2009/05/30
"誰が"そうしたいのか
おはようございます。
雨が続いていますが、今日も朝から大学のグランドに行きます。
昨日は、ひとりのボランティアスタッフから先日の全体ミーティングでの僕からのプレゼンテーションについて、非常に重要なフィードバックをもらいました。
それは「組織のビジョンだけでなく、それに対するリーダー個人の想いを伝えることが重要」ということです。
これまで組織におけるリーダーの役割として、組織の明確なビジョンを描くことの必要性は実感とともに理解に至りましたが、「組織のビジョンを描くだけでは不十分」という意見でした。
その理由を尋ねると、彼女はこう答えました。
「組織にとってビジョンが不可欠なのは承知している。ただ、おそらくボランティアスタッフの多くは、少なくとも私個人は、組織のビジョンのためにというより、"誰が"それをやろうとしているのか、それが、最重要事項。」
なるほど。腹に落ちました。
組織のビジョンではなく、"誰が"そうしたいのか。誰の想い共感し、誰と共にそのプロセスを共有するのか。
"誰" の存在の大きさ。
こういう正直なフィードバックをもらえることは、本当に有難い。
組織のなかの誰に対してもオープンにフラットに意見を言い合える環境はシブヤ大学にとって最も重要なカルチャーのひとつです。
午後、日経ビジネスAssocieの取材を受けました。テーマは「学ぶことの大切さ」。
先日ブログにも書いた内田樹さんの言葉も参考に、自分なりの考えをお話しました。
7月7日発売だそうです。どのように纏めて頂けるか、楽しみです。
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