シブヤ大学
しごと課の授業

授業レポート:プロボノという働き方-プロボノ経験者のお話~石塚さんの場合~



プロボノ経験者のお話~石塚さんの場合~

石塚さんは、IBMのプロボノプログラムで、2010年からシブヤ大学にプロボノとして関わっています。大変お世話になっています。
自分も途中からではありますがIBMさんとの打ち合わせには参加しているのですが、はじめにの章で書いた、活き活きとした働き方、生き方をしていると感じた人とは石塚さんのことです。

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元々個人でもプロボノ活動をしていたが、会社としてプロボノプログラムを実施することになり、その初期メンバーとして、参加。2010年2月からプロジェクトのパイロット版として、シブヤ大学に関わるようになりました。

プロボノの内容は、本業のコンサルティングスキルを活かした活動です。
取り組み課題を明確化し、施策を立案、施策の実行の支援を行います。シブヤ大学さんとは財務基盤強化の課題に取り組み、企業との連携強化施策と個人サポーターの強化策を立案し、実行に向けての支援をしています。

今回社内のプロボノプログラムを行ったことで、3つの変化があったと思っています。一つ目は社長賞をいただいたことで、プロボノ活動自体の認知度が向上し上司や同僚の理解を得やすくなったことです。二つ目は、自らのスキルの向上です。普段の仕事ではひとつのプロジェクトの中のある一部分を自分の範囲として取り組んでいますが、今回のプロボノではプロジェクト全体を考えるプロジェクトマネージャーの役割を経験することができたため、普段の仕事では味わえない面白さを経験できました。最後の変化は、自分の興味の幅が広がったことです。シブヤ大学さんと一緒に活動することで「地域コミュニティ」「生涯学習」といった分野へ興味を持つようになりました。
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IBMは会社としてプロボノを推進しているとはいえ、まだまだ関わっているのは一部の方のお話。こうして、少しずつ、他の社員の方々に浸透し、理解し、ときに支えが必要になったりもするのでしょう。自分にも、ぐっとくる言葉でした。


→つづき:プロボノ経験者のお話~小川さんの場合~