シブヤ大学

授業レポート

2013/7/25 UP

KEEP PORTLAND WEIRD.

「ポートランドは変な人が多いんですよ。」

そう笑顔で語る松嶋さんからポートランドに対する愛情を感じました。本授業の講師の松島 大介さんは参宮橋駅近くにある、ポートランドのコーヒーロースター「Stumptown Coffee Roasters」の豆を取り扱うコーヒースタンド「Paddlers Coffee」の店主。中学卒業から7年ほどをオレゴン州ポートランドに住んでおり、今回の授業では松嶋さんがその間に感じたポートランドの生活やそこに住む人たちの生活観や価値観を話してくれました。

「あなたが思う住みたい街とはどんな街ですか?」 という問いで始まった本授業。おそらく松嶋さんが思う住みたい街とはポートランドそのものだったように思います。

ポートランドでは仕事終わりに気軽に行ける大自然があり、誰もが気軽に話し掛け合う広場があり、やりたいことをやってそれを気軽に誰かに売る環境があります。

私はその「気軽さ」がポートランドの持つ良さに感じました。

私たちは普段生活しているとさまざまな柵や障害を抱えています。それは、物理的なものであったり、人と人との距離感であったり・・・。それらによって、いくつものアクションを諦めてきたかもしれません。 しかし、今回話しを聞いてポートランドはそれらの物事にアプローチするハードルの低さを感じました。実際、ポートランドでは副業をやっている人が多いといいます。 チャレンジに優しい街、ポートランド。そこでは、自分の価値観で自分のやりたいことにチャレンジしている人が数多くいます。

これはステレオタイプ的成功への信仰が強い日本人にとって新鮮に感じられるのではないでしょうか。しかし、また同時に心地よくも感じられるはずです。  心が疲れた時には、ポートランドを訪れてみてはいかがですか?

(ボランティアスタッフ: 吉田 洋晃)