シブヤ大学
しごと課の授業

授業レポート:プロボノという働き方-プロボノ経験者のお話~日高さんの場合~



プロボノ経験者のお話~日高さんの場合~

日高さんとは、サービスグラントさんを通じて紹介していただき、今回の授業にいたる。
打ち合わせのときから、あまりプロボノによって何か変化したことについて聞けなかった。
ただ、日高さんの働き方や生き方について、触れることができました。

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きっかけは、「おもしろそう」。ただ、それだけ。
最初は、会社のチーム内で独自にNPOにコンタクトをとって仕事にしたりしていたのですが、あまりカタチにはならず、そんなときに同僚が、サービスグラントっていうのがあるよ。と教えてくれたので、入ってみることにしました。

わたしが関わったプロジェクトは、「日本アレルギー友の会」という団体のウェブサイトをリニューアルするというもの。正直なところ、最初は、医療系かあ、難しそうだなあ。という印象でした。
ウェブサイトのリニューアルというのが、今回の目的だったのですが、私自身は、主に紙媒体の広告コピーを書くという仕事をしているコピーライターなので、ウェブ制作の経験がほとんどありませんでした。
そんなこんなで、ウェブに関しては、まったく初心者なわけでしたが、コピーを書くのは本職なので、まあ、ちょっとは慣れています。
じんときた。なんて言われたりしました。直接こういう言葉を聞けるって、やっぱりうれしいなあと思います。余談ですが、そういえば、テレビにでたりしました。

そしてまた、ふつうの日々。
プロボノをやってみて、何か自分が変わったかなあ?と考えてみたのですが。新しい経験をしたので、その分得たものはいろいろあると思うんですけど。プロボノで人生変わりました!みたいなそういうものじゃないなあと思いました。仕事は仕事、趣味は趣味、プロボノはプロボノ。仕事での不満をプロボノで解消とか、プロボノが趣味になるとか、そういうことではないかんじがします。
別にここで、プロボノの勧誘をしろなんて頼まれてないんですけど。ここに来ているみなさんは、きっとプロボノに関心があるんだろうなあと思うので。もし、やってみようか迷っている人がいたら、やってみたらいいと思います。
と、人にすすめてみたところで。もし、またプロジェクトに参加しないか?と声がかかったら、わたしはやるかなあと。。どうでしょう?実際問題、けっこうハードな時期もあったりしたので。あれがもう一回あると大変だなあ。と思ったりもするのですが。
また違うメンバーで、違うNPOのお手伝いをする。っていうおもしろさに、また参加しちゃいそうな気はします。
んー。でもわかんないですね。そのとき趣味に熱中してるかもしれないし。もしかしたら大恋愛とかしてるかもしれないし。

プロボノって、ふつう。
で。最後にまとめると、プロボノって、ふつう。って感じでしょうか。人の役にたつとても意義のあることなんだ。とか、逆にちょっと偽善っぽいんじゃないの?とか、なにかわかりやすい目的を持って取り組むとか、そういう大げさなことじゃなくって。ちょっとやってみようかな。ってふつうの人がふつうにやってみる。そんなかんじでいいんじゃないかなあと。思っています。

おしまい。
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日高さんの話を聞いて、そして、またあらためてこのテキストを書いてみて、今回の授業の目的に自分の働き方、そして、生き方を考えると言えるな、という確信が持てました。


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