シブヤ大学は、
“見つける学び場”です。
シブヤ大学は、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催しているNPO法人です。
2006年の開校以来、開催した授業は1,600講座以上。これまでに45,000人以上が参加しています。
新着授業
誰でも参加できます!
学びあいの場を一緒につくろう!
〜"問い”を見つけるワークショップ〜
物質の多様性~量子力学の世界~
リンゴは落ちるけど、電子はまわる??
あったらいいな、こんな図書館
~図書館の新しい使い方を考える~
都市で立ち止まる3日間
〜日韓共同チャムシソム in 渋谷〜
「今夜は、無礼講。2026」~お座敷あそびは奥が深い!
「問い」と「解」について考える
~なぜパズルにハマるのでしょう?~
最新授業レポート
終了した授業の内容をお伝えします
あったらいいな、こんな図書館 ~図書館の新しい使い方を考える~
図書館をめぐる授業は満席で、教室中がにぎやかな2時間半になりました。参加されたのは本好きさん、専門家の司書とその卵さん、新しい図書館に興味ある方、図書館という空間の愛好者、図書館をもっとよくしたい人などなど、バックグラウンドも、年齢、性別も多様な24人でした。講師の野末先生は、新しい図書館像を探る日本の図書館学の第一人者。図書館が変わっていく姿に驚かされた授業は、図書館の“いろは”の確認から始まりました。まずは、図書館と本の現状確認。今や、図書館に全く行かない人や、本を全く読まない人が増え、年代によっては過半数になっているそうです。一方で、司書の資格を取る人は年に一万人もいるそうです、日本の地方自治体の正規の司書職の募集は年に100人ほどですが、大学図書館やサポート職などを加えると採用はもっと多く、司書はけっこう身近な職業かもしれません。図書館って、何のためにあるのだろう?文化や知識を共有する場が図書館の基本機能です。今の本と昔の本、その両方を集め、昔と今をつなぐ「文化と知識の記憶装置」であり、私たちが今抱える問題を考え、自分の選択を決めるための判断材料にアクセスする場が、図書館です。アメリカでは、アクセスを保障するため、図書館が文字を読めるように教えたり、インターネットにアクセスするサポートをしたり、情報を得る方法を教えたりしています。図書館の役割とは?本が多ければ多いほど、よい図書館というわけではありません! その図書館を使う人にとって必要な本を集め(選書)、読みやすいように整理し(整理)、本が傷めば直して保存し(保存)、提供する(提供)。これが図書館の基本的な4つの役割です。対象は本だけでなく、新聞、雑誌、漫画、アニメ、映画、ゲームも含みます。国立国会図書館は例外で、日本で唯一、日本で出版されたすべての本を集め、保存する役割を果たしています。図書館はどこにある?学校図書館、大学図書館、地域の公共図書館、そして企業や役所の資料室などの専門図書館の4つのブループに分けられますが、今日の主役は公共図書館。公共図書館は、市区町村の図書館と都道府県の図書館があります。市区町村図書館は、身近にあって、たとえば小説を読む、子どもと絵本を読む、そんな図書館です。以前は「半径徒歩10分圏内にひとつ図書館がある」のが理想とされていたのですが、最近は図書館が集約され、数が減る傾向があります。一方、都道府県の図書館は、専門的な本もカバーして、調べものに役立つ図書館です。図書館にはどんなサービスがあるの?主に3つのサービスがあります。まず、みんなが知っている、その場で本を読んだり、借りたりする、貸出・閲覧。資料や情報について相談にのってくれるのがレファレンスサービスで、他の図書館の本の情報も集め、借りてもくれます。イベントを企画・主催したり、場所を提供したりすることもあります。ここで、みんながどう図書館を使っているか、参加者がオンライン投票をしました。図書館をよく使う人が10人、けっこう使う人が10人、ほとんど行かない人が7人(投票にはスタッフも参加)、この授業の参加者は、圧倒的に図書館に縁がある人が多かったです。参加者の図書館の使い方も多彩で、本を借りたり読んだり、勉強に行ったり、仕事の資料を集めたり、オンライン検索をしたり、カフェでくつろいだり、ゆっくり休む場だったり。多様な使い方が投票されました。「賑やかな図書館」と、「場としての図書館」札幌市図書・情報館と那須塩原市図書館みるるを映像教材で紹介してもらいました。広々としたみるるの館内は、真中が通路にもなっていて人が行きかい、ゆったり並んだ書架には表紙が見えるように本が並べられ、カフェも充実しているそうです。図書館もどんどん変わっている、その最前線の一例です!シリーズ 図書館のビジョン第1巻 札幌市図書・情報館第3巻 那須塩原市図書館 みるるグループワーク「“図書館活用レシピ”を考えよう」ここからは、みんなの考える「こんな図書館があったらいいな」のアイディア協働作業に入りました。