授業レポート
2024/9/2 UP
【シリアスゲームであそぼう!】
不自由な世界をゲームで体験、「共生社会」を考えよう
シリーズで企画している「シリアスゲームで遊ぼう!」の第4回目。
『ワンダーワールドツアー』というシリアスボードゲームを使って「共生社会」について「学ぶ」。
講師は、このゲームの製作者である高橋真(ちか)さん。
参加者はシリアスゲームの常連の方も含め、様々な年代の方々が集まった。
私は、こどものころから人と競争したり戦ったりして勝ち負けを決めるゲームが好きだった。
最近、人とゲームをして楽しむ機会が全くないため、とても楽しみに参加させていただいた。
今回、体験したこの『ワンダーワールドツアー』というシリアスゲームは、私がこどものころに楽しんでいたゲームとは全く違った感覚のゲームだった。
先ず、「勝ち負け」を競い勝った時の「満足感・優越感」で脳のある部分が刺激される感覚になるものではなく、「達成感」を味わうゲームであること。
これって考えると新感覚のゲーム?
今までに感じたことのない不思議な感覚を覚えた。
このゲームは、3~5人で行うが、最初にプレイヤー全員がいろいろな特徴=「腕を曲げられない」・「声を出せない」等の「ハンディキャップ」を与えられる。そしてグループ「旅行者」となってゲーム=「旅」の開始である。
トランプをめくるようにカードをめくり、カードに書かれている指示に従い行動するが、各自皆ハンディキャップがあるので全員がその指示通りに行動できるとは限らない。
グループはお互いの弱点を克服しあいながら「旅」を続ける。そして「旅の楽しい思い出作り」をしながら、制限時間内で指定のカードを各自がすべて集められたら「ゴール」である。
講座が終わった後で感じたこと
小学生だったころ、学校でも人と「競争(競走)」するのが当たり前の社会だったので、こどもの時の自分は「協同(協働)」より「競争」の方が自分のスイッチが入った。
時代が変わって現代、この『ワンダーワールドツアー』ゲームは現代社会を生きていくうえで「今、最も大切なこと」を体験しながら学べるように作られている。
国語・算数・理科・社会はもちろん大切だけど、学校で教えられなくても今の時代、知識を学びたいと思えばPCやネットを使って自分でもすぐにひとりでも学べる。
今日ここで体験したこのゲームを使って学ぶことは一人では絶対無理な学びである。
自分の弱さを知り他者のことに思いを馳せられ、先のことをイメージしながら一緒に行動しようとしたとき、「どういうことをすればいいか」を考えて行動しなければならない。
こういう感覚を養うことこそが時代の要求だろう。
ぜひこのゲームがより多くの教育の現場に取り入れられたらいいのにと思った。
(授業レポート:高野 好正、写真:高野 好正、松本浄)
『ワンダーワールドツアー』というシリアスボードゲームを使って「共生社会」について「学ぶ」。
講師は、このゲームの製作者である高橋真(ちか)さん。
参加者はシリアスゲームの常連の方も含め、様々な年代の方々が集まった。
私は、こどものころから人と競争したり戦ったりして勝ち負けを決めるゲームが好きだった。
最近、人とゲームをして楽しむ機会が全くないため、とても楽しみに参加させていただいた。
今回、体験したこの『ワンダーワールドツアー』というシリアスゲームは、私がこどものころに楽しんでいたゲームとは全く違った感覚のゲームだった。
先ず、「勝ち負け」を競い勝った時の「満足感・優越感」で脳のある部分が刺激される感覚になるものではなく、「達成感」を味わうゲームであること。
これって考えると新感覚のゲーム?
今までに感じたことのない不思議な感覚を覚えた。
このゲームは、3~5人で行うが、最初にプレイヤー全員がいろいろな特徴=「腕を曲げられない」・「声を出せない」等の「ハンディキャップ」を与えられる。そしてグループ「旅行者」となってゲーム=「旅」の開始である。
トランプをめくるようにカードをめくり、カードに書かれている指示に従い行動するが、各自皆ハンディキャップがあるので全員がその指示通りに行動できるとは限らない。
グループはお互いの弱点を克服しあいながら「旅」を続ける。そして「旅の楽しい思い出作り」をしながら、制限時間内で指定のカードを各自がすべて集められたら「ゴール」である。
講座が終わった後で感じたこと
小学生だったころ、学校でも人と「競争(競走)」するのが当たり前の社会だったので、こどもの時の自分は「協同(協働)」より「競争」の方が自分のスイッチが入った。
時代が変わって現代、この『ワンダーワールドツアー』ゲームは現代社会を生きていくうえで「今、最も大切なこと」を体験しながら学べるように作られている。
国語・算数・理科・社会はもちろん大切だけど、学校で教えられなくても今の時代、知識を学びたいと思えばPCやネットを使って自分でもすぐにひとりでも学べる。
今日ここで体験したこのゲームを使って学ぶことは一人では絶対無理な学びである。
自分の弱さを知り他者のことに思いを馳せられ、先のことをイメージしながら一緒に行動しようとしたとき、「どういうことをすればいいか」を考えて行動しなければならない。
こういう感覚を養うことこそが時代の要求だろう。
ぜひこのゲームがより多くの教育の現場に取り入れられたらいいのにと思った。
(授業レポート:高野 好正、写真:高野 好正、松本浄)