授業レポート
2014/8/1 UP
シブヤを地図で読む! 歩きたくなるシブヤ
〜江戸-明治-昭和-平成+オリンピック〜
今回の先生は、一般の方々にも地図の魅力を伝える普及活動を
精力的に行っている、小林 政能さん。
「「地図ナイト」主宰、「境界協会」主宰、理学修士、また一般財団法人「日本地図センター」主幹研究員として雑誌『地図中心』編集担当と活動されている」まさに「地図」のスペシャリストです。
当日は、数多くの配布資料の元、様々なワークを実施。
座学でありながら、まさにシブヤを体感できた
ボリュームたっぷりの授業になりました。
【授業の流れ】--------------------------------------------------------------------
■ 参加者の皆さんにアンケートが配られ、早速皆さんアンケートに回答。
その場で直ぐに回収されました。
(アンケート結果は、後程発表!さてさて、どんな結果なのでしょう。)
■ 配布資料のシブヤ略史を元に、ピックアップした重要な項目を
年表を時間スケールに書き写し、まずシブヤの歴史遷移を把握しました。
■ シブヤの高度カラーグラデーション地図を見ながら、A3サイズの方眼紙に
シブヤ駅を中心に据え、先生のナビゲートに従いながら、
川・街道・鉄道を書き込み、シブヤの地図の概要を把握しました。
■ 配布資料や地図アプリを用いて、江戸~オリンピックまでの
地図を見ていきました。
■ クライマックスはGoogle Earthを用いて、渋谷川に沿った
シブヤの街の疑似さんぽ。早く教室を出て、歩きたくなります!
■ アンケートの結果発表と地図に関する文学的思想の紹介
--------------------------------------------------------------------------------------
■ 参加者の皆さんにアンケートが配られ、早速皆さんアンケートに回答。
その場で直ぐに回収されました。
アンケートの内容は、
・出身都道府県
・年代
・シブヤ デビューの年代(シブヤ歴)
・普段の道の迷いさすさ
・シブヤでの道に迷ったことがあるか
等々でした。
参加者の皆さんはどんな方々なのか…。
回答しながら、興味津々です!
■ 配布資料のシブヤ略史を元に、ピックアップした重要な項目を
年表に書き写し、まずシブヤの歴史遷移を把握しました。
年表に書いていくと、関東震災後・1960年代のオリンピック後の
動きが活発だとわかります。
■ シブヤのカラーグラデーション地図を見ながら、A3サイズの方眼紙に
シブヤ駅を中心に沿え、先生のナビゲートに従いながら、
川・街道・鉄道を書き込み、シブヤの地図の概要を把握しました。
シブヤ駅を中心に、座標軸(X軸・Y軸)が描かれたような概要地図が
画けていきます。年代が進むにつれ、数学のグラフを書いているような
幾何学的な地図が出来ました。
■ 配布資料や地図アプリを用いて、江戸~1964東京オリンピック~現在までの
地図を見ていきました。
まずは、地図アプリを使い、授業を受けている教室のある場所を起点に
地図がどんどん年代によって変わっていく様子がわかります。
そして、2020年のオリンピックの開催場所を江戸時代の地図で見ると…
ほとんどが海上での実施になるではありませんか!
「湾岸五輪」とも形容できそうだとのこと。なるほど、
江戸時代の人もビックリですね。
■ クライマックスはGoogle Earthを用いて、渋谷川に沿った
シブヤの街の疑似散歩。早く教室を出て、歩きたくなります!
授業の最後に差し掛かると、Googl Earthを用いて「地図」とその地図が示す実際の
「場所・画像」でシブヤを疑似散歩。「地図」が示すあの場所は、こんな「場所」なんだ!
これは、早く「地図」を片手に散歩したい。
そんな衝動に駆られます。
■ アンケートの結果発表と地図に関する文学的思想の紹介
今回は、全国津々浦々様々な年代の方々に参加いただけました。
印象的なのは、普段道に迷わない方もシブヤでは道に迷いやすかった、
という結果です。
「どんなところ?と聞かれたら」という質問には、「がやがやしていて人が多い所」、
「基本的には若者の街」、といったものから「案外大人もOK」まで幅広かったです。
また「シブヤに初めて来た人を観光案内!どこに連れていく?」という質問には、
「ヒカリエ」「NHK放送センター」から「初台オペラシティ」「恵比寿ガンーデンプレイス」まで、みなさんなりのシブヤがあることも感じました。
ここまでボリュームたっぷりにシブヤを地図で読む機会はなかなか無いのではないでしょうか。
地図を存分に読み解いていった後で、先生は文学作品を紹介してくださいました。
「地図」とそれを作り・利用する「人間」。その関係性を示唆してくださり、
さらに「地図」の奥深さを感じることが出来ました。
【先生の「ことば」】
・「地図」と「歴史」は、分野は違いますが、実は密接に関連しています。
・渋谷が谷であることを、NHKの屋上から見下ろすことで分かります。
・「地図」は時代と共に変わりますが、それを利用する私たち人間の本質は
変わらないのかもしれません。
【私の「まなび」】
・「地図」は、「歴史」をも脇役にしてしまう位の存在感。
・ シブヤはその名の通り「谷」なのであり、そのため勾配も多く
普段道に迷わない人をも迷わせる、まさしく「地図」が必須な「まち」。
・ 「地図」から発見できる、まちの新しい魅力がある。
皆さんも、知りたい「まち」を「地図」からアプローチしてみませんか?
(ボランティアスタッフ 天住 貴子)
精力的に行っている、小林 政能さん。
「「地図ナイト」主宰、「境界協会」主宰、理学修士、また一般財団法人「日本地図センター」主幹研究員として雑誌『地図中心』編集担当と活動されている」まさに「地図」のスペシャリストです。
当日は、数多くの配布資料の元、様々なワークを実施。
座学でありながら、まさにシブヤを体感できた
ボリュームたっぷりの授業になりました。
【授業の流れ】--------------------------------------------------------------------
■ 参加者の皆さんにアンケートが配られ、早速皆さんアンケートに回答。
その場で直ぐに回収されました。
(アンケート結果は、後程発表!さてさて、どんな結果なのでしょう。)
■ 配布資料のシブヤ略史を元に、ピックアップした重要な項目を
年表を時間スケールに書き写し、まずシブヤの歴史遷移を把握しました。
■ シブヤの高度カラーグラデーション地図を見ながら、A3サイズの方眼紙に
シブヤ駅を中心に据え、先生のナビゲートに従いながら、
川・街道・鉄道を書き込み、シブヤの地図の概要を把握しました。
■ 配布資料や地図アプリを用いて、江戸~オリンピックまでの
地図を見ていきました。
■ クライマックスはGoogle Earthを用いて、渋谷川に沿った
シブヤの街の疑似さんぽ。早く教室を出て、歩きたくなります!
■ アンケートの結果発表と地図に関する文学的思想の紹介
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■ 参加者の皆さんにアンケートが配られ、早速皆さんアンケートに回答。
その場で直ぐに回収されました。
アンケートの内容は、
・出身都道府県
・年代
・シブヤ デビューの年代(シブヤ歴)
・普段の道の迷いさすさ
・シブヤでの道に迷ったことがあるか
等々でした。
参加者の皆さんはどんな方々なのか…。
回答しながら、興味津々です!
■ 配布資料のシブヤ略史を元に、ピックアップした重要な項目を
年表に書き写し、まずシブヤの歴史遷移を把握しました。
年表に書いていくと、関東震災後・1960年代のオリンピック後の
動きが活発だとわかります。
■ シブヤのカラーグラデーション地図を見ながら、A3サイズの方眼紙に
シブヤ駅を中心に沿え、先生のナビゲートに従いながら、
川・街道・鉄道を書き込み、シブヤの地図の概要を把握しました。
シブヤ駅を中心に、座標軸(X軸・Y軸)が描かれたような概要地図が
画けていきます。年代が進むにつれ、数学のグラフを書いているような
幾何学的な地図が出来ました。
■ 配布資料や地図アプリを用いて、江戸~1964東京オリンピック~現在までの
地図を見ていきました。
まずは、地図アプリを使い、授業を受けている教室のある場所を起点に
地図がどんどん年代によって変わっていく様子がわかります。
そして、2020年のオリンピックの開催場所を江戸時代の地図で見ると…
ほとんどが海上での実施になるではありませんか!
「湾岸五輪」とも形容できそうだとのこと。なるほど、
江戸時代の人もビックリですね。
■ クライマックスはGoogle Earthを用いて、渋谷川に沿った
シブヤの街の疑似散歩。早く教室を出て、歩きたくなります!
授業の最後に差し掛かると、Googl Earthを用いて「地図」とその地図が示す実際の
「場所・画像」でシブヤを疑似散歩。「地図」が示すあの場所は、こんな「場所」なんだ!
これは、早く「地図」を片手に散歩したい。
そんな衝動に駆られます。
■ アンケートの結果発表と地図に関する文学的思想の紹介
今回は、全国津々浦々様々な年代の方々に参加いただけました。
印象的なのは、普段道に迷わない方もシブヤでは道に迷いやすかった、
という結果です。
「どんなところ?と聞かれたら」という質問には、「がやがやしていて人が多い所」、
「基本的には若者の街」、といったものから「案外大人もOK」まで幅広かったです。
また「シブヤに初めて来た人を観光案内!どこに連れていく?」という質問には、
「ヒカリエ」「NHK放送センター」から「初台オペラシティ」「恵比寿ガンーデンプレイス」まで、みなさんなりのシブヤがあることも感じました。
ここまでボリュームたっぷりにシブヤを地図で読む機会はなかなか無いのではないでしょうか。
地図を存分に読み解いていった後で、先生は文学作品を紹介してくださいました。
「地図」とそれを作り・利用する「人間」。その関係性を示唆してくださり、
さらに「地図」の奥深さを感じることが出来ました。
【先生の「ことば」】
・「地図」と「歴史」は、分野は違いますが、実は密接に関連しています。
・渋谷が谷であることを、NHKの屋上から見下ろすことで分かります。
・「地図」は時代と共に変わりますが、それを利用する私たち人間の本質は
変わらないのかもしれません。
【私の「まなび」】
・「地図」は、「歴史」をも脇役にしてしまう位の存在感。
・ シブヤはその名の通り「谷」なのであり、そのため勾配も多く
普段道に迷わない人をも迷わせる、まさしく「地図」が必須な「まち」。
・ 「地図」から発見できる、まちの新しい魅力がある。
皆さんも、知りたい「まち」を「地図」からアプローチしてみませんか?
(ボランティアスタッフ 天住 貴子)