シブヤ大学

授業レポート

2010/10/13 UP

シブヤ大学特製メニューのお店、食い倒れツアー!

晴-れわたる空に白い雲・・・、というわけで、
シブヤ大学原宿表参道文化祭、快晴のなか、始まりました。
今日は、渋谷の街のいたるところで授業が開催されています。。

そして、この授業は、原宿表参道エリアでわれらキャンパスMAP隊が始めた
「シブヤ大学特製メニュー」の販売店を生徒さんと一緒にまわる、食い倒れツアーです!

今回は、胃もたれコース、胃痛コース、胸焼けコースの3つに分かれて食べ歩いてきました。
それぞれのコースの内容は、以下をご覧ください!

Let’s食い倒れ!!

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■胃もたれコース
キャンパスMAPつくり隊!がお届けする「食い倒れツアー」。
我が班はその名も「胃もたれ」チーム!いったいどんな食い倒れグルメが待っているのか…

ちょっと不安と期待を胸に、いざ出発!

最初のお店は、スタート地点のケアコミュニティ原宿の丘から歩いて5分ほど。
階段を昇って2階に、オシャレなカフェ「ストア」があります。

こちらでいただけるシブ大特製メニューは「山本家のカレー」!
店長山本さんの、お母さんの懐かしい味がするカレーです。

メニュー選びでは、カレーの他に、めずらしいドリンクに皆のテンションUP!
優しい味のカレーとドリンクを満喫しました。

お店が忙しい時間帯だったため、山本さんとお話することができなかったのは残念でしたが、
楽しくツアーを始めることができました。


「ストア」を後にして、次のお店に向かいます。
まっすぐな通りをちょっと脇にそれると、
なんとそこには、古めかしい団地が!
「表参道にもこんな所があったんだ~」と、意外な風景に、口々に驚きの声があがります。

団地を通り抜けて表通りに出ると、今日の2店目「ブリンク・ベース」があります。

こちらは飲食店ではなく眼鏡屋さん。
しかも、ここで扱っている眼鏡は、他のお店では見かけないような、個性的なものばかり!
店長の荒岡さんからは、海外デザイナーによるものや、時代を感じさせるものなど、いろいろな眼鏡の話を聞かせていただきました。
めずらしい眼鏡を前に、皆さん試着に大盛り上がり!


3店目、ツアー最後のお店は「オステリアマラネッロ」。薪窯ピッツァがご自慢の、青山のイタリアンです。

こちらでも特製メニューをいただけるのですが、このお店で何よりも熱いのは、なんといっても長岡シェフ!
ピッツァにかける熱い想いを、私たちに語ってくださいました。シェフの情熱に心打たれながら、いただきま~す!

ピッツァはチーズがたっぷり乗っていて、とろ~り。
しかも、サラダ、スープ付き。
おまけにデザートとコーヒーまで!

まさか、ここまで充実したメニューとは…!
大満足だけど、まだカレーが残っているお腹には、実はちょっと苦しかったりして…

ここでなんと、女子のほうが早く完食するという事態!男子の草食化を実感したのでありました…

実はこの日、偶然にも薪窯は故障中だったのですが、お店の方が丁寧に解説してくださいました。オーナーがナポリから運んできた貴重な窯で、都内には数えるほどしかないそうです。

そして、3店回った結果、満腹度は120%!!私たちはまさに「食い倒れ」たのでありました!


■胃痛コース
ツアー胃痛の一番目のツアーコンダクターはずっきー隊員だ。
原宿の丘から5人の生徒さんと二人の隊員を引き連れて、早速1件目の店舗さんへ向かう。
が、ずっきー隊員は根っからの方向音痴、地図を持ちながら、前日訪問もしながら、道を間違った。
「だってー地図には道があるんだもーん!」
そんな言い訳をしながら、今来た道を戻るのだった。
一行を率いるには、早速心細いなぁ(苦笑)はせちゃい隊員、いのっち隊員も暑さの中、苦笑いをしている。

歩くこと約7分、1件目の店舗さんElephant*に到着だ。
この店舗はなんとアパートの1階奥の一室にある。
まさか、ここにあると思っていなかったので生徒さんは驚きながら、シャッターを切る。
ある生徒さんは言った
「自分自身では普段見つけられないようなお店をこうやって街歩きの中で見つけられるのは新鮮で嬉しい」と。

早速、店長の吉田さんに店舗のご説明を簡単にして頂く。
北欧の品物を中心に置いているとのこと。生徒さんからも吉田さんに質問が続く。

中でもエリック・ホグラン作の作品にみんな釘付け。斬新なデザインと色合いは誰が見ても惹かれる。
そうだ隊長も店舗紹介で書いてったけなぁ。

各作品を一通り見て周り、お店を出る直前、ある生徒さんが吉田さんに聞いた。
「お店の名前の由来ってなんですか?」
「本気で語ると3日くらい掛かりますが、簡単に言うと、象が好きなんです」と。

