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「都市想像会議」とは
都市想像会議

異なるジャンルの人々をつなげ、新しい都市を想像し、創造していくための会議です。

近代社会が成熟したいま、新しい社会は新しい都市構造に宿るといっても過言ではありません。新機軸(イノベーション)を生むには、想像力(イマジネーション)と創造力(インベンション)が必要です。さまざまな課題が顕在化している現在、これまで分断されてきたジャンルを横断し、課題を直視しながらも未来を見据える、都市への想像力が最も必要なのではないか。そんな思いからシブヤ大学が立ち上げたのが「都市想像会議」です。

社会にはさまざまな課題がありますが、それぞれ個別に考えるのではなく、ジャンルを越えて考えるべき時代になっています。特に、これまで分断されて議論されがちだった福祉、介護、交通、まちなみ、起業、公共、土木などさまざまな課題を新たな神経系としてつなぎなおし、個別の課題の奥に潜む本質的な課題に向き合う必要があります。

これから私たちが都市をデザインしていくための議論を積み重ねていくことで、都市に対する想像力をたくましくし、あらゆる意味でイノベーティブな都市づくりへの提案を蓄積し、未来につながる指針を探っていく。それがこの会議の目的です。

第十三回テーマ

介護×都市

2018年1月29日(水)19時〜21時 ヒカリエ8F COURT

登壇者

  • 加藤忠相

    加藤忠相

    株式会社あおいけあ代表取締役

  • 左京泰明

    ファシリテーター

    左京泰明

    シブヤ大学学長

  • 紫牟田伸子

    ファシリテーター

    紫牟田伸子

    編集者/プロジェクトエデュター/デザインプロデューサー

あたらしい介護のかたち

13回目の都市想像会議のテーマは「介護」です。
超高齢社会に突入した日本では、介護が大きな課題となっています。今回の会場には、身内の介護をされている方、介護に携わっている方以上に、社会課題として介護を考えたいという方々が集まりました。
ゲストに来ていただいたのは、藤沢市でグループホームと小規模多機能居宅介護サービスを提供している株式会社あおいけあの代表取締役加藤忠相さんに来ていただきました。あおいけあは、介護に関わる若い職員の奮闘を描いた映画「ケアニン」のモデルとなった施設でもあります。

都市想像会議第十三回「介護×都市」加藤忠相さん

加藤忠相さん

加藤さんのお話には心を揺さぶられました。介護というと、介護する側とされる側というサービス的な二項対立で語られがちですが、あおいけあの介護は、単なる介護サービス機能の組み合わせではなく、ひとりひとりが最後までその人らしく生きることを全うできるようにサポートすることが基本。この姿勢は、「介護とは、目の前にいる人に何をするべきかを考える仕事」なのだという加藤さんの言葉に現れていました。加藤さんのお話全体に流れていたのは、人間らしく命を全うするといういうことはどういうことか、という問いかけです。介護が必要な状態になっても周囲のサポートを受けながら、その人らしく死ぬまで生きられる社会のベースとしてあおいけあのような場所がこれからはますます必要となるのだろうと思われました。

都市想像会議第十三回「介護×都市」スクリーン