シブヤ大学は、
“見つける学び場”です。
シブヤ大学は、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催しているNPO法人です。
2006年の開校以来、開催した授業は1,600講座以上。これまでに45,000人以上が参加しています。
新着授業
誰でも参加できます!
誰もが働ける社会をつくる
ソーシャルファームを知って、考えて、動きたくなるワークショップ 2025
第4回 関西のソーシャルファーム実践者と話してみよう!
自分の指、大切なひとの「指」を作って、愛でよう。
指キーホルダーづくり & 知ってる?エピテーゼのこと
語り継ぐ力
― 被爆体験と伝承の対話ワークショップ
いまさらですが「KY(ケーワイ)」のすすめ
~新聞が空気を読まない理由とは~
劇場の裏側をのぞいてみよう!
~恵比寿・エコー劇場バックステージツアー~
ぐっとあっぷガヤのみなさんと歩く幡ヶ谷
最新授業レポート
終了した授業の内容をお伝えします
ぐっとあっぷガヤのみなさんと歩く幡ヶ谷
幡ヶ谷は、普段訪れる機会がほとんどなく、「どんな街なのだろう」という興味があり、この企画のボランティアスタッフに手を挙げました。街歩きは、ただ歩くだけではなく、地域の魅力を再発見する機会であり、さらに、ぐっとあっぷガヤメンバーと一緒に歩くことで、普段とは違う視点で街を感じられるだろうと期待していました。まず、授業の冒頭で、ぐっとあっぷガヤメンバーの自己紹介や参加メンバーの自己紹介などを行った後、簡単な説明を受けて、街歩きがスタート。今回は、2つのチームに分かれました。1つは、きょうこさん&よしえさんが先導する幡ヶ谷駅方面。もう1つは、くまちゃん&みーちゃんが先導する初台方面チームです。幡ヶ谷方面の、きょうこさん&よしえさんチーム、最初の目的地は近所のファミレスです。入り口につながるのは長く急な階段。一方、エレベーターは狭く、車椅子で乗り込むのは大変そうです。「ちょっと入るのが怖いかも」という声。近くの別のファミレスに至っては階段しかありません。「車椅子の人は入れないんですよね…」と、よしえさん。駅の改札にも立ち寄り、バリアフリーの視点で気になるところを写真に収めていきます。 こちらのチームの最終目的地は、最近新しくできた公共施設。スタート地点からはちょっと遠くて道も複雑ですが、きょうこさんは最近まで住んでいた地元ということで、地図を見ることなく、迷わずスイスイ進んで案内してくれます。「すごい!」「頼りになる!」と言われながら、ある銭湯の前へ。「ここは昔よく行ったんですよ〜」と銭湯の前でピース。写真に撮ろうとすると、後ろから「あれ?きょうこちゃん!」と声が。ばったりお友達に遭遇しました!銭湯を後にした道中も「あら、こんにちは〜!」と別のお友達とすれ違う。地元ならではの微笑ましい光景でした。一方、初台方面のくまちゃん&みーちゃんチーム、最初の目的地は本町図書館。みーちゃんの案内で住宅街を抜けると、小さな図書館が現れました。外観はシンプルで、地域に根ざした雰囲気が漂っていると感じました。ここでは、みーちゃんから、渋谷区では図書カードをスマホで登録できるということ。参加者の間でも「便利だね」という声が上がりました。 次の目的地へ。都会では珍しいこんにゃく屋さんの前を通りました。残念ながらお店は閉まっていましたが、近づくとほんのり漂うこんにゃくの香りが印象的でした。こうした小さな発見が、街歩きならではの楽しみだと感じました。さらに歩を進め、オペラシティへ。ここにあるコーヒーショップの前で、くまちゃんがエピソードを紹介してくれました。くまちゃんにとって、オペラシティ内にあるその店は、「気持ちを落ち着かせる場所」だそうです。仕事でいやなことがあった時など気分を切り替えたいときに立ち寄り、コーヒーを飲みながら一息つく場所だそうです。くまちゃんの仕事場も訪れたあと、次はケアステーション本町へ。その途中、みーちゃんがよく行くという回転寿司屋の前で、参加者全員で記念撮影をしました。