シブヤ大学

授業レポート

2014/2/21 UP

恵比寿で土俵入り!ゼロから始める、お相撲入門

今回は相撲の授業。


相撲の授業ということで、恵比寿駅近くのちゃんこ部屋というお店で授業が行われました。
雰囲気出ます!
今回の先生は野村さんという相撲の雑誌「TSUNA」の編集長です。
野村先生は音楽業界で働かれていますが、相撲好きが高じて雑誌まで作ってしまうエネルギーあふれる方!
すごいですね。


今回は大雪で電車が止まっており、参加者がいつもより少なめでしたが、そ
れでも皆さん相撲の話を聞きに参加されました(本当にありがとうございます!)。
しかも参加者の7割は女性!参加理由を聞くと、
「これを機に興味を持ってみようかな」
「相撲部屋が多い地域に住んでいて、地元のローソンで力士を良く見かけるので
それがきっかけで興味を持ち始めました」などと、
相撲に興味を持ちたいけど今まできっかけがなかった方が多かったです。なるほど、
ここにニーズ有りですね!


14時を過ぎ、授業を開始。3〜4人のグループに別れ、自己紹介と同時にチーム名を力士の名前で決めます。
琴欧州チーム、武双山チームなど、各々好きな力士を挙げていただきました。


その後先生が相撲について簡単にレクチャー。
例えば、相撲の語源や相撲の見方など。


そもそもなぜ相撲というのか?


もともと相撲という言葉は「すまう(争う)」という言葉から来ていて、
力比べという意味合いがあったそうです(諸説あり)。
また、神事の一部だったそうで日本書紀にもこの言葉が載っています。
それが室町時代に娯楽観覧のために現代のような相撲の基礎が確立したそうです。


先生は説明が上手で、どんどん話が盛り上がっていき、
学生から質疑応答を受けながら良いムードで授業がすすめられていきます。


相撲協会の会員になるためにはどうすれば良いのか?


部屋に入るにはどうすれば良いの?


国技館での楽しい過ごし方は?


やっぱり国技館ではマス席でみないとだめ?


なんで両国に国技館があるの?


などなど。学生がどんどん質問を挙げていき、饒舌な先生はポンポン質問に答えていきます。


おやつ?にちゃんこが出され、心温まる料理を食しながら更に話は盛り上がります。


その後、DVDで相撲を見ながら先生が解説いただき、相撲の楽しみ方をレクチャー頂いたり、
国技館のいき方や朝稽古のオススメ等、様々な視点で学生を魅了していきます。
そしてなんと朝稽古も行けちゃうそうです!!行ってみたい!!


2時間の授業の中で様々な話題が盛り上がりましたが、
先生はまず相撲そのものを楽しんでほしいとおっしゃってました。
どうしても相撲は伝統的なイメージがあり、敷居が高いイメージがありますが、
「こんな力士がいるんだ」「こういう闘い方があるんだ」など
とりあえずテレビで見ていただければだんだん面白くなっていく。まずは楽しみましょう!
と最後におっしゃっていたのが印象的でした。


筆者も一度国技館に行ったことがありますが、この話を聞くととても行きたくなりました。
今この話を聞くとまた違った楽しみ方ができるなと思いました。


なかなか相撲に触れる機会は少ないかもしれませんが、折角の日本発祥の競技です。
皆様これを機に是非テレビや国技館で相撲を楽しんでくださいね



(ボランティアスタッフ:高畑陽馬)