するところから。
皆さん真剣に審査されてます。
最後に先生がひとつひとつの作品について解説を。良いところ、改善点、的確なアドバイス。
授業が終わった後は、いつもスタッフ全員でミーティング。
この日は最後にふたつのサプライズ。ひとつはお父さんの授業をプロデュースした
秋山さんに花束を!!本当によく頑張りました。出席された生徒の皆さんにもきっと
伝わったと思います。
秋山さん、本当にありがとう。
もう一つは、昨年の秋、シブヤ大学のことをラジオで聴き、大学を休学して福井県から
飛び出してきたブチくんの卒業式。半年間、シブヤ大学を手伝ったり、就職活動をしたり、
東京で色んな人に会うことでまた何か少しヒントが見つかったんじゃないでしょうか。
彼の持前の行動力(はじめて会った時は本当に驚きました)と、素直な人柄があれば、
きっとこれからも、自分の道を切り開いていくことと思います。
ブチ、これからお互いがんばろうな。
で、やっぱり最後は皆でご飯!!
いい顔してますね~。
という訳で、3月の授業も無事に終了。
出席された生徒の皆さん、授業をして下さった先生の皆さん、スタッフも、
皆さんお疲れさまでしたっ!!&ありがとうございましたっ!!
放送を終えて
放送後より、日記にコメントを寄せてくださった方々をはじめ、本当に多くの方に温かい励ましのお言葉、貴重なご意見を頂きました。頂いたお言葉をすべて真摯に受け止め、必ず今後に活かしていこうと思います。本当に、ありがとうございました。
(コメントを10件以上も頂いたのは初めてです。ありがとうございます。)
個人的な感想としては、「ほっとした」というのが、正直なところです。半年間に亘る取材が30分間に編集される中で、何が削ぎ落とされ、全体としてどの様な切り口で紹介されるのか、放送前は色んな不安が過りました。結果、シブヤ大学の概要とひとつの授業がクローズアップされた内容で、ご覧頂いた方には授業の作られ方、その様子などがよりイメージして頂けたのではと思っています。
一方で、編集する側としても、きっと大変なご苦労だったと思います。取材対象に関するより多くの情報を、在りのままの姿を伝えたい、という一方で、限られた時間の中でどれだけ視聴者に分かりやすい構成に出来るか、本当に苦心の結果だったと思います。
あらためて、番組に関わって下さった多くの方々に心から御礼を申し上げます。
NEWS23
たびたび同じ話題で申し訳ありません。この数日、あらためて今回の放送のことがずっと頭から離れませんでした。正直に言うと、今自分が抱いている感情は「不安」あるいは「恐怖」なのだと思います。普段から自分の中に「不安」や「恐怖」が生じたとき、そこから目を背けることなく、反対にそれらを見つめ、その原因は何か、そして、取るべき策は何か、ということを考えるよう努めています。それでは、一体、今回のこの感情の正体は、原因は何なのか。正体、それは「手を挙げて自分の意見を言うことの怖さ」なのだと思います。すなわち、多くの他人に自分の意見、行動を露わにし、甘んじて批判、評価に晒されることへの不安です。しかし、思い返してみると、今こうして取組んでいるシブヤ大学というプロジェクトに出会い、自らそのプロジェクトのリーダーとして手を挙げたとき、自分の心の底には「社会に対し自分なりのメッセージを発信したい」という想いもありました。一方で、説得力を持つ形で意見を言うためには自らの行動や体で示す必要があり、それには当然リスクを伴うこと。また何かを得るためには、相応の対価を支払う必要があるのではないか、そんなことを考えていました。つまり、現在の状況は全て自分の選択に起因しており、感情についても同様、全ては自らが招いたものだということです。
「何をそんな大仰に」「考えすぎだよ」「誰もお前のことなんか知りやしない」自分の中で色んな声が聞こえます。それはその通りなのかもしれません。ただ、それは結果の話です。そうではなく、前提として、心構えとして、その感情を乗り越えること、あるいは理解し、上手くバランスを取ることが、今回の件に限らず、今後の人生にとっても非常に重要なのではないかと考え、今日ここに書き留めておくことにしました。
最後に取るべき策について。大なり小なり何かが起こる可能性もあるし、何も起こらない可能性もある。もし何かが起こればまた、真摯にそれに対応し、その次の策を練る。冷静に、平常心で。自分を見失うことなく、一歩引いてそのあるべき姿を考える。奇策はなし、常に王道を考える。
なんだか、今日の日記はすべて自分に向けた言葉になってしまいました。
アンコールワット <代々木>
カンボジア料理のお店。おじさんをはじめ、お店の店員さんの勢いの良さがアジア的。とっても美味しかったです。サイトはなかったので地図だけ。
誕生日
今朝事務所のドアを開けると、もちろん平日は仕事のはずのボランティアスタッフが。
「ん、あれ??みんな仕事は?」
一瞬、何がなんだか分からないでいると、
『お誕生日おめでとーございま~す!!』
「あああ!!そうか!誕生日だ、おれ・・・」
ようやく事態を把握したものの、あまりの嬉しさとはずかしさで、、絶句。
「ありがとうございます、ありがとう、がんばります・・・」
いやぁ、ほんとうに驚きました。
でも、ホンットに嬉しかったです。
みんな、ありがとう。心から感謝です。
手作りのシブヤ大学キャンパスマップをプレゼントしてもらいました。
今朝は来れなかったスタッフも、みんなで休日に集まって作ってくれたそうです。
言葉になりません・・・。
今までに教室になった場所にはちゃんと印が・・・。
う~ん、今年もがんばるぞ~っ!!!
「ブランド」と「個性」
六本木
六本木ヒルズ33FのJ-WAVEのオフィスから眺める東京、春嵐の空。
「ブランド」の重要性については、今や常識である。
しかし、ブランドというものは作ろうと意図して作るものというより、
日々の真摯な努力、工夫の積み重ねの結果、築かれた信用、価値だと思う。
変にブランドを作ろうと小手先の技術に走る組織には100年経ってもブランドは築かれない。
そもそも、100年に渡って続くこともないだろう。
「ブランド」と「個性」は共通する部分がある。
(「個性」についてのご参考:2006年11月27日の日記)
クオリティとはなにか
月刊スキージャーナルという雑誌での、現日本アルペンナショナルAチームのチーフコーチ、ゲオルグ・ヘルリゲルさんのインタビュー。
インタビュアー
「スキーに限らず、日本のスポーツの選手はランクがあがると高級ホテルに泊まりたいと
言い出す傾向がある。」
ゲオルグ・ヘルリゲル氏
「端的に言えば、クオリティとはなにかということですね。
トレーニングのクオリティを決めるのは施設ではない。
わたしのところの選手たちは、トレーニングの本当のクオリティというものが
わかってきたから問題はありませんが、日本全体を見ると、まだまだ誤解されて
いるスポーツが多いのかもしれませんね。」
日本のスポーツ選手の意識のことはよく分からないが、氏の発言の冒頭部分が妙に響いた。
『クオリティとはなにか。』
質。本質。ここでは価値とも意訳出来ようか。
スポーツのトレーニングに限らず、我々はクオリティをはき違える危険性がありそうだ。
携わっている仕事のクオリティとはなんだろうか。
私たちの生活のクオリティはなんだろうか。
頭を冷やし冷静にそのクオリティを問うことは、我々にとってとても大切な気がする。