吉田さんはにこやかに思いを語ってくれた。
暑さも吹き飛ぶくらい爽やかな笑顔を頂いて一行は店舗を後にした。

続いてのご案内は、はせちゃいです。
一行は、坂を下りキャットストリートへ出ます。
とそこに、本日別授業のコーディネーター親瓶こと佐藤さんに遭遇!
今日は、原宿付近ではシブ大の生徒さんやスタッフによく会います。
それもそのはず、今日の文化祭の授業数は、15授業!渋谷の街で、知合いに何度も出くわす事ってなかなかないですよね!さっそく親瓶にも近くのおすすめのお店を聞いたところ、学長左京さんも絶賛のとんかつ屋さんがあるとの事!場所がどこかうっかり聞き逃してしまった。。
と、そうこうしているうちにツアーの皆さんも歩き疲れ、食い倒れなのにまだ食べていないと、背中に視線を感じながら、その前ちょっとより道。

今回、胸焼けチームが回っているお好み焼き屋さくら亭。ツリーハウスが特徴のHIDEWAY(カフェ)も近くにあるので、ちゃっかり紹介しつつ、今度こそ到着です!
牛さんが目印の本日2件目のおまもりです。皆さんもようやくご馳走にありつけると意気揚々と入って行った先には、ナチュラルな雰囲気漂う、癒し空間です。店舗名の由来は体の中から外からおまもりするという意味には納得ですね。

当然、食事も体に良いものをと話してくださるのは、シェフの大友さん。今回、シブヤ大学特製メニューを紹介していただきました。前菜は、パンと小鉢二つに生ハム。そして、シブ大カラーの緑(長ネギ、ほうれん草)と秋野菜(かぼちゃ)を取り入れ、更にお店が始まった頃から人気の特製味噌ソースを使った、パスタです!
味噌とパスタの組み合わせは、初めての方も多く驚いてましたが、これがかなり美味!
この味噌ソースを求めてくるお客さんが多数いるみたいです。

食後は、ドラマのロケでもお馴染みの店内を一回り。すると、、、なんと四階には卓球台が!実は卓球も出来る定食屋さんなんです。実にユニークですよね。
さて、お腹いっぱいになったところで・・いやいや、今日はみなさんに食い倒れてもらわなければ!

はせちゃい隊員から、いのっち隊員へバトンを引き継ぎ、最後のお店、「La Fee Delice」へ。
一路、キャットストリートを横断するように代々木方面から、渋谷方面へ向けて移動。さすがに、三軒目となってくると、「胃痛チーム」も、隊員と生徒さんが、思い思いに話しながら、和やかに散歩を楽しみました。
途中、ずっきー隊員が、「ちょっと待って!これを紹介させてください」ということで、道端の壁に貼ってある占い「原宿の母」を紹介しはじめた。
この方は「キャットストリート」の一角にて激安で占いをしているようです。
その方には、いのっちも占ってもらったらしく、久々に今度行ってみるとのこと。
・・・ちなみに、ずっきー隊員曰く、「結構当たる」とのこと。何を占ってもらったかは、「ひみつ」だそうです。気になるねー(笑)。
さて、少し急ぎ目で3件目のお店に向かうと、お店の前で、「キャットストリートの不思議な散歩」に出発する学生さんと、先生のMASAさん、WATTちゃんがいました。「キャットストリートの不思議な散歩」
このMASAさんこそ「La Fee Delice」のマネージャーン。付け加えると、いのっちが「シブヤ大学」の授業に初めて参加したのが、昨年開催の、「キャットストリートの美味しい散歩」
この授業を経て、いのっちはお店にほぼ毎月1回は通い、いろんな友達に紹介していたら、いつの間にかお店の皆さんと仲良くなり、シブ大のみんなとの交流の場としても、度々お世話になっているよう。
今回のこの食い倒れツアーでは、その素敵なお店を、一人でも多く紹介したい。いのっちは、その一心で、担当に立候補したのでした。
MASAさんの代わりに、「La Fee Delice」を紹介してくれたのは、流暢な日本語を操る、フランス人の店員のジュリアンさん。まず、お店の歴史からお話ししてくれました。「La Fee Delice」とは、「美味しい物好きの妖精」という意味。フランス人と日本人の、3人のオーナーが、共同で、フランスの一般的なレストランをこの地に作ろうと始められたのが、今から約10年前。店内の調度品などは、全てフランスからの直輸入。内装は、お店のスタッフのこだわりが結集した、アーティスティックな空間となっています。
原宿の地に、本場「ブルターニュ」地方のガレットを、フランスのお店のそのままの雰囲気、そのままの味で提供したい。
そんな、こだわりから、このレストランが生まれたことを説明してくれました。

