シブヤ大学は、
“見つける学び場”です。
シブヤ大学は、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催しているNPO法人です。
2006年の開校以来、開催した授業は1,400講座以上。これまでに36,000人以上が参加しています。
新着授業
誰でも参加できます!

【1泊2日】懐かしくて、新しい。森の京都で見つける、里山の暮らし@京都府綾部市

わたしとウクライナ Vol.2-①
〜週末はあたたかいウクライナ料理を〜
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わたしとウクライナ Vol.2-②
〜週末はあたたかいウクライナ料理を〜

誰もが働ける社会をつくる
ソーシャルファームを知って、考えて、動きたくなるワークショップ
【第1回】ソーシャルファームって何だろう?

渋谷で暮らしの井戸端会議

DEEP THINKING〜終わりなき思考に挑戦しよう〜

【ブックイベント選書会】悩む人と本好きさんとのアナログエンカウンター

【オンライン授業】デジタルが気候変動の原因に⁈「脱炭素×デジタル」を考えてみよう!

活動・起業を始めたキッカケに迫る vol.1
〜離婚後の子育て"共同養育”をサポートする「りむすび」代表の場合

はがし刷り版画ワークショップ~ワクワクのグリーティングカード作り

親子ひこうきヨガ
〜子どもの心と体を強くする〜

落語っておもしろい?
〜「いつか聞きたい」が「いま聞きたい」になる初めての一席
最新授業レポート
終了した授業の内容をお伝えします

朗読入門ワークショップ~みんな違って、みんないい!
この授業は募集開始2日目ですぐに締切になるほど人気だったそうです。まずは、30秒自己紹介。参加者が順番に前の人のタイムキーパーになって次々に自己紹介をしていきます。参加した動機について「今度孫が生まれたのでその子に読み聞かせをしたい。」「昔から朗読に興味を持っていたが、今回のような機会がなかった。」「実際に話す仕事についている。」など様々な話を聞けました。みなこれから始まる授業への期待が高まります。【第一部】「朗読入門講座」富田先生の指導で、アナウンスの基礎テキストを読みながら行います。「あえいうえおあお、かけきくけこかこ~」「寿限無、寿限無 五こうの擦り切れ~」「東京特許許可局長、急きょ今日許可却下」など言いにくい言葉、文章を先生に続いて唱和しました。毎日続けると滑舌が良くなり効果があるとのことです。北原白秋の「お祭り」を、拍子をとりながら順番に読むエクササイズは大いに盛り上がりました。第二部の前に、先生方4人による芥川龍之介「蜘蛛の糸」の朗読 「確か自分だけが助かろうとして主人公のところで糸がプッツンと切れるんだよな。教科書にのっていたなあぐらいに思っていたのですが、先生方4人による朗読は別世界でした。はっきりと伝わる優しい声。声だけなのに、お釈迦様、カンダタ、それぞれの場面、情景が浮かんできます。 【第二部】4グループに分かれテーマに応じて朗読体験1 ウサギさんチーム(前尾先生:テーマは情景、イメージを伝える。) まずは全員が初見で4人の先生も読んでくださった「蜘蛛の糸」の冒頭部分を読みました。 2回目はもっといろんなイメージを膨らませて読むことになりました。 映画の場面の様に、極楽の引きの風景から焦点がお釈迦様へと移り、次に蓮の花のアップへと場面が移り変わることを想像して読みます。また、お釈迦様の着ているお召し物をイメージして読みます。そうすると自然とテンポや間の取り方などが変わってきました。 「智恵子抄」ならば東京の空と安達太良山の空の違いを想像して読む(先生が実際に安達太良山に行った時の写真を見せていただきました。)また、「枕草子」ならば千年前の京都の四季を想像して読む。(標準語で読むよりは「枕草子」の時代に近いと思うのでと、先生が京都の訛りで「枕草子」を読んでくださいました。)その土地ならではの訛りを入れたりイメージをして読むことはとても大切なことだと教わりました。2 ゾウさんチーム(西村先生:ルーツからの発見) 先生が朗読で取り上げる作品は、ご自分の居住する名古屋市・岐阜市その間の一宮市に関係する作家や作品がほとんどだそうです。先生は、ご自身が作品を読む意味は「地元に根付いた素材へのこだわりにある」と考えているとのことです。 夥しい文学作品や読み物が出版されているわけですが、この中から作品を選ぶためには、住まいや勤務場所、馴染みのある場所にまつわる作品を選ぶとよいと教えていただきました。作品を読むにあたっても具体的にイメージし易いという利点があります。 先生から東京に根付く物語として4つの作品の紹介があり、各自この中から好きなものを読むことになりました。〇山本周五郎「柳橋物語」冒頭→東京都江東区・中央区(深川・人形町界隈)〇坂口安吾「風と光と二十の私と」→東京都世田谷区(下北沢方面)〇菅原克己「椎名町で会った人」→東京都豊島区~練馬区)〇菅原克己「金子堂のおばさん」→東京都小金井市 先生からまとめとして次のお話がありました。・朗読をするにあたり、声を出すということとともに、作品・素材を選ぶこと自体も表現のひとつになる。・地元に根付いた作品を捜すには、地元の図書館などのレファランス・サービスなどを利用したり、郷土作家のコーナーを覗いたりするといい。・皆さんのご自宅の本棚の隅に、思わぬ作品が眠っているかも?3 カメさんチーム(富田先生:テーマは思いとふれあいを大切に)・読み方には、目読、黙読、音読、朗読がある。・音読は言葉の係りをどこで切るのかを考え、意味合いを考え、自分が自分に伝える。・朗読には必ず相手がいる。一人以上の人がいる。人にいかに伝えるかだ。この場合、作者の想いを読み手がとらえて読む。(読み手が勝手にとらえてよい。)・ニュースは正確、公平、公正に指示のとおり読まねばならない。一方、朗読は、14人それぞれ違うものとなる〇ワーク:宮沢賢治「雨にも負けず」を教材にブロックごとに分けて、順番に読みました。 それぞれの表現がみんな違って。同じパートなのにこんなに違うものなかと驚きました。 次に同じ「雨にも負けず」を、今度は作曲家・雅楽師の東儀秀樹さんの曲に乗せて朗読してみました。すると、総じて読みやすく感じられ、みな1回目とは一味違う朗読となりました。 朗読には読む楽しみだけでなく、他の人の朗読を聴く楽しみもあります。 朗読とは、感じたことを自分らしく表現するものであり、ニュースとは違うことを教えていただきました。 4 リスさんチーム(髙先生:テーマは作品の世界を愛でる) まず、髙先生が谷川俊太郎の絵本「きらきら」を読み聞かせしました。 <感想>一つとして同じものがない雪の結晶の美しい写真と語りを通して「一気に想像の世界に誘われた(いざなわれた。)WORK1:『ことばのかたち』(おーなり由子作)をメンバーが一人ずつ声を出して朗読。それを聴いた後で隣の人が感想を言う。 <感想>同じ朗読を聴いても、人によって受けた印象が違うことに驚いたり感心したりしました。WORK2:夏目漱石の『吾輩は猫である』の冒頭部分を分担して読む。 髙先生から「自分なりの『猫』をイメージして読んでみよう。自分の色をだして!」と励まされた。 <感想> メンバーそれぞれの色が感じられて、より近くなった気がしました。授業を受ける前は、「朗読」とは、自分を”無”に近づけて、作者の想いをできるだけ伝えようとすることかなと漠然と思っていましたが、そうではなくて、自分の色が加わって自然に声に出るのだとワークを通して気づきました。また、「自分の声を好きになってください。」という先生の言葉が印象的でした。(授業レポート:にし・片山朱実・江藤俊哉)

