シブヤ大学

授業レポート

2009/7/24 UP

幸せなセックス・ライフって??
人間が火を道具として使い、言葉を覚えた時から、
セックスは単に子孫繁栄の手段だけではなくなっているのは明らか・・・
渋谷駅から徒歩圏内でおしゃれな一戸建て、というPINZA Salonにて
女子だけの熱いトークを繰り広げてまいりました!

と、いってもエロティックなばかりではなく、ある意味深い深い時間でありました。
まずは『ガールズ・ガイド・セックス』のDVDをチャプターごとに視聴しながら、3、4人のグループ内で自分たちのセックス・ライフについて語りあいます。
イギリスの地上波民放「Channel 5」での女性のための性教育番組ですが、民放でこんなに過激な内容が流せるなんて・・・日本ではまだ考えられません(笑)

今やセックスでキレイになる!と各女性誌では赤裸々な内容も取り上げられていますが、しかしやはりここは日本。親とTVドラマを観ていたらラブシーンが始まってしまった!みたいな、あの‘むーん’とした気まずい沈黙の空気が流れないかと実は不安でした。
ところがさすが小倉先生。のっけから昔の日本人は性にオープンであったお話などなど和やか空気で包んでくださり、和気あいあいムードへ演出してくださいました。こうなったら女子は強いです。トークは弾みます。

いざ視聴したのは、

☆ ☆女性のオーガズムのしくみと射精する女性の謎
☆ ☆レズビアンの女性から男性が学ぶべきこと
☆ ☆Gスポットの真実

資料によれば女性がオーガズムを感じる場所は複数あり、3倍の快感も体感できる、その中でも性器だけで達する女性は30%ほどであるとか・・・女性の体は神秘的ですね、ふむふむ。
合い間合い間に席替えをしつつ、最初にみなさんから提出していただいた疑問、質問、お悩みなどを基に、オーガズムについて、男性と女性側からのセックスについての二つが主なテーマとなりました。それにしても、みなさんの空気がどんどんと盛り上がったのを感じました。セックスの最中に脳内ではアドレナリンが分泌されますが、女性は言葉を発する行為、おしゃべりでもアドレナリンが出るらしいですからね。

その後、各グループが発表する話題ごとに先生の引き出しからいろんなお話が出てきます。リビドーが薄れる時の動物学的な話から、妊婦さんのキーデル体操は女性の快感のためにもいいらしいお話など。9.11の後や世界大戦後のベビーラッシュで人間は生命の危機を感じると妊娠しやすいと言われていますが、あなたに会えて嬉しい!という感動などポジティブな要因でも「おもわず排卵」ってあるらしいとか・・・

普段他人に言いにくいことだから、なおさら悩み深い性のコト。でも、知ってしまうとなんでもなかったり、みんなそう思ってたのね、という余裕が生まれるだけでも有益でした。

まだまだ話し足りない!というボルテージが最高潮の中、お時間が来てしまい、お開きになりました。
どんなにタブー視されている話題でも、みんなが話しやすい空気感を作り出しちゃうのがシブヤ大学の魅力なんだと思います。アンティークのイスが並び、白い壁にかこまれた地下の部屋は、あたかも秘密のカウンセリングルームに。
女性は特に、セックスでは心をオープンにすることが大事ですから・・・とても充実したレッスンになりました。

(ボランティアスタッフ 中村 聡子)