①まず、ひとりで考える。②つぎに、グループにアイディアを共有する。それぞれの案を紹介したら、聞いているみんながさらにアイディアを足していく。耳に届いたアイディアを拾うと…・本のビジネスを広げる図書館。ビジコンの場でもいいし、夜も開いている。・図書館のスペースを貸して、借りた人が好きな本だけ並べる、個性がならぶ図書館。・保育士がいて、活発だったり、動きまわりたい子どもも楽めるサポートがある図書館。・キッチンがあって、レシピ本を見て実際に作れる図書館。・動物園と連携して、動物を見てから動物について調べるのが楽しい図書館。➂それぞれのアイディアを共有した後で、机の上に広げた白い模造紙に、みんなの妄想図書館の見取り図を書き込む作業が始まりました。教室の4つのグループごとに、それぞれに夢の図書館の見取り図を描き始めました。「真ん中はなんだろう?「サウナと木をど真ん中におく?「動物園と温泉?和室にキッチン。子ども食堂に、学校に行けない子どもたちの集まる場。ジムに、カフェに、ワインバー。あれ、本を置くスペースが足りない!などなど、笑いを交えながら、にぎやかにアイディアが飛び交っていました。4つのテーブルの案は、それぞれにずいぶん違います。「図書館は今、日本中で建て替えラッシュです。そして新しい図書館のほとんどが、複合施設として生まれ変わり、なかにはホテルやレストランと一緒になったところもあります。図書館はいま、市民の活動の場へと進化しています。この授業で生まれたアイディアが、どこかで採用されるチャンスもあります!」と野末先生の応援もあって、みんなの議論は伯仲し、集中して真剣になってきました。④最後に各グループの図書館見取り図の紹介です。前に出て模造紙を広げて説明します。駅に隣接した広々とした図書館は、動物園から、農園、キャンプ場、キッチンもあって、この施設に一度入ったら、楽しすぎて帰れない、アミューズメント複合施設。真中が通り抜けられる木とサウナがある図書館は、老若男女がそれぞれに居場所があって、しかも交流して楽しめる場所。左がお酒、右がおやつのコーナー。仕事をしたい人ものんびりしたい年配の方もいて、カップル向けスペースもある。そしてキッチンで一緒に食べられるといいな、という図書館。24時間開いていて、子どもが入りたい図書館と、大人向けの図書館が分かれていて、間の長い通路にお店(マルシェ)がならぶ図書館。子どもの図書館には、絵本や駄菓子やハンモックや手作りイベント、自習室があって、大人の図書館にはコーワーキングスペース、ブランド比較や着比べができる服の図書館、そしてワインバー。駅に近くて、真中に子ども食堂とイベントスペース。周りに図書館があって、世界の方が泊まるホテルもあって、図書館で交流できる。子どもの職業体験ができる場があり、奥には世界の図書館を見てAI翻訳で読めるVRコーナー。そして市民が借りて自分好みの本をならべる市民シェア本棚もあり、最後はゆっくりくつろげるマッサージコーナーも。みんなの感想は、「静かに本を読む場」でなくちゃいけないという古い図書館のイメージにとらわれず、自由にいろいろな人が来て交流できる図書館があるといいね。本を読むのと賑やかに楽しむのが「いい感じ」にバランスがある図書館がいいな、と意見がならびました。野末先生からは、「みんなの意見がすごくよくて、ここで出た図書館のアイディアのいくつかは、いつか、どこかで、きっと実現するよ。」とまず一言。今から建て替えが進む図書館の多くは、行政といろいろな民間が協力して、人が集まる場になろうとしている。全部の図書館が一斉に変わるわけではないけれど、図書館は変わってきている。今までは、「本と人を結びつける」と考えることが中心だった。今は、「人の活動をまず考えて、それに必要な資料などを用意する」という方向に動いているそうです。最後に、この授業のアイディアの著作権は放棄してもらい、どこかで役立てるようにしたいな、という野末先生の講評でした。(レポート:瀧野みゆき、写真:竹田憲一)
届け、僕のホヤ愛 〜ホヤを通して東北に想いを馳せる〜
【授業アンケートより・参加者の皆さんからの声】ホヤの言葉に懐かしさと東北の想いをを振り返る機会になることを期待し参加しました。ホヤの懐かしい味と改めて良さを広めたり、味わっていきたいと思いました!(50代・女性)ホヤの新しい食べ方を知ることができました。(30代・男性)地元が東北なので、少しでも応援したいと思った。(40代・女性)ホヤの一般常識について知りたくて参加しました。今後の課題とそれに対する解決を応援したくなる授業でした。(30代・男性)ホヤに興味があり参加しました。加工品の試食や愛を感じるトークや、情報交換もすることができました。(60代・女性)(写真:秋澤佐千代)
マイ・リトル・ブッダをつくろう〜恋愛編〜
