シブヤ大学

シブヤ大学は、
“見つける学び場”です。

シブヤ大学は、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催しているNPO法人です。
2006年の開校以来、開催した授業は1,400講座以上。これまでに36,000人以上が参加しています。

シブヤ大学とは

最新授業レポート

終了した授業の内容をお伝えします

【オンライン開催】 複数の居場所をつくること-兼業フットボーラーという生き方-

複数の活動場所を持つことで、どんな魅力、やりがい、苦労、葛藤があるのか?仕事やライフスタイルの作り方が変わってくるのではないか?シブヤを中心に活動している「TOKYO CITY F.C.」の方と一緒に考え、自分の中で腑に落ちる答えを見つける授業がスタートです。TOKYO CITY F.Cの概要やトークセッションを中心にレポートします。1-TOKYO CITY F.Cとは 渋谷を中心に活動するサッカーチーム。サッカーを通じての出会いを広げていくため、サッカーを活用したイベントを開催したり、渋谷の街に対する地域活動も行う。また兼業をしながら活動に関わる「兼業フットボーラー」としてのあり方を歓迎し、様々な関わり方ができることもチームの特徴である。目指すは、「ワクワクし続ける渋谷をフットボールで」。兼業フットボーラーとして活動する意義とは社会人になってからでも「利害関係のない人」と出会えること、とお話しされていました。2-複数の居場所を深めることについて――仕事でもなく、趣味でもなく、なんとなく活動してみたいという人もいると思うが  兼業をしようとしたきっかけなど教えてほしい。〇今までサッカーをしてきたので、生活の中にサッカーが無いのがあまり考えられない。自然とサッカーをするという流れができた。その中で、複数やっているとどちらとも言い訳にしてはいけない。仕事の時に、「サッカーで疲れた」と言うことや早く帰るときもサッカーを言い訳にしない。仕事のパフィーマンスが落ちた場合、サッカーやっているからなど言われたくないような仕事のやり方、意識をするようにしていた。〇人生の中でサッカーが軸となっていた。サッカーを通じて恩返しをしたいという思い、モチベーションになって、兼業ができている。――仕事、本業、兼業というのをどのように考えているのか?〇仕事が第一、サッカーはあくまでも趣味。ただし、自分の投資として考えている。サッカーを行って仕事に悪影響が出るなら、やらないほうがいいと思っている。ただし、サッカーをやっていることにより人としての幅が広がり、他の人とのトークの材料につながる。〇本業は一番大事と思いつつ、完全に割り切っているわけではない。TOKYOCITY F.Cは実験の場と考えて、仕事の中で上司を説得できずできなかったことや、スキルを身に着けても生かせる場所がないなど、本業とリンクさせてやりたいことを実践する場として考えている。――体力的、精神的にきつくても本業と兼業やり続けられるものは何か?〇やっていて自分に意味のあるものだからやっている。メリットとは言えないが、サッカーをやり続ける意義がある。――これから、より複数の居場所を持つこと。一つの組織だけだと不安、チャレンジしてみたいという人は増えてくる。今後はどのような事を考えているか?〇これまで、本業+TOKYOCITY F.Cを行っているが、もっと複数の居場所を持つことにポジティブに考えている。テクノロジーやアートの分野に興味がある。本業では企画を作る立場なので、フットボールと掛け合わせて複数の居場所を作っていきたい。(スタッフ畑間さん)〇転職が当たり前、いろいろな生き方をする時代になっている。今自分が最大限できる楽しい事、意味のあることを120%やった後の先に何があるのかを考えている。そうやって生きてきた中で点と点がつながったりもするので、大事なのは今だと思っている。(野村選手)――最後に伝えたいことは。〇どの組織にいたとしても、どんな「人」とどんな「事」をすることは、ものすごく大事だと思う。これからTOKYOCITY F.Cでどんどん面白いことを行っていきたい。3-まとめ終身雇用が崩壊し、転職が当たり前の時代になった昨今。個人が持っている価値観で組織を跨ぐ、複数の組織に所属し、できることをやってみることが自分自身を高めることにつながると思います。この授業を通じて1つの組織に長くいることで世の中の流れに取り残されるより、様々な人、組織、モノ、コトとクロスすることで、自分に無いものを見つけられるようになるきっかけになったと思います。(レポート:小林義隆)