死の学校(第6回) 「ゲームを通じて考える、人生における大切なこととは?」
■講師紹介〜アイスブレイク講師の市川様、李様より、ご紹介の後、参加者の皆さんとアイスブレイク。自己紹介と合わせて、今回の参加理由を伺いました。身近な人の死から関心を持たれた方や、職業柄参加された方など、理由はさまざま。 ■看護師が見る現場のリアル今回の講師 李様より看護師として見た体験談の講話。重い病気により、死と向き合うことになった患者の現場ケースをいくつかご紹介。死が刻一刻と迫る患者の希望と、患者を支える家族の理解のすれ違い。患者をケアする医療従事者と家族の要望、理解の温度差。患者本人と関わる人の立場、関係性の違いから、多くのすれ違いや軋轢が生じている現実を知りました。患者の希望と、実際の死の迎え方の一致は3割程という統計結果が、辛いと感じながらも印象に残りました。■ 「もしも」のことをグループで話すワークセッションもしばなゲームというカードを用いたグループワークもし自分の死が間近に迫っているとして、何を大切にしたいか。①36種類の希望から5つを選ぶ。②4人一組となって、それぞれが選んだ理由を順番に伝える。聞き手は思ったこと、感じたことをフィードバック。③次に、選んだ5つの内から、3つに絞って選ぶ。残した理由と、切り捨てた理由を順番に伝える。聞き手は思ったこと、感じたことをフィードバック。年齢、職業、性格、身近な体験、死に対しての想いを交えながら、それぞれの参加者が、死について核として考えている部分が浮き彫りになるのが印象的でした。またゲームを通して、少しだけ気持ちを軽くしながら、真剣に考えてみる良い機会となりました。■意見交換・質疑応答コーディネーター柴田さんのお話。死に対する考え・向き合い方は、その人の身近な体験、死に関わる職業などバックグランドが影響しているでは、というお話が印象に残りました。■総括自身の死や、迎え方について、今まで頭の片隅にあった抽象的な気持ちが、講話やゲームを通して、以前より具体的な考えになりました。重いテーマでも目を背けずに大切な人と話してみたり、あらためて死について考えるヒントになりました。 (レポート:守屋和茂、写真:片山朱実)

