授業レポート
2024/6/25 UP
しなやかに生きるために〜姿勢がひとを整える
今回の授業は、姿勢でからだを整えるお話。講師はカイロプラクターの諏訪瑞希先生です。 カイロプラクティックという言葉はなんとなく知っていたものの、整体と何が違うのか、医療行為ではないのか、よくわかっていませんでした。 直訳するとカイロ=手、プラクティック=技術。カイロプラクティックは、手技によって背骨の傾きや姿勢をメンテナンスし、神経のはたらきをアジャストするものだそうです。日本では民間療法という位置づけですが、アメリカでは「ドクター・オブ・カイロプラクティック」という医療の国家資格があります。薬の投与や外科処置を行うメディカル・ドクターとは別に、神経のエキスパートとして日本よりずっと認知されているそうです。
アメリカの大学でカイロプラクティックを学ばれた諏訪先生は、実習での体験談なども交えながら、背骨が関わるいろいろな症例を紹介してくれました。 私はふだんデスクワークなので、猫背や肩こりの話はとても身につまされます。でも先生のお話はユーモアたっぷりでとても楽しく、参加者の皆さんもニコニコ頷きながら聴いていました。
座学のあと休憩をはさみ、実際に身体を動かす時間になりました。まず二人組になって、お互いの身体のバランスを見てみます。耳、肩、脇の位置をチェックして、左右どちらかが高いかを確認しました。参加者にはトレーニング用ゴムバンドのセットをあらかじめ配布してあり、それを先生の指示で身体に巻いていきます。まずは腰回りに水平に巻きます。ゴムバンドがサポートとなって、これだけでも足踏みしたとき引き上げやすくなるようです。肩、背中にも回して締めていきます。タスキ掛けのようで、姿勢が伸びてやる気が出る感じがします。
ゴムバンドが装着できたらトレーニングを開始。先生が「はい、いーち、にーい!」と励ますように声がけしてくれます。ストレッチのようなゆっくりした動きで、激しい運動ではないのですが、数セット繰り返していると、だんだんゴムバンドの圧と弾力がこたえてきます。トレーニングが終わると、みんな「ふぅ~」「きつかったぁ」と大きなため息。
そしてゴムバンドを外すと・・・あら、身体が軽い?! あちこちから、ほっとしたような、驚いたような声があがりました。さきほどの二人組で、姿勢を確認します。なんだか歪みが矯正されて身体が動きやすくなったみたいです。脚があがらないと悩みを話していた方が軽やかに足踏みしてみせて、「おお~!」と拍手がおこりました。短い時間でも、適切に身体を刺激したことで、しっかり効果があるんですね。笑顔いっぱいの諏訪先生の授業は、健康への不安を煽るのではなく、背中を伸ばして気分も前向きになるような、とても明るい雰囲気でした。良い姿勢を習慣づけて、健康を維持したいと改めて思った一日でした。.jpg)
(授業レポート:武田 環、写真:片山朱美)
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ゴムバンドが装着できたらトレーニングを開始。先生が「はい、いーち、にーい!」と励ますように声がけしてくれます。ストレッチのようなゆっくりした動きで、激しい運動ではないのですが、数セット繰り返していると、だんだんゴムバンドの圧と弾力がこたえてきます。トレーニングが終わると、みんな「ふぅ~」「きつかったぁ」と大きなため息。
そしてゴムバンドを外すと・・・あら、身体が軽い?! あちこちから、ほっとしたような、驚いたような声があがりました。さきほどの二人組で、姿勢を確認します。なんだか歪みが矯正されて身体が動きやすくなったみたいです。脚があがらないと悩みを話していた方が軽やかに足踏みしてみせて、「おお~!」と拍手がおこりました。短い時間でも、適切に身体を刺激したことで、しっかり効果があるんですね。笑顔いっぱいの諏訪先生の授業は、健康への不安を煽るのではなく、背中を伸ばして気分も前向きになるような、とても明るい雰囲気でした。良い姿勢を習慣づけて、健康を維持したいと改めて思った一日でした。
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(授業レポート:武田 環、写真:片山朱美)