シブヤ大学

シブヤ大学は、
“見つける学び場”です。

シブヤ大学は、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催しているNPO法人です。
2006年の開校以来、開催した授業は1,600講座以上。これまでに45,000人以上が参加しています。

シブヤ大学とは

最新授業レポート

終了した授業の内容をお伝えします

渋谷の空き地で自然観察!

今回は、渋谷区幡ヶ谷にある空き地での自然観察!!大都会の渋谷、幡ヶ谷社会教育会館裏にある空き地でどんな学びがあるのでしょうか?ということで、雲行きが怪しい中で皆さんが集合。小学生の子どもから大学生、地元の大人まで幅広い年齢層の参加者です。まず最初に空き地での植生遷移(植生環境の移り変わり)の説明。なんにもなく、手入れされていない空き地でも、植物が集まってきて、年月とともに段階的に別の種類へと移り変わっていくとのこと。色んな動物や虫、植物の種が集まりその場所の植生が形成され、動物や虫の死骸、枯れ葉などが土壌を豊かにし、次の世代の植物が育ちやすいような環境を作るとのこと。自然と助け合いながらみんなが成長しやすいような場所を作るってことなんでしょうか?私たちも見習わなくてはいけませんね〜そんななかで雑草は、環境の土台を整える重要な役割をしているとのこと。そんな雑草を見ていきました〜シロツメクサ、四葉のクローバーで有名な雑草ですが、実は日本に元来無かった植物!!帰化植物というらしいですが、意外と雑草にはこういった植物が多いとのこと。中には突然変異で5葉のクローバーもありますが、見つかるかな〜なんて話てたらすぐに参加者のかたが見つけてました!!凄い!!窒素を栄養にしてたり、一個一個が花になってる集合体だったりと色々な豆知識もありました。次はハルジオンとヒメジョオン。園芸で植えたものが飛んでって繁殖。一般的な植物に。見分け方としては、茎に白い髄が詰まっている方がヒメジョオンなので「姫は糞詰まり」なんて覚え方だそうです(笑)ススキの花、ガマ、通称猫じゃらし。逆に握ると毛虫みたいにニョキニョキ伸びる。普通に握ると引っ込んだりする遊びをしました。ふきのとう。花になる前に食べてしまう。(なんて残酷な……ブロッコリーも同じとのこと)また、土中で根を広げるため駆除するのが大変とのこと。ヘクソカズラ、名前の通りとても臭いから名付けられた雑草。みんなで嗅いでみたけど、自分的にはそんな臭くなかった……ペンペン草。草花遊びとして音を鳴らして遊ぶ草ですが、繁殖力が高いため家や土地が荒れ果てて全く何もない状態を「ペンペン草も生えない」と言われてるとのこと。タケニグサ。毒あり、意外と危険!!カタバミ、シュウ酸があり10円を擦りつけるとめちゃくちゃ綺麗になる!!みんな試してみたらみるみる綺麗になり、驚いていました。他にもツル植物は自分だけで生きていけないから他の植物に助けを求めるようツルを伸ばしたり……などなど、色んな雑草を見ていくと終了の時間になったので最後にみんなで感想タイム。「雑草なんて大人になって気にしたことなんて無かったけど、勉強になった」など参加者からの感想がありました。先生は、植物は多様でお互いに助け合う共生して環境を作っていくこと。また、植物だけでなく植物と虫も持ちつ持たれつつの関係で共生していく、奥が深い世界だと言っていました。我々人間も見習わなくてはいけないかも!?小学生の子どもは虫を採集したり、急遽、近くに住んでる外国人のかたも参加したりと和やかなほんわかしたムードで居心地の良い時間でした!!(レポート:豊田大河、写真:宮島洋人)

学びあいの場を一緒につくろう! 〜"問い”を見つけるワークショップ〜

渋谷のまちをキャンパスに、誰もが気軽に参加できる学びの場を運営してきたシブヤ大学は、今年で20周年を迎えます。時代とともに学びの場のかたちを変えながら、「いま自分たちがほしい場」をつくる活動を続けてきました。今年も、年度はじまりの4月に、これからのシブヤ大学を一緒につくっていくボランティアスタッフを募集するイベントを開催しました。イベント前半では、シブヤ大学の活動紹介や、実際に授業をつくってきたボランティアスタッフによる座談会を実施。普段はなかなか見えない、「授業はどう生まれるのか?」「なぜ関わり続けているのか?」といった裏側を、スタッフそれぞれの言葉でお話しました。後半は、「問い」を見つけるワークショップ。まずは、自分が最近気になっていることや興味のあること、モヤモヤしていることを書き出します。「これって、なんで気になるんだろう?」「そういえば、自分はこんなこと考えてたんだ」参加者同士で言葉を見せ合いながら話していくうちに、少しずつ、その人らしい関心や視点が見えてきます。グループを移動しながら対話を重ねると、「その発想はなかった!」「それ、もっと聞きたい!」という声も。印象的だったのは、“問いをつくること”以上に、“対話すること”そのものを楽しんでいる人が多かったことです。参加者の中には、生涯学習に関心のある方もいれば、「なんとなく面白そうだから来た」という方もいました。けれど、話し始めてみると、立場や年齢、住んでいる場所に関係なく、それぞれの興味が誰かの興味につながっていきます。シブヤ大学では、「今、自分が受けたい授業」を大切にしています。一人目の生徒としての"わたし"の興味や違和感、ちょっとした疑問が、授業になっていきます。今回のイベントでも、参加者のみなさんと一緒に過ごした時間そのものが、小さな学びの場になっていたように感じます。イベント終了後には、多くの方にボランティアスタッフ登録をしていただきました。今回生まれた問いや出会いが、これからどんな授業につながっていくのでしょうか?とっても楽しみです!(写真:鈴木夏奈、小林大祐)

物質の多様性~量子力学の世界~ リンゴは落ちるけど、電子はまわる??