ちょっとした寄り道ですが、こうした場面が街歩きの楽しさをさらに深めてくれます。ケアステーション本町では、足湯が楽しめるとのことでしたが、時間の都合で今回はスキップ。その後、幡ヶ谷社会教育館へ戻り、街歩きは終了しました。探索中は、ぐっとあっぷガヤメンバーと参加者が自然にコミュニケーションを取りながら進みました。ぐっとあっぷガヤメンバーからは、街に関する情報の他に、メンバーのちょっとしたエピソードも紹介され、それが参加者との密なコミュニケーションが生まれた理由なのかな、と感じました。さらに、社会教育会館に戻った後、探索の振り返りとして、参加者とぐっとあっぷガヤメンバーが協働で「気づきマップ」を作成しました。探索中の会話を思い出しながら、それぞれが感じたことや印象に残った場所を自由に書き込みました。個々の視点が集まり、一枚のマップを、まさに“ガヤガヤ”しながらまとめていく過程は、とても興味深いものでした。こうした振り返りを通じて、街歩きが単なる移動ではなく、学びや発見の積み重ねであることも実感しました。 授業の締めくくりは、今回の企画づくりに関わった上智大学の笠原先生から「インクルーシブリサーチ」の紹介もありました。インクルーシブリサーチとは、研究のプロセスに障がいのある人や多様な背景を持つ人々を積極的に参加させ、共に考え、共に作り上げるアプローチです。従来の「研究者が一方的に調査する」形ではなく、当事者の視点を取り入れることで、より現実に即した知見を得ることができます。今回の街歩きも、その考え方に基づいており、ぐっとあっぷガヤメンバーが主体的に企画に関わったこと自体がインクルーシブリサーチの実践例だと感じました。ただ、このような研究は、日本ではまだ少ないとも紹介されました。このことから、知的障がい者の活動支援に関する研究は、まだまだ福祉分野が中心であるという印象を受けました。最後に、個人的な感想となりますが、今回、短い時間ですが、初台を探索して感じたことは、住宅街の中に公共施設が点在する構造となっており、街になじみのない人には、公共施設が分かりにくい場所にある、という事です。案内の看板も、町の雰囲気に合わせた小さなものが多く、初心者にはやや不親切に感じました。ただ、これは、裏を返すとこの周辺にある公共施設が地域に密着したものである、ということを示しているのかな、と感じました。 (レポート&写真:山口圭治、写真:吉川真以)
韓国・江華島で自分と世界を再発見する旅 〜ひとときの島ーチャムシソム(잠시섬)で過ごす3日間〜
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「料亭三長」を五感で体感〜味覚編
渋谷、円山町の一画にある料亭「三長」で出汁を学ぶという贅沢な授業、木造数寄屋造りの日本家屋。授業が行われたのは畳の香りのする非日常な空間。足を踏み入れた瞬間から、東京にいること、ましては渋谷にいることを忘れてしまうような感覚に。「三長に来たことがなかった」という参加者が多く、普段入ることのできない空間に授業が始まる前から掛け軸や装飾みて楽まれているように感じました。■料亭三長の歴史料亭三長 三代目主人の髙橋千善さんより、三長の歴史のお話から授業は始まりました。1912年芝居小屋からはじまり、芝居小屋兼映画館に隣接した「三長料理店」そののち現在の料亭三長になったという長い歴史があります。料亭三長は昭和26年(1951年)に創業。戦後の焼け野原からお店をつくり、当時の円山町は花街で、沢山の料亭があり芸者さんと一緒に渋谷の街を賑わらせていたそうです。今でも芸者さんとのお遊び、和芸(踊り・三味線・小唄など)の日本文化も体験できる料亭。2025年夏から秋にかけての修繕工事後のリニューアルオープン。実際の工事の様子もスライドで説明していただきました。工事の際、今回天井に新しくwifiアンテナが設置されたのみで、天井・柱などの造りは当時のままだそうです。髙橋さんの話を聞きながら、参加者の方は、天井や照明、床の間の掛け軸をご覧になっていました。■出汁のお話三長の歴史を学んだ後は、円山町わだつみ料理長 寺島孝保さんから「出汁」の授業へ。円山町わだつみは、料亭三長の奥座敷に2012年に開業。和モダンな空間で、テーブル席と、料理長と話しながら食事ができるカウンターもあります。寺島さんは小学生の頃に料理の鉄人のテレビを見て、料理人の包丁さばき、所作に憧れて、料理人の道を目指されました。高校を卒業して専門学校に入り、伊豆の旅館に就職。旅館の名前はおっしゃっていませんでしたが、星3つをとった旅館だそうです。「料理をつくり、その反応を直接見たり聞きたい」「美味しいと思うのは人それぞれ。お客様の美味しいと思う料理を追求したい」という思いで、わだつみで働くことにしたとのこと。「洋食では出汁を〈とる〉といいますが、和食では出汁を〈ひく〉といいます」「食材のうま味を〈ひきだす〉、その後も出汁の食材(昆布や鰹節など)が料理の一品に使えるのも、和食の良さです」と寺島さん。出汁の種類の一覧表が配られ、「こんなにも出汁は種類がいっぱいあるんだ」と驚いている参加者も。メーカー、食材の産地によって、味は異なるので、自分好みの出汁を選ぶのも大切。昆布は夏の季節の高温は問題ないが、湿気が多いとカビが出るので湿度に気を付けること。鰹節は高い温度だと酸化して風味が落ちるので冷暗所で保管、封を開けたら早めに使い切ることなど、保管のポイントも教えてくださりました。「洋の食材も出汁で使いますか?」という参加者からの質問があり、洋の食材を合わせて出汁にすることもあるそうです。おすすめは、「セロリ、人参、大根」セロリのようにクセのあるものを使うと意外と美味しい出汁になるそうです、市販の出汁調味料も美味しいので、そこに鰹節や昆布をプラスして、より美味しくするのもおすすめ、とのこと。■3種飲み比べ鰹節、昆布+椎茸、シークレット(しじみ)の三種の出汁の飲み比べをしました。しじみはクイズ形式だったのでテーブルごとに、何の出汁なのかを、参加者同士でお話しながら推理。3種を合わせ出汁にされた方も!出汁の美味しさと温かさ、染み渡りました。 ■和食の魅力「和食は日本で生まれているが、海外でその地にアレンジされても「和食」と言われています。洋の食材を使っても和食として成り立ち、ワインと合う和食もある。進化、変化できる唯一の料理なのでは。」という寺島さんの言葉に、日本人が柔軟に環境に合わせていくことができるのも、和食につながっているのではないかと感じました。■お酒×出汁寺島さんおすすめ、出汁のお酒①麦焼酎/米焼酎に、昆布3㎝×3㎝をいれて、お湯割りに(芋焼酎は味が喧嘩してしまうようです)②日本酒に昆布をいれて料理に使う時も、お酒に入れる時も昆布はお酒か水で湿らせたキッチンペーパーで軽く表面を拭き、それを乾燥させてから使うと、よりうま味が増すそうです。 ■参加者からの感想・ちゃんと出汁を「味わう」ことができた。・出汁の種類の豊富さに驚いた。・出汁の奥深さ、料理するのが楽しみになった。・お酒の飲み方のレパートリー増えた。・蛍光灯の下ではなく、料亭の空間で、あたたかい照明の中で学べて、出汁を味わえてよかった。・めんつゆ、出汁パックしか使ってなかったけれど、出汁をひくところからチャレンジしたい。授業始めの自己紹介の時は、非日常の空間に少し緊張した雰囲気でしたが、最後の感想の一言ずつ発表している時は、和やかになっていました。「目で見て、香りを感じ、味を味わうこと」で人は美味しいと感じるようで、寺島さんの「足しすぎてもだめ、少なすぎてもだめ、みんなに美味しいと思ってもらう料理を追求していきたい」という言葉が印象的でした。そのような気持ちがこめられた料理を食べたい。円山町わだつみ、ランチは手頃な価格で提供されているそうなのでまずはランチに、近々行きたいと思います。ご参加いただいた皆様、料亭三長さん、円山町わだつみさん、ありがとうございました!(レポート:なつこ、写真:大谷蓮壽、高橋ゆめ)
コラボレーション
企業・自治体などとのコラボレーション事例
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