シブヤ大学

ホームレスと街歩き ~原宿からの挑戦~

12:00-14:00
  • 原宿表参道
  • 吉富 卓爾 [『ビッグイシュー』販売者]
参加費
無料
定員
8名
参加対象
どなたでも。

当日の持ち物
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※ 本授業の抽選は2010年2月8日(月)に行います。(抽選予約受付は2月7日(日)24時までとなります。)
※ 抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、2010年2月18日(木)0時まで
  先着順でお申し込みを受付いたします。
原宿・表参道ではいろいろな人が訪れ、働いています。
なかには、あまり一般的ではないお仕事に携わっている方たちもたくさんいます。
街で偶然出会うことがあっても、詳しく話をする機会は少ないかと思います。
そんな、人たちを案内人にお招きし、仕事や生活のお話をうかがいながら、その方たちの視点で
街歩きをしてみませんか?

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■ホームレス編:
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就職難や派遣切り、大型倒産と、不景気なニュースが世の中を埋め尽くさんとしている現在、
自分も職や住まいをなくすかもしれないなって思ったことはありませんか? ぼくはあります。

ホームレスの方は、どうやって暮らしているのだろう。
寝床は?、食事は?、着る服は?、お金は、お風呂は?、友だちは?
そんなことを考えていたとき、街頭でニコニコと雑誌を売るホームレスのおじさんのことを知りました。

このおじさんこと吉富さんは、ホームレスの自立を支援する雑誌『ビッグイシュー』を売っています。
道行く人に元気に挨拶をしながら、
手に持ったスケッチブックには気の利いた本屋さんのPOPのような宣伝文が丁寧に描かれ、
一冊一冊の雑誌には、買ってくれた感謝の手紙が挟まっています。

一生懸命に、そして楽しそうな吉富さん。しかも、雑誌を売っているだけじゃないんです。

ホームレスながら、「グリーンバード」のおそうじ活動に参加したり、
アースデーマーケットに『ビッグイシュー』が出展するときのプロジェクトリーダーを務めたり、
果てはホームレスのサッカーワールドカップに、日本代表の副キャプテンとしてミラノ大会に出場したり。
、、ホントにホームレス?

そんな吉富さんと知り合って、ホームレスの方と自分とを隔てていたボーダーがガラガラと崩れた気がします。

"路上"からの脱却を目指して、一歩一歩あゆみを進める吉富さん。
この原宿の街には「思い出が無いところは無いなあ」と言います。
(吉富さん、実はブログを持っているのですが、そのURLの最後も「ハラジュク」なんです。)

皆さんも、そんな吉富さんと一緒に、この街を歩いてみませんか?


▼授業の流れ:
<※11:30 原宿クエスト前(NIKE原宿の脇)付近に集合>
  1.「はじまりの場所」
  ↓
  2.「行きつけの店?」
  ↓
  3.「凹んだ時にはここに来る」
  ↓
  4.「ホームレスの"プロジェクトX"」
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(授業コーディネーター: 榎本 善晃)



【注意事項】
※1:当日の集合場所は、<原宿クエスト前(NIKE原宿の脇)付近>となります。
※2:雨天決行です。雨の際は傘をご持参ください。
※3:本授業は歩きやすい服装、履きなれた靴でいらしてください。
※4:2月の寒空の下、基本的に外でのまち歩きとなります。温かい格好でおいでください。
※5:途中、買い物をする際は実費となります。
※6:事情により内容を変更する場合がございますので、ご了承ください。

先生

[ 『ビッグイシュー』販売者 ]

吉富 卓爾

九州の離島で生まれ育ち、高校を卒業して陸上自衛隊に4年間在籍。そして「東京で働きたい」と22歳の年末に上京するも、目当てにしていた仕事にありつけず、"除夜の鐘"とともにホームレスになった。その後、何度か実家に戻るも、 35歳のとき3回目の失踪をし、名古屋、岐阜などでの仕事を経て、再び東京へ。
東京で偶然、ホームレスの自立を支援する雑誌『ビッグイシュー』の存在を知り、販売者になる。最初の販売拠点は、若いときに「原宿で働いてみたい」と思っていたことから原宿クエスト前を選んだ。この街で『ビッグイシュー』を販売しつつ、「グリーンバード」のおそうじ活動に参加したり、アースデーマーケットへ『ビッグイシュー』が出展する際のプロジェクトリーダーを務めたり、「ホームレスワールドカップ」ミラノ大会で、日本代表「野武士ジャパン」の副キャプテンとしてチームを引っ張ったりと、精力的に活動。
現在は、原宿の拠点を新人さんに引継ぎ、自身は品川駅港南口で『ビッグイシュー』を販売しながら路上生活からの脱却を目指している。

教室

原宿表参道

世界に情報を発信するアジアの中心都市・東京の中でも、銀座の魅力とは違った新たな先端カルチャーを生み出す街、原宿・表参道。
「ルイ・ヴィトン」や「グッチ」「アルマーニ」の路面店、「ドルチェ&ガッバーナ」「ハリー・ウィストン」など、ラグジュアリーブランドが出店する「表参道ヒルズ」などの大型ショピングビル。「アニヴェルセル」や「原宿クエストホール」などのイベントスペースがケヤキ並木道沿いに並ぶ一方で、原宿駅から続くエリアには日本の若者文化を象徴するようなショップが集まり、また、小さな路地に入れば昔ながらの住宅街が広がり、商店街の活気が根づいた街でもあります。

もともと明治神宮までの参拝道であった表参道が今の賑わいを見せ始めたのは、昭和の半ばから。山を開拓した住宅地にアパレル産業が徐々に出店しはじめ、1964年の東京オリンピック開催と共に大きな発展を遂げ、今では原宿・表参道は東京の代表的な観光地の一つとなりました。

所在地
渋谷区神宮前、JR原宿駅周辺、表参道駅周辺