授業レポート

2020/1/10 UP

渋南ネオコミュニティ会議



2019年4月から渋谷STREAMとシブヤ大学のコラボレーション授業として開催されてきた「渋南わたしのキャリアデザイン部」。 今回の授業はこれまでの活動のまとめとして、渋谷STREAMで開催された「SHIBUYASTREAM FES.」にて設置された特設ステージを教室に行われました。
屋外に設置された教室にはこれまでのキャリアデザイン部に参加された生徒の方々や年配の方から小さい子どもたち、観光中の外国人まで様々な人が集まりました。



この授業のテーマは、「キャリア」。
「キャリア」と聞くと、仕事の経歴を思い浮かべますが、言葉の語源は、車輪が通ったあとにできる轍。
仕事だけでなく、学び・仕事・結婚・趣味・家族など、人生を通じて歩んでいく経歴そのものが、「キャリア」です。 というコーディネーターからの投げかけで授業がスタート。

先生は教室となった渋谷STREAMのご近所でコミュニティと関わるお仕事をする3名です。
驚くことに、このメンバーの活動拠点は、渋谷STREAMからすぐそば。渋南のご近所さんなのです。
まずは3名それぞれご自身のキャリア、現在の拠点、そこでの活動についてお話を伺いました。 


“自分に生まれてきてよかった”と思える人生を歩みたいと語り、コワーキングスペースco-ba shibuyaで新しいチャレンジをメンバーに寄り添い応援し、メンバー同士の循環を促す吉田めぐみさん。


好奇心をモチベーションにコミュニティマネージャーとして、100BANCHやQWSなど渋谷から未来を変えるアイディアを発信新しいチャレンジをする人々のサポートをする加藤翼さん。


そして、博報堂ケトルに所属しながら会いに行けるクリエーターのクリエイティブコミュニティスペース「TRAIN TRAIN TRAIN」の運営を担い、様々なコミュニティに関わる大木秀晃さん。



後半は、お互いの仕事について、キャリアについて、活動するということについて、これからの渋南エリアについて、先生たちに様々な質問にお答えいただきました。




ここでは、その中の一つ“ご自身のキャリアに、コミュニティはどう影響していますか?”という投げかけに対する3名の回答をご紹介します。

大木さん:「渋谷ラジオで繋がったコミュニティが自分の中で大きかったですね。普段出会えない人と出会える場が貴重だと思います。」

加藤さん:「原点は、祖父がやっていた奥沢の八百屋ですね。年に1回のお祭りで地元の人がその八百屋に集まってくるんです。お金じゃない関係性で伝統と人がつながっているところに魅力を感じたし、まわりまわって今近いことをやっているなと感じます。」

吉田さん:「色々なコミュニティに行くと、出会える人もさまざま。他の人と出会うことで、自分のことがわかることってありますよね。自分で複数の視点を持つきっかけになっていますね。」

つくっている拠点もコミュニティとの関わり方もそれぞれですが、3名に共通して感じたのが、新しい人・価値観との出会いを大切に、そしてそれを楽しんでいるということです。



導入にあった“人生を通じて歩んでいく経歴そのものが「キャリア」”という投げかけ。
3名のお話を聞いていて、経歴書に書くキャリアだけでなく、これまでの経験、コミュニティ、沢山の出会いのひとつひとつをご自身のキャリアにして活躍されているのだなと感じました。

渋南エリアを代表するクリエイティブワーカーの拠点で人、コミュニティを繋げ、新しいチャレンジに関わる3名。授業を受けるまでどこか自分とはかけはなれた存在なのではないかと思っていました。しかし、授業の最後にあった一歩踏み出すきっかけとして、 “半径50mの世界の人としゃべってみる”“会社以外のフラグをたてる”“コミュニティは参加の度合いのレイヤーがあっていい”など、コミュニティと関わりながら、新しい「キャリア」を作るためのヒントがもらえました。私も新しい一歩を踏み出して見たくなる、そんな時間になりました。

「渋南わたしのキャリアデザイン部」はまだまだ続きます。
みなさんも一緒に新しいキャリアについて考えてみませんか。

(レポート:兵藤まり、写真:田中圭佑)