シブヤ大学

シブヤ大学は、
“見つける学び場”です。

シブヤ大学は、まちのあらゆる場所を教室に、多様な授業を開催しているNPO法人です。
2006年の開校以来、開催した授業は1,400講座以上。これまでに36,000人以上が参加しています。

シブヤ大学とは

最新授業レポート

終了した授業の内容をお伝えします

ことばのデザインワークショップ~あなたのキャッチコピーづくり~

授業の先生として、コピーライターの竹島靖さんをお招きしました。自己紹介に使える「あなたのキャッチコピー」を作ることで、お悩みを見える化し解決のヒントを見つけられる様、授業が企画されました。まずは自己紹介からスタートです。参加した理由を学生さんに教えてもらいました。自分のことを上手に伝えられるようになりたい、キャッチコピーを制作しているが、感情移入すると長くなってしまうことがお悩み、写真を撮っていてタイトルを付ける際の言葉の選び方を学びたい、など様々な理由でお集まりいただきました。次に竹島さんからのレクチャーです。広告界の芥川賞とも呼ばれる宣伝会議賞のグランプリ作品を例に、コピー制作の技術について解説して下さいました。また、気に入ったコピーが出てきたらメモを取るワークも並行して行われました。竹島さんいわく、お手本となるコピーを見つけて、その「カタ」を身につけると上達できるそうです。いよいよワークの時間です。2人1組になり、ペアの人のキャッチコピーを作ります。てっきり私のコピーを作ると思っていましたが、自分のことは意外と分からないものだから、客観視できる様、人に作ってもらうと良いそうです。「差別化点見える化チャート」という竹島さん特製のチャートを用いて、それぞれ3分間ずつ交替でインタビューします。「あなたの売りは何ですか?」と質問されてもぱっと答えられず、自分のことを伝えるのはなかなか難しかったです。次に、ヒアリングした内容をもとにキャッチコピーを作ります。この時、先ほど書き留めておいたコピーが役に立ち、お手本をもとにオリジナルを考えていきます。ワークの間、「こうするともっと良くなりますよ」、「このコピーは面白いと思います」など、竹島さんが一人ひとり回って丁寧に添削して下さいました。いくつかできたら、候補の中から全体発表用に2つに絞ります。最後は、コピーを紙に書いてお披露目し、投票を行いました。一番票を集めた作品は、最多「いいね!」賞に選ばれ、他にも特別賞として、竹島さんが選んで下さったコピーライター賞、授業コーディネーターによるシブヤ大学賞が贈られました(おめでとうございます!)。受賞したコピーをご紹介します。・10通りの愛のささやき、英語で言えます。・進撃のポジティブ。・悩みを断捨離。・ホットケーキ? 俺つくれるよ、美味しいの。数字や流行り言葉、短くて覚えやすい、一人称、など、それぞれ効果的な手法が用いられています。すべてをご紹介できず残念ですが、どのコピーもペアの方の魅力が伝わってきて、とても20分あまりで制作したとは思えませんでした。竹島さんも思わず脱帽され(!)、学生さんは授業を終えると、重要なお仕事をやり遂げた時の様な、晴れやかなお顔で教室を後にされていたのが印象的でした。…………………………………………………………………………………………………………「言葉をデザインできれば、未来をデザインできます」と竹島さんがおっしゃっていましたが、コピー作りをとおして自分の悩みを見える化し、伝えたいことを言葉で伝えられる様になると、新たな「一歩」を踏み出せることを授業で学びました。 あなたなら、どんなキャッチコピーを作りますか?(レポート:やましな)

「継承の場面 その2」見守ろう里見家の継承~家族会議に立ち会ってみよう!~

 里見さんが16代目館主を務める温泉旅館「古滝屋」は創業が元禄8年(1695年)というから、300年を優に超える老舗中の老舗旅館です。ひとくちに「継承」と言っても、そこには動かしがたい歴史の重圧が加わってきます。 里見さんは子ども時代、お祖母様から「学校に行かなくてもいいから旅館を継ぎなさい」と言われたそうです。ですが、父親からは一度も言われた記憶がないといいます。とはいえ、そこで暮らしていれば子ども心に後を継ぐことを意識しないではいられない、その経験から「息子には自分と同じ思いをさせたくない」と、あえて旅館から離れた場所に自宅を構えたそうです。 息子の滉介さんは、現在、地元を離れ東京で会社勤めをしています。旅館とも観光とも縁のない他業種です。「(大学進学時も、就職時も)何も言われていない。いまも自由にやらせてもらっています」と屈託なく笑っていました。2グループに分かれての参加者との対話で、滉介さんから「旅館から離れて育てられたけど、もし旅館の中で育っていたら別の学びが得られたのではないかと思うことがある」との発言もありました。隣のグループに入っていた里見さんの耳に届いたかどうかは分からないですが、その場合「旅館を出ていたら、もっと別の世界が見えたかも?」と思うのではないでしょうか。正解はない、とはそういうことであり、だからこそ対話が必要になってくるのだと思いました。 おそらくみなさんが知りたい(聞きたい)と思っている事業継承についての結論は今回聞くことはできませんでした。里見さんグループの参加者から「外から、是非『古滝屋』を継ぎたいという人が現れたらどうしますか?その人が、とても優秀なMBAホルダーだったら?」という質問がありました。里見さんは「売上や利益より、地域への貢献度を大事にしたい。親としては、事業継承よりも(弟もいるので) 兄弟仲良く が望みです。」と答えていらっしゃいました。その姿には揺るぎがなく、東日本大震災を契機に考え方が変わったそうです。  里見さんの目下の関心事は「事業づくり<地域づくり<社会づくり」。その眼差しは、従来型の旅館業に縛られない、旅館というスペースを使った「公民館業」とでもいった社会活動に関心が向けられているように思いました。(註)最後に、ある参加者から「継承は、事業や財産などに限らない。生き方や考え方なども継承の対象になり得るということに気づかされた。」とのコメントがあり、みなさんが頷いていた光景が印象的に残りました。(レポート:今井久夫)閑話休題(註)原子力災害考証館Furusato on Strikingly (mystrikingly.com)里見さんは昨年3月、災害と向き合い考えるきっかけになればと、国が進める「原子力災害伝承館」とは別に、旅館の一室に「原子力災害考証館」を開設しました。この「継承の場面」シリーズの後半は、この考証館を会場にして開講してみたいと勝手な妄想を抱きながら里見さん親子と別れました。  