また、余談として、こんなことを話してくれました。「よく、お客様にブルターニュのことを話すと、『ああ、ワインが美味しいところでしょ?』って言われる。それは、【ブルゴーニュ】で、【ブルターニュ】とは違う。」地図を指し示して説明してくれたところによると、ブルゴーニュはフランス内陸部。一方のブルターニュは、大西洋に面した半島で、沿岸部にあたるそうです。
「店の原点のメニュー」【コンプレット】の説明では、ブルターニュ地方は、作物が育ちにくい環境にあり、小麦に代わって育てられたのが、「ソバ」。その「ソバ」の粉を、当時の人々が試行錯誤の上に編み出したのが、そば粉のクレープ「ガレット」。お店の看板メニュー【コンプレット】は、英語でいう「Complete」(完成)の意味で、「卵」・「ハム」・「チーズ」の3つの食材から作られるガレットは、ガレットの基本形であり、「完成された一品」なんだそうです。
皆でガレットを食しながら、店員さんやメニューに関しての裏話など、話が盛り上がり、あっという間の40分の滞在時間が過ぎていった。
原宿のキャットストリートの異国の空間から抜け出し、原宿の丘に戻る道すがら、他チームが行った、「ストア」さん、協力店舗の「パンとエスプレッソと」をご紹介しながら、みんなで笑顔で戻ってきました。

■胸焼けコース編
胸焼けコースは他のコースに比べ、なかなか参加者が集まらなくて、すごく心配でしたが、最終的に4人の方に参加していただきました。
行きは少々会話がぎこちない感じでした。笑
余談ですが、一番右の男性は、われらがいまむーさんのお友達だそうです。
一番初めに行ったのは、 MOMINOKI HOUSE です。
店長の山田さんがマクロビについて熱く語ってくださいました。
山田さんは34年前に体が魚や肉などのヘビーな食べ物を受け付けなくなってしまったことをきっかけにマクロビオテックをはじめたそうです。

MOMINOKI HOUSE の特製メニューは
グルテンチキンナゲットセット です。
(玄米、グルテンチキンナゲット、野菜3品、味噌汁)
*野菜3品・・・にんじん、ごぼう、小松菜
グルテンチキンは、大豆から作っているそうなのですが、そうとは思えないほどジューシーで肉そのもの!という印象でした。
山田さんは、マクロビ生活をはじめてから、体調がよくなっただけでなく、生活観などさまざまなことが変わったそうです。
食べ物は人をつくるという言葉があるそうで、農薬をつかった野菜やグルメ料理ばかり食べていると皆が病気になってしまうので、無農薬の野菜をつかった料理、マクロビオテックを通じて一人でも多くの人に健康になってもらうことが自分の宿命だとおっしゃっていました。 大変深い話でした。
マクロビオテックは美にも良いということで、私を含め、女性参加者が特に積極的に質問などをしていました。
今度山田さんをはじめとするマクロビを推奨する方々がマクロビに関しての大きなイベントをするそうで、その招待状も頂いて帰っていました。
料理は大変おいしく、皆さん、完食でした。
ちなみに、飲み物ですが、料理にも使われていた、電子イオン水を飲みました。
その後、山田さんと皆で写真をとりました。
料理もおいしかったし、マクロビについても勉強でき、山田さんのマクロビに対してのあつ~いおもいも聞けて、おなかもいっぱいで皆さん、満面の笑みです☆
山田さん、ありがとうございました。

次は、物販 デザインフェスタギャラリー へ!!
デザインフェスタギャラリーに行く途中も、MOMINOKI HOUSEのはなしで
盛り上がりました。
到着しました。
みなさん、奇抜なデザインに驚いていたと同時に、少々テンションがあがっていたという印象がありました。
よかったとです。
デザインフェスタは見かけたことはあったけど、まさかこの中で展示会が行われているとは、おもわなかったと、さすが裏原!驚いていました。
建物のいたるところに個性豊かなデザインが施されていて、特にポストは女性の間で人気でした。(左の写真)
芸術に触れたところで、胸焼けコースは再び、食い倒れにいざ、さくら亭へ!

ここでは、ジャンクオブキングをメインにお好み焼きなどを食べました。
ジャンクオブキングは、皆さんから好評でした。
ただ、「MOMINOKI HOUSEの山田さんがこれを知ったら、悲しむね」といいつつも
はしはとまりませんでした。笑
皆さん、鉄板をみつめるまなざしはにとても真剣でした。
私のグループの一人は、もんじゃやお好み焼きで有名な浅草で育ったそうで、
もんじゃをつくる腕前はプロ並みでした。
おいしいものをたくさん食べ、芸術にもふれ、皆さん食い倒れツアーにすごく満足されていました。

胸焼けコースは、胸焼け加減はほどほどだったようですが、充実したツアーになったのではないかとおもいます。
シブヤ大学の授業に初めて参加した方も「行動範囲が広がりました。」と喜んでいました。 また、普段原宿に足を踏み入れない方も「原宿もいいかも」と原宿の魅力も感じていただきました。

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3コースとも、帰ってきたときには食い倒れていましたが、その食い倒れっぷりを写真とともにほかのコースのみんなにも授業の最後に発表してくれました。
みなさん、無事で、そして笑顔で楽しく授業に参加していただけたようで、本当によかったです。

シブヤ大学特製メニューには、まだ試行錯誤中ですが、ぜひまた挑戦したいと思っていますので、楽しみにしていてください!

ありがとうございました!!


(シブヤ大学キャンパスMAPつくり隊!一同)