点字ブロック探検隊!
視覚に障害のある人たちは、どうやってまちを歩いているのだろう?そんな疑問を解消すべく、私たちは3つのチームに分かれて、恵比寿駅周辺の点字ブロックを辿りました。各チームに与えられた「ミッション」を達成できるかどうか、また、そこに至る過程でどんなことを発見したかをみんなで共有すると、様々なことが見えてきました。結論から言うと、全チーム、ミッション達成には困難、または不可能、という結果でした。以下、各チームを担当したシブヤ大学ボランティアスタッフがレポートします。ミッション①恵比寿JRから地下鉄に乗り換えるレポート:今井健登社会は障害で溢れています。先を急ぐ人の流れがバリアフリーの障害になっている事は知られていません。異なる視点で街を歩いて、最低限のレールしか敷かれていない移動の不便がよくわかりました。点字ブロックが施工される段階でユーザーの不便が考慮されていないのかもしれません。障害を乗り越えるために、「青ですよ。」のさり気ない一言が、一歩を踏み出す安心の起点になる事を学びました。ミッション②恵比寿駅でエスカレーターに乗るレポート:芳賀邦子目、耳、皮膚の感覚、手足を自分で動かせる私達が普段気にも留めずに生活している圏内にこんなにも多くの不便があるのだと、聴覚障害の方の目線に(ほんの少しだけ)沿って見てみたことで初めて気付くことができました。普段は、駅構内から外に出るたった数段の階段を、何の気無しに上っていた私達ですが「点字ブロック」というものを通じて「恵比寿駅の人の多さ」「その人の多さが視覚障害の人にとっての(歩く上での)障壁や妨げになること」などを改めて実感し、道ひとつに対するモノの見方が変わった瞬間/見方を変えた瞬間だった印象的な場所だったように思います。また、まち歩きのあと、「気になること、知りたいことがあっても、本やネットで調べても辿り着けない“解”がある。そんな時、こうして「人の経験」を通して情報や知識知恵、答えを得られるのはとても貴重で有難い。新しいことを教えてもらい情報共有することができた。自分で調べる手段を使っていたら知れなかった偶然の情報というものがある。こうした場があることは貴重だしとても有難い。」という話をしてくれた方もいました。私達のグループからは、「初めましての方と話し、互いの考えや時に異なる価値観を知ることができたのはとっても良かった!」という感想が、全員から出ていました♪ミッション③恵比寿のアトレでお茶休憩&トイレレポート:片山朱実ミッション達成ならずの理由は、①点字ブロックはアトレの入り口には繋がっておらず、何処から入れば良いのか分からない。②店内に入っても一切点字ブロックが無い。③エレベーター、エスカレーター、階段などの表示や音声ガイドが無い。④フロアの点字案内(何処にどんなお店があるのかトイレや非常口は何処かなど)が無い。そこで、インフォメーションの方に聞いてみました。視覚に障害のある人がひとりでカフェに行きたい場合、どういった対応をしているのでしょうか?「その場合はインフォメーションの者か防災センターの者が行きたい店舗までご案内させて頂き、その後はお店の方に引き継ぎます」お手洗いの場合は、例えば女性の方に男性の案内が付いた場合は中まで入れませんよね?その場合の対応はありますか?「その場合は多目的トイレをご案内致します」と言うお答えでした。インフォメーションの方とのやり取りを川口さんに伝えてみたところ、まず、インフォメーションを見つけられないそうです。たとえインフォメーションの方に案内して貰っても、多目的トイレは広すぎて、視覚障害者にはかえって使いづらいそうで、白杖を何処に置いたか分からなくなったりするそうです。川口さんによると、入り口が分からない問題は誰かに教えて貰うしか無いそうです。また、エレベーターは壁伝いに探してエレベーターのドアを見つけて手探りでボタンを探して押す、とのこと。何階にどんなお店が入っているのか分からない問題は、予め調べて行くしか無いそうです。トイレの入り口まで行けても、その後がどうなっているか分からない。人が並んでいるのかどうか、個室に入っても何が何処にあるのかも手探りで探すか教えて貰うしかない、一番分かりづらいのは流すためのスイッチだそうです。(これは見えてても分かりづらい事が多いですよね?)授業のあと、点字ブロックや点字の表示などに注意して歩く様になりました。大きな商業施設ではエレベーターや段差の無い床や手摺りなど整備されている所が多いですが、視覚障害者にとってはバリアだらけです。施設そのものに立ち入る事すら拒否されている感じがします。トイレに行くと言う最低限の欲求すら満たす事も難しい状況です。これはそもそも、建物を建てる状態から考えられていないと言う事だと思います。この前、重度の身体障害者で初めて芥川賞を受賞した市川沙央さんの記事をたまたま目にしたのですが「日本の身体障害者は大人しくて声を上げないから、いない事にされている」と言う様な事を仰っていて、今回の点字ブロックの件などを鑑みるにそうなんだろうなぁと言う思いを一層強くしました。今回の様な授業や取り組みは、実際に障害を持った方とお会いしてお話しすることで、意識を変える事が出来る良いキッカケになると思いました。(写真:今井健登・片山朱実)
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