持ってて安心! 学んで体験~懐紙のススメ

お懐紙って聞くとどんなイメージですか? 大抵は茶道のお菓子を頂く時に使うしか思い浮かびませんよね? かく言う私も持っていますが使いこなせていないと言うか‥ 着物を着た時などは持って出掛けるのですが、ついぞ使うチャンスは無く、だんだんと懐紙が擦り切れたり縁の色が黄ばんで来たりと言う始末でした。 今回の授業では懐紙を使いこなせる様になるかも知れないと期待を込めて参加させて頂きました。 授業の最初でも講師の先生の自己紹介の後に参加した生徒さんも各自授業に参加した理由をお聞きしました。 『家に眠っている頂き物のお懐紙の良い使い道は無いものか』と言う方が何人かいらして同じだわぁと思った次第です。 その他には『そもそもお懐紙とは何か分からないけど参加してみました』と言う方や『海外の方に紹介したい』とか『フード系のお仕事なので関連付けられないか』とかお茶やお作法や着付けの仕事をされていたり習っているのでと言う方や近いのでお散歩がてら来ましたと仰る方々が参加されていました。 各自の自己紹介の後は紙の歴史と和紙の歴史や日本独自の紙の文化などのお話がありました。 本当に興味深いお話ばかりでずっとお聞きしていたかったくらいでした。 座学の後は実践編です。 授業の最初に選んでいた懐紙を折ってポチ袋と箸袋を作りました。 配られたプリント通りに折って行けば素敵なポチ袋と箸袋が作れます。折り鶴を折るよりも簡単でした。 その後は先生の用意して下さったシールや千代紙や水引きなどで工夫して飾りを付けてオリジナリティを出しますなんと言う事でしょう!一枚の小さな紙がこんなに素敵に変身するなんて!と感激でした。 水引きで作る梅の花の作り方も教わりましたが‥こちらは少し難しくて出来ない人もいました。(私です) 参加された方々は皆さん夢中になって個性溢れる懐紙の袋を作り上げていました。 今回実践編で作ったポチ袋や箸袋以外にも祝儀袋、メモやメッセージカード、ハンカチやティッシュの様に使うなどアイディア次第で様々な使い方が出来る事を知りました。 特に和紙ならではのアロマとして使う使い方や上質な和紙だと一枚で手が拭けると言う事を教えて頂いて目から鱗でした。また、サイズもお茶の流派や女性用男性用で数種類ある事も初めて知りました。 その他知っておかなければならない祝儀不祝儀の折り方の違いも教わりました。 御祝儀袋はもちろん普段使いに物を乗せるためのただ二つ折りにするだけの折り方に違いがあるなんて!なんと奥深い世界なのかと感心させられました。 最後はそれぞれ作った作品持って授業に参加した感想をお聞きして記念撮影をして終了しました。 感想で多かったのは懐紙を色んな用途に使えると言う事や日本の和紙の歴史や文化が知れて良かったと言う感想が多かった様に感じました。 座学の時に如何にして「お懐紙コンシェルジュ」が誕生したかについてお話ししてくださいましたが‥ 海外で暮らしていた時に現地の方にその国のマナーや文化を教わるうちに日本の文化の良さや奥深さに気付いた事や日本独自紙漉きの伝統工芸の素晴らしさを伝えて行きたいと思った事などをお聞きしました。 日本独自の贈答文化が生んだ紙の文化は、やはり超自然的なものや自然を敬う事から始まり人を敬う事やおもてなしの心に通じるものになって発展を遂げたのでは?と感じる授業でした。 帰ってから頂き物の懐紙を探してみたら桜柄の物があったので早速箸袋を作ってみました。 この季節にぴったりなので、お花見に持って行こうと思います。 これからはいつもバッグの中に懐紙を忍ばせてサッと取り出して使えると少し格の高い人になりたいと思いました最近では色んな柄やカラフルでモダンなデザインのも物もあります。 さりげなく季節感を出したりTPOに応じた使い分け出来る様になれたら更に素敵ですよね? サラッと懐紙にお礼のメッセージを認めたり、心付けを包んでお渡ししたり出来る様になれると粋だと思いませんか? これからはいつも持ち歩いてライフスタイルを格上げ出来る様になりたいと思わせて頂けたとても素敵な授業でした。 伊東香苗先生ありがとうございました。 レポート:片山朱実

サークル

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