授業レポート
2013/3/22 UP
こどものための井戸端会議 〜おしゃべりしながら、楽しくまなぼう!〜
服を着る時も泣く、服を脱ぐときも泣く、ご飯が欲しいと泣く、ご飯がいらないと泣く…
「こどもは泣くのが仕事」とは昔からよく言いますが、我が子の「泣く」は親にとっては心が痛いものです。
今日はそんな子どもの「泣く」をテーマに、「フリーランス保育士」の小竹めぐみ先生を囲んで皆で語り合う「こどものための井戸端会議」に参加しました。
■こんなときどうすればよい?こどもの「泣いた」エピソード
生徒さん、スタッフともに皆「こどもがいる」または「こどもにまつわる活動経験がある」人ばかり。
対話に集中するために、こどもがいる方は預けて授業に出ていただきました。
皆で輪になって座り、順に自己紹介と自身が経験した「こどもの泣いたエピソード」を語ります。
どのエピソードも「あるある」「うんうん」と思わず頷けるものばかりでした。
■エピソードについてより深く対話する
さらに少人数のグループになって、先ほど話したエピソードについてより詳しく語り合いました。
普段は仕事や育児で忙しく、自分の「どうしよう?」にしっかり向きあう時間がなかなか取れないもの。
どのグループも皆話す口が止まらず、わきあいあいと「井戸端会議」が続きます。
■大切なことは「クールな視点」と「寄り添うこころ」子育てぷちセミナー
再び全員で輪になって座り、小竹先生から子育てのコツを伺いました。
小竹先生によると、こどもに向かい合うために大切なことは2点。
「クールな視点」と「寄り添うこころ」だということです。
私も伺って驚いたのですが、こどもに「泣いているときどんな気持ちがする?」と質問すると
「気持ちいい」「楽しい」という言葉が帰ってくるそうです。
嬉しい気持ちも。
悔しい気持ちも。
時には痛過ぎて涙がでる、なんていうこともありますね。
大人もこどもも、言葉にならない想いが《涙》となります。
涙は、流れることで心の中を浄化してくれますので
ストレス発散にもなるのです。
「泣ける」って「素敵なこと」なので、大切にしていきたいと先生は言います。
そのため、こどもが泣いているときには
「上手に発散できているな、よしよし」と客観的にとらえる「クールな視点」