物理学科出身の筆者にとって、この授業の企画案を最初に聞いたとき、量子力学をテーマにした市民向けの授業がいったいどのようなものになるのか、という強い興味を覚えました。と同時に、このテーマで実際どれだけの人が集まるのだろうという危惧も抱いていました。しかし蓋を開けてみれば、応募は抽選が必要なほどの盛況であり、また、出席予定者の全員が参加するという結果で、正直、驚かされたともに、物理に少し触れた者にとってうれしくもありました。集まった参加者の動機は多様で、「量子コンピューターに興味があるから」「量子という言葉を最近よく耳にするから」という直接的なものから、「以前、物理学を学んでいたから」「半導体メーカーに転職したので」「インスタで量子と人間関係の話題が出ていたから」というものまで様々でした。しかし共通していたのは、「最先端技術に深く関わる言葉でありながら、よくわからない。少し知ってみたい」という動機だったように思います。授業は、冒頭に井村先生が「いつでも質問してください」と述べられたこともあり、開始早々から質問が飛び出す展開となりました。量子力学を語るにはどうしても光量子仮説から入らざるを得ず、プランクの仮説や光電効果に触れるたびに、概念への疑問が次の疑問を呼ぶ連鎖が生まれました。当初予定されていた周期律や量子コンピューターの話は、前半のうちに原子模型の話題に触れるかどうかというところで時間を迎えることになりました。質問があちこちに飛び、いまどこにいるのかわからないような状態でしたが、それはある意味で、「重力の影響を受けず電磁気的な力によってぼわぁと広がる雲のように振る舞うミクロの世界の姿」と、どこか重なるようにも感じられました。休憩を挟んだ後半では、参加者が知りたいテーマを3つに絞り、Q&Aスタイルで授業を進める方針に切り替えられました。それでも概念に触れるたびに新たな疑問が重なる展開は続きましたが、井村先生は一つひとつの質問に真摯に向き合い、黒板を活用しながら丁寧に答えようとされていました。授業の終盤には、量子の応用としての量子コンピューターの原理にも触れ、「量子の世界は私たちの住む世界のすぐそばにある。スマホひとつとっても量子の振る舞いなくしては成り立たない」という言葉で締めくくられました。授業後、先生から「大学の講義では質問がなかなか来ないが、今回は冒頭から質問が飛んでくるスタイルになってよかった」というコメントもあり、双方向のやりとりが実現した手応えをお持ちだったようです。参加者アンケートでは、「ミクロの世界の入り口に立てた」「量子力学を身近に感じた」「量子コンピューターへの興味がわいた」など、肯定的な声が多く寄せられました。一方で、「内容が発散し、核心まで到達できなかった」「何をどこまで教えるのかを事前に整理してほしかった」「質問は最後にまとめて受ける形が望ましかった」という改善を求める声もありました。双方向のスタイルが思わぬ広がりや深掘りを生んだという評価と、進行の設計が十分でなかったという指摘が、同時に存在する結果となりました。個人的ですが、今回の授業を通じてあらためて感じたことがあります。ある学問領域では、当然のこととして扱う概念の背後には、必ずその領域固有の前提が埋め込まれているということです。たとえば「重ね合わせ」という概念は、物理領域では波の性質を前提として知っていれば自然と導かれるものですが、その前提がなければ「重ね合わせとはそもそも何か」という根本的な問い自体が最初の壁になります。つまり、概念を理解するための前提となる概念が別に存在しており、その前提が共有されていないと、説明が進むほど疑問が積み重なる構造になってしまいます。講義の中で触れられた、「マクロとミクロの違い」「決定論と確率論」「波でもあり粒でもある」といった対比概念についても、同じ構造を持っています。これらは量子力学の核心に近い対比概念ですが、それぞれの言葉の下に別の前提が潜んでいるため、言葉として印象には残っても、その先の本質へはなかなか踏み込めない。参加者のアンケートにあった「核心まで到達できなかった」というもどかしさの中には、まさにこの構造から来ている部分もあると感じました。自然科学は、理論と観察事実を行き来しながら語ることができる点で、市民向けの学びの場における教材として豊かな可能性を持っていると、個人的には思います。一方で、参加者間の前提知識の差をどう扱い、何を共通言語として共有するかを事前に設計することが、理解の深度を左右する重要な鍵となります。今回の授業が「扉を開けていただいた」時間であったとすれば、次回はその扉の先にある世界へ、一歩踏み込む設計ができるかもしれません。量子力学のなかでテーマをさらに絞った次回の開催を、今から楽しみにしています。(レポート:山口圭治(主筆)、宮本佳幸、内田雅文 写真:高倉栞、坪井香子、宮本佳幸)

コラボレーション

企業・自治体などとのコラボレーション事例

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興味のある授業を受けてみたり、ボランティアスタッフとして学ぶ場をつくったり、関わり方は人それぞれ。
あなたの参加をお待ちしています!