授業レポート

2020/1/9 UP

第5回 いくつかの仕事をもつ 働き方・生き方

講師の松井さんの自己紹介は、「ぼくは、本屋です」、でも普段は「会社員です」から始まりました。


本屋でもあり、会社員でもあり、他のこともしている現在までの経歴を数々のトピックスを交えながらお話してくださいました。

最初は、出版取次の会社に就職し、在職時から会社の許可を得て、途中からインターンとして書店「B&B」に携わり、「人」と「本屋」のインタビュー誌『HAB』を創刊。


また、東京虎ノ門にあったコミュニティスペース「リトルトーキョー」内に、1坪本屋「小屋BOOKS」をオープン。


そのカフェの清澄白河への移転を機に、現在は店舗を移し台東区蔵前にて「H.A.Bookstore」として運営。また「H.A.Bookstore」では、出版物の卸売(取次)の活動をおこなっています。


 トピックスのいくつかを紹介すると、


・「小屋BOOKS」の時は納品と陳列はやるが、レジはカフェにお願いする(利益は折半)ことで二つの仕事と両立させたこと。


・カフェの移転時には、『ぼくは本屋を減らすのに加担するのは嫌』なので、続く構造をもった本屋(家賃、倉庫、立地)の実現を目指して台東区蔵前にて「H.A.Bookstore」を始めたこと。


・出版社としては、2年に1冊の少ない刊行ペースではペイしないが、本屋と合わせて活動する相性も良く、思い立てば作れる環境があるのが利点といえること。 


参加者した方々も熱心に聞き入り、それぞれの興味(キャリアについてや本屋を始めたい等)に、何かしらのヒントとして応えられた内容となったようでした。


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後半は、松井さんのお話をヒントに、参加者自身の「働き方・生き方」について、いくつかの仕事をもつこと(パラレルキャリア)も含めてグループで、現状や計画(希望)をシェアしあいました。 


あるグループでの話題を一つ紹介すると、内容の詳細に触れることは出来ませんが、


「親戚の持っている山林が利用されていないことから、間伐等による里山保全や自然環境整備、間伐材の利用による産業振興等をやってみたい」というお話があり、このお話に触発されたり、アイデアが出されたり和やかな中にも中身の濃い時間となりました。


終了時間となり、全体写真を撮り解散の後も、多くの方が残って会場の使用時間リミットまで話されていていました。どこかのお店に移動して話の続きをされた人たちも少なくなかったようです。


働き方改革、パラレルキャリアなどの言葉があふれている状況の中、松井さんのキャリアや参加者の様々な思いから、“自分らしい働き方・生き方”を考える良いきっかけとなった授業となりました。


(レポート:竹田憲一)