シブヤ大学

授業レポート

2014/1/23 UP

みんなの手芸室11 クロスステッチで雪模様をつくろう!

土曜日の朝「う〜ん!いい天気」そんな気持ちで渋谷へ向かいます。
ピリっと寒い朝だけど、空の色は、こころがウキウキする晴天です。
そんな冬の快晴は、頭すっきりで何かをこしらえるのには持ってこい
そんな気分で集合場所に到着しました。

渋谷の街はよく来るけど、午前中からたくさんの人が活動してるんだなと
あらためて思ったり、こまかな人の動きや道を探している人
待ち合わせのドキドキや、大きな街の雑多なパワーを感じます。
そんな時は、なんだか感覚が研ぎ澄まされてるような気がして
それだけで、楽しいのです。

お昼を過ぎたあたりからの授業は、サンイデーのステキなスペースとの
雰囲気ともあいまって、はじまりはちょっとしとやかな感じでスタート。
コーディネーターの案内で、自分紹介とおとなりさんの紹介とをしていく
みんなで順繰りまわるうち、出身地や家族構成、好きな物なんかが
不思議だけど、うまいこと符号が合っていくのが、みんなですごいの小騒ぎ。
人のことを考えると、もちろん頭もつかうけど
思いやれるし、そうなると何だか打ち解けられるんだなぁ自然にと思いました。

すずきち先生のやわらかなクロスステッチへのいざないと確かな思いが
生徒さん達に伝わっていきます。針と糸をもったばかりの時間は
なかなか1針1針が進まなかったけど、個々のペースで形づくられていく小さな作品達は
それぞれの思いを形に色にしたステキな出来上がりだった。
ぐっと集中する授業の内容だからなのか、おしゃべりが飛び交うというよりは
チクチクチクとクロスステッチに向き合うイメージ。
そうしながらも、少しコツをつかんだ生徒さんは、おとなりさんから
「ここどうするの?」なんて聞かれたりしていて
先生はみんなの事をまんべんなく目を配り、その人その人にあった形やスピードで
アシストしていただき、いっぱいお話をしてる訳ではないけれど
一体感と満足感が高かったような気がします。

クロスステッチに関する、様々な材料や素材の事も伺い
授業後も生徒さん同士、生徒さんと先生の会話の中にも
道具や工程に関すること、疑問質問のやりとり時間になってました。
午後からは雪のお天気になるかもと聞いていた予報も
良い方に転がり、土曜日の渋谷の雪は
クロスステッチのカラフルな雪の結晶となって
生徒さん達のもとへおさまりました。

(ボランティアスタッフ:渡部 丈徳)