【オンライン開催】 自然(じねん)に生きる 〜循環型の社会創造〜vol.03 自然体な身体。自分の心と体の繋がりを感じてみる

自然(じねん)に生きる~循環型の社会創造第三回は「自然体な身体。自分の心と体の繋がりを感じてみる授業」です。自分自身が存在として自然体とはどういうことか?について考えていきます。ところでみなさんは、1日に何時間ネットの情報にふれていますか?コロナ禍になってから増えたという方も多いのではないでしょうか。(ちなみに私は毎夕、東京都の感染者数を調べる習慣がついてしまいました…。)では、自分の体に向き合う時間はどれくらいとれているでしょうか?講師を務めていただく有本匡男さんいわく、「自分についての情報は、ネットを調べても出てこない。だから体感覚をつくることが大事。」刻々と変化する社会でマスメディアの力は巨大ですが、マスはあくまでたくさんの人という意味。自分が今どこにいるのか、どこを向いているのかがわからないままでは、自分にとって意味のない情報に振り回されるだけになります。そこで今回は、3つのキーワードで自然体な自分を考えていきます。①生い立ち②擬似的な死③陰陽(太極図)①生い立ち有本先生が子供の頃から強く思っていたのは「死にたくない」ということでした。その後、家庭環境の変化や、理屈では言い表せないような特殊な経験などを経て、ホリスティック医学にたどり着きます。そこには、見えるもの(ボディ)と見えないもの(スピリット)の全体的な健康観があり、死も意味のあるものととらえられるようになったそうです。②擬似的な死擬似的な死とは固定概念が壊れる時です。具体的には失敗や病気、これらは一般的には否定的なイメージですが、乗り越えることで自分の視点がバージョンアップされていきます。先生が紹介された、病床で禅を学んだ方が「いってきます!」という心持ちで最期を迎える、というエピソードはその最たるもののようです。③陰陽(太極図)風水などでおなじみの太極図。なにに見えるか生徒のみなさんに聞いてみました。・黒い魚と白い魚・見つめていると表裏がくるくると入れ替わりそう・男性女性などなど、対局するものを表しているようで一体にも見える意見が多かったです。これはあながち間違いではなく、世界のすべてが陰陽を包括しているのだとか。人の性格にも、モノにも、組織や社会にも陰陽があるそうです。なので①生い立ちや②疑似的な死を理解することが自分の陰陽を知ることにつながり、しいては環境と自分の関係性を理解することにつながるようです。授業の終盤には陰陽を意識した呼吸のワークも行いました。頭のてっぺんと地球を軸に吐く方向を変えながら、みんなで心と体を整えました。全体を通して抽象的で伸縮を繰り返していた先生のお話から、生徒のみなさんはそれぞれに生活の気づきを得たようで、授業後もご自身の経験についての質問が多く出ました。自分自身のことはよく知っていると思い込みがちですが、立ち止まってその時々の視点で見つめ直すことも大事にしていきたいですね。(授業レポート:槇歩美)

