シブヤ大学

先生紹介

[ 『ビッグイシュー』販売者 ]

吉富 卓爾Yoshitomi Takuji

九州の離島で生まれ育ち、高校を卒業して陸上自衛隊に4年間在籍。そして「東京で働きたい」と22歳の年末に上京するも、目当てにしていた仕事にありつけず、"除夜の鐘"とともにホームレスになった。その後、何度か実家に戻るも、 35歳のとき3回目の失踪をし、名古屋、岐阜などでの仕事を経て、再び東京へ。
東京で偶然、ホームレスの自立を支援する雑誌『ビッグイシュー』の存在を知り、販売者になる。最初の販売拠点は、若いときに「原宿で働いてみたい」と思っていたことから原宿クエスト前を選んだ。この街で『ビッグイシュー』を販売しつつ、「グリーンバード」のおそうじ活動に参加したり、アースデーマーケットへ『ビッグイシュー』が出展する際のプロジェクトリーダーを務めたり、「ホームレスワールドカップ」ミラノ大会で、日本代表「野武士ジャパン」の副キャプテンとしてチームを引っ張ったりと、精力的に活動。
現在は、原宿の拠点を新人さんに引継ぎ、自身は品川駅港南口で『ビッグイシュー』を販売しながら路上生活からの脱却を目指している。

※プロフィールは授業開催時の情報です。
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