レポート連続アップ・・・
ゼミ代表の松田です。
大変に申し訳ない話ですが・・
明日から8月という今、まず6月ゼミのレポートをアップします。
ねいろさんのゼミメンバーあずさちゃん筆記です。
6月の映画音声解説ゼミに参加しました。
今回の参加者は私を含め13名。
ねいろ(視覚障害)は私とIさん。
1)自己紹介
2)制作ワークショップ
3)「Limit」鑑賞
【自己紹介】
名前と「この1カ月であった面白かったこと」をみんなで共有しました。
みなさんそれぞれに仕事や家庭でのエピソードが飛び交い、
楽しく和やかな雰囲気となりました。
【音声解説制作ワークショップ】
作品は市川海老蔵・中谷美紀出演の「利休にたずねよ」です。
まず、作品の概要と、解説を作る数十秒のシーンの説明を聞いてから、映像を観ました。
台詞はいっさいありません。
解説が無く一人で見ていたら、少しの効果音から不確実な推測しか出来ないシーンでした。
その「音から推測したもの」を私とIさんから視覚障害の立場からそれぞれ伝えました。
そして、みんなそれぞれ何度か映像を観ながら解説を作りました。
その後、数人のグループに分かれ、作った解説をディスカッションしました。
それを経て練り上げた解説を一人ずつ、映像に当てて発表しました。
この時間が毎回たまらなく楽しいんです。
同じ映像を見ていても、10人それぞれに作る解説は味があって、聞く度に新たな発見がありました。
注目するところ、見えている物、もちろん表現する言葉、みなさんそれぞれに違うわけです。
前の人が入れていなかった描写が入っていたり、逆に全く触れていない箇所があったり。
10人の方が作った解説を聞いていくに連れて、映像が見えてくるような気がするこの感覚、
毎回楽しくてしかたありません。
最後に発売されたDVDに入っている音声ガイドを聞いて制作体験は終了となりました。
音声ガイドは(例外的な物はあるらしいのですが)、
出来るだけ主観を入れずに「見えたもの」を表現することになっています。
今回解説を作ったシーンで、その難しさを感じました。
一つのシーンであっても、見る人によってさまざまな解釈の仕方があります。
それはどちらがいい悪いということではなくて、
それが「映画を楽しむ」ことなんだと私は思っています。
そこに出来るだけ客観的な解説を付けることの難しさを感じたワークショップとなりました。
【瀬戸裕介監督作品「LIMIT」鑑賞】
作品時間12分なのですが、なんと!
台詞が二つしかありません。
私はゼミのキックオフで予告編を見たのと、
監督から直接お話しを聞けたので、概要は知っていました。
それでも、まったくと言っていいほど分かりませんでした。
さあ、これにどんな解説が付くのか!?
私もみんなと一緒に「作る過程」を楽しみたいと思います。
★放課後・・・
さてさて、ゼミ終了後は何人かでお茶。
こっちもゼミと同じぐらい楽しかったですね。
詳しくは書けませんが、色んな立場や職業の方と仲良くなれること、ほんとに嬉しいです。
普段の生活では絶対に聞けないであろう業界の裏話的な話もたくさん聞けて、
笑ったりびっくりしたりとあっという間の時間でした。