【オンライン開催】 自然(じねん)に生きる 〜循環型の社会創造〜vol.02 自然体な組織。生命体のような人の繋がりを考えてみる

(授業レポート:浜中香織)山奥で、自給自足をしてみんなで昔ながらの暮らしをする・・・ということを授業タイトルで想像した方、私も最初はそうでした笑。今回の授業の先生は組織において「役職廃止」「給与・財務諸表全て公開」「働く時間・場所は自由」など管理しないマネジメントを実践してきた、自然(じねん)経営研究会の代表理事でもある武井浩三さん。自然=豊かな環境、などを意味するのではなく、自然のように変化し続けるという意味で「自然(じねん)経営」を提唱されています。何よりも、生命体のような組織はITぬきでは作れないと断言されていたのでテクノロジーを否定する話とは全く違いました。。初授業・初レポート係として参加させて頂いた私は、1つの話題から次々に新しい言葉・データ・ものの見方・体験が出てくる武井さんの話に「頭の中まで自立分散型・・・!」と思わずにいられませんでした。(多形構造、ともいうそうです)必死でメモを残して、なかでも強く心に響いた点をレポートにさせて頂ます。お客さんが幸せで、仲間(同僚)は不幸 それでは意味がない武井さんが22歳で初めて起業し、挫折したときに感じたこと。大手企業や大学を辞めてまで起業を手伝ってくれた仲間に対しての複雑な思いを抱えているとき、リカルド・セムラーの「奇跡の経営」という本に出会い、自立分散型経営の取り組みを進めていくようになったそうです。世の中では「会社」のために経営があるけれど、そもそも個人の集合体が組織なのに、組織が個人を殺してしまう(最たるものは過労やうつ病での自殺など)なんて本末転倒。人間はもともとみんな平等で、上司や部下なんてない。仕事を通して、お互いに自己実現をするだけなんだ、と感じているという話には、参加者の方も、沢山うなずいていました。関わるもの全てに貢献することが企業の使命という考えは誰も否定できないのではと私も感じました。さらには、そもそも日本のシステム(法律)自体に問題があり、労働者(個人)vs資本家(経営者、会社)が前提で法律が考えられているという話には、世の中に対する見方が大きく変えられました。いい会社でいることを一番邪魔するのは「社会」だというお話は、とても大きな気付きでした。理念とはただの言葉、仕事を続けていくことが究極の目的私は恥ずかしながらティール組織、という言葉をちょうど1ヶ月前くらいに知った程度の知識でした。でも、10年弱会社で働いて感じた悩みや苦労を考えると、武井さんが提唱されている自然経営に憧れざるを得ませんでした。情報の「透明性」 力の「流動性」 境界の「開放性」重要なこの3本柱を具体的にいうと、給与や財務諸表を全て公開にする。役職や肩書きをつくらず、フラットな関係をつくる。副業や起業を推奨する。特に「流動性」ということでいえば、固定化した理念はなく、経営計画も流動的にするということでした。私にとって"会社”の概念ではあり得ないことでしたが、つきつめれば仕事をすることが大切なんだというお話にとても納得できました。会社で働いていればほとんどの人が触れる経営理念とか、なんならノルマとか、そのために仕事をするんじゃないってことですよね。この10年で世界のあらゆる枠組みが変わる 後半のスライドで武井さんがお話してくれたのは、社会のパラダイム変革期がきているということ。「組織・社会」のための「個」→「個」のための「組織・社会」という考え方に変わる過渡期で混乱はあるけれど、教育・働き方・起業・政治全てがほぼ同時に変わっていくということでした。参加者から「自然経営を行っていくには教育根本から自分で考える力、間違えてもいい、正解などないという価値観を養って行った方がいいのでは」というチャットからの意見に対し、武井さんも、その通りで、イエナプランやシュタイナー、サドベリースクールなど様々新しい取り組みがあるが、オルタナティブ(代替)教育じゃない、こっちが主流なんだと応えていました。私もちょうど教育に興味をもち、不登校のこどもや保護者が取り組む学びの豊かさを知って驚いていたところだったので、これから、教育も大きく変わることになるんだと実感しました。コロナ禍で、自分の価値観や考え方を見直した方も多いと思います。自分の仕事について、もっといい在り方があるのではないかと新しい発見をした方もいるのではないでしょうか。今を生きる一人一人が、この変革の担い手になれるということですよね。組織がうまく動かないとき 禁じ手だけど「人をかえる」のもアリ「会社のチームでメンバーから活発な意見を聞きたくても、結局2人しか発言がないことがあり、他の人も話しやすい環境つくりはどうすればいいと思うか」参加者からの最後の質問です。武井さんからは、まずは3本柱を実践したうえで、コンテクスト(例えば職歴、性別など)の違いはあるのでファシリテーションスキルでカバーすることもできる、との応え。そしてとどめとして、「人をかえる」のお話がありました。質問者も驚いていましたが、組織自体も循環があっていい、自分にあっていない仕事をしている人がうまくいっていないのであれば、そのコストはお客か株主が負担している、という話に私も納得しました。離職率が高い会社が悪いわけではない、辞めやすい環境も大切ということです。生命体のような組織、というのはここも重要なポイントなんですね。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとてもここに書き切れないほど、沢山の興味深い話があったのですが、気になる方は著作やブログなどもチェックしてみてください!今回、武井さんのお話と参加者からの質問で大変盛り上がり(ほとんどの質問に答えて頂きました)、準備されていたワークショップができなかったので、続編が期待されています。お酒を飲みながら、お子さんに「おやすみなさい」といいながら、豊富な知識を届けてくださる武井さんにお会いしたい方はぜひご参加ください。進行役からの最後の投げかけである「自分のコミュニティーで実践できるファーストステップ」を、私も続編までに考えたいと思います。(会社だけでなく、団体、地域、学校などあらゆる組織で実践できるそうです!)

サークル

シブヤ大学で知りあった仲間と学ぶ自主活動

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