「マイ・リトル・ブッダをつくろう!」の授業は、今回が4回目。この授業は授業を通じてブッダの教え(仏教)を学ぶことで明日からの人生をちょっとだけ生き易くすること”を目的にしています。これまで開催されたシリーズでは「人付き合い編」「お仕事編」などがありましたが、今回は「恋愛編」です。これまでの授業はこちら第1回→マイ・リトル・ブッダをつくろう!〜仏教の考え方を日常に活かしてみる〜第2回→マイ・リトル・ブッダをつくろう〜人付き合い編〜第3 回→マイ・リトル・ブッダをつくろう〜お仕事編〜雪が舞い散る寒い日となった土曜日の午前に、授業は始まりました。今日の参加者の中には前回のマイ・リトル・ブッダの授業に参加したリピーターの方もいらっしゃいました。SNSが普及したことにより私たちの生活は一層便利になった一方で、SNSやリモートワークの発展・浸透により、対人関係でのストレスは日々、複雑に蓄積されているように思います。恋愛の悩みは十人十色、このテーマに仏教はどのような教えを説いてくれるのか非常に興味がありました。 先生の秦さんはお寺にお生まれになりましたが、大学を出て広告代理店へ就職し、今はメンタルヘルスマーケティングのお仕事とお寺のお手伝いをされているとのこと。様々な角度から仏教を捉えている秦先生の授業は、仏教に馴染みのない方でも聞きやすいです。授業の前半は、秦先生による仏教の概説と恋愛に対する仏教の考え方についてお話しがありました。レクチャーの中では、ブッダが悟った根幹には“一切皆苦(すべてのものは苦しみである)”という考え方があり、その中でも特に大きな苦しみを四苦八苦と言い、8つ挙げられています(四苦:生/老/病/死、八苦:愛別離苦/怨憎会苦/求不得苦/五蘊盛苦)。また、一切皆苦(すべてのものは苦しみである)や縁起(すべてのものは因と果による因果の法則によって成立している)など、聞いたことがあるような言葉も含めて、ブッダが悟るまでの流れや教えについて説明がありました。特に印象に残った言葉は「諸法無我」です。すべてのものにおいて「私」は存在せず、その関係性において存在している、というものです。「私」は絶対ではなく関係性の中で移り変わっていくというお話もありました。そして、様々な恋愛の悩みに対して「こんなとき、ブッダならこう言うね」を会話形式で紹介してもらいました。その一つに、振られてしまった方には、振られることは、突然矢で射られるようなもので、痛くて当然のこと。振られた自分には何の魅力もないなど、自分の心が作り出す第二の矢を向けないようにしていくことが大事ではないかということでした。後半はグループでのワークショップに移ります。今回の煩悩ワークショップでは、授業タイトルにもなっている恋愛をテーマに考えてもらいました。WSは①〜③の手順によって進められます。・①:煩悩ワークショップあなたを悩ませる恋愛の煩悩を考えよう。グループシェア。・②:その煩悩、ブッダならなんていう?この日学んだ仏教の概要を元に、ブッダならなんというかを考えてもらい、マイ・リトル・ブッダと対面する・③:マイ戒律を決めよう明日から実践できる戒律を定め、戒律用紙に記入し、戒律をグループ内にシェアする戒律とは修行者の生活規律を定める言葉。この授業では自分ルールのような意味合いを持ちます。テーマに沿った煩悩を真剣に考え、それをグループ内にシェアしました。この煩悩ワークショップが盛り上がりました。グループ内でシェアされた煩悩も様々で、恋愛にブレーキがある、年の差がある恋愛のお悩み、恋愛に対する恐れ、結婚と恋愛に関する話、パートナーとのコミュニケーションまで。聞いている側の方々からは傾聴の姿勢を感じられました。どんなテーマでも安心して話せる場がつくられるのは、シブヤ大学のイベントの特徴かもしれません。個人の恋愛に纏わる煩悩をグループ内でシェアした後は、秦先生の授業を通じて学んだブッダの悟りや仏教の考え方により、参加者それぞれの心に宿されたマイ・リトル・ブッダとの対面の時間がとられます。それぞれのマイ・リトル・ブッダは何を語ってくれたのでしょうか。最後に、マイ・リトル・ブッダとの対話により得られた考えや工夫を、戒律として定め、その内容を戒律用紙に記入し、グループ内へシェアする時間もとられました。煩悩ワークショップで出された煩悩が様々であった分、苦しみがあったら自分の心を観察してみるなど、戒律も十人十色でした。自灯明、法灯明という、自分の人生を自らを拠り所としてブッダの教えを拠り所として生きていきなさい、という言葉を最後にいただきました。これからは、マイ・リトル・ブッダを育てながら、悩みながら、日々過ごしていくことがいいと思いました。次のシリーズ授業が楽しみになりました。(レポート:いわぶちいくえ、写真:鈴木夏奈)
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