シブヤ大学

授業レポート

2014/1/23 UP

カラダの歪みを自分で治してあげよう ~「背骨コンディショニング」に学ぶ、運動の基本と自然治癒力~

「姿勢を良くしたい」
「なんとなく体が凝り固まっている気がする」
「手軽に体のゆがみをなおしたい」

今日はそんな風に感じている人にぴったりの授業でした。

「背骨コンディショニング」とは、
背骨のゆがみを体操や筋トレによって自分で 正してあげる健康法です。
自分自身で背骨を正していく方法に、
わくわくした気持ちで参加しました。

講師は、
背骨コンディショニング協会公認インストラクターの黒田仁美さん。

普段、私たちの身体は、
どこか一つ背骨のバランスが崩れるとなおすためにバランスをとろうとします。
そのため、知らず知らずのうちに身体の様々なところに支障が出ることがあるそうです。
そこで、自分自身で正しい背骨のあり方に矯正していくことで 無理なく自然に整えていけることができるそう。

どんな風に変わっていくのか、どきどきです。





背骨コンディショニングプログラムで行うことは大きく分けてこの3つ。
①ゆるめる ②矯正する ③筋力トレーニング

まず最初に、今の自分の身体の状態をチェッ クします。
あぐらをかいた時、膝が床とどれくらい離れていますか?
スネの両側の筋肉をさわって張り具合はどうですか?
ふくらはぎのむくみはどうでしょう?

そんな風に、身体のいろいろなところの状態を自分で触りながら確認していきます。
それぞれが自分の身体の固さや張りを実感し、
これじゃまずいなと思ったところで(笑)
身体をゆるめる動きに入っていきます。

あぐらをかいて、左右にゆーっくり揺らしたり うつぶせになって、
足をぶらぶらと揺らしたり、 上半身を左右に揺らしたり。

“きついときは無理しない” 先生の声に従いながら、
各々が自分のペースでゆったりと身体をほぐしていきます。
痛いと感じるまでやらなくて良いとのこと。
自分が楽に感じる部分の範囲でゆるやかに身体を揺らしていくのがポイントだそうです。

教室にはリラックスできる音楽が流れていて
すっかり癒しの雰囲気がただよっています。

次に、少しずつ筋肉を伸ばしていくことで矯正していく動きにります。
お尻にタオ ルをあてて、
自転車をこぐように足を動かしたり
足を伸ばしたまま床と接するギリギリのところまで上げ下ろししたりと動きはゆっくりなのですが、
なかなかキツい トレーニングが続きます。

所々で先生が「無理しないで下さいねー。ゆっくりでいいですよ。」
などと声をかけながら教室をまわり、
私たち参加者は自分の動きを確かめながら集中していました。

他にも、うつ伏せになり、手のこぶしの上にあごを乗せて左右に揺らす動きなど初めての動きばかり。
普段動かしていない部分を意識して使っていた印象を受けました。

最後にもう一度、自分の身体をチェック。
関節がやわらかくなり、よく曲がるようになっていたり、
ふくらはぎのむくみが取れてやわらかくなっていたり。
教室には「わあーっ」「違う!」という、驚きの声があがっていました。
また、筋力があるおかげで、
矯正された身体が支えられると改めて確認しました。

*

あっという間の2時間でしたが、
一つ一つのゆるやかな動作に5分から10分は、かけていたと思います。 それくらい丁寧に自分の身体と向き合うこ とって、
普段なかなかないですよね。
これならお風呂上がりや寝る前などに無理なく続けていけそうだと感じました。
手軽な健康法だからこそ、
継続して背筋の伸びた一年にしていきたいです。
すぐに毎日の生活に活かしていける、とても 有意義な授業でした。


(第5期インターン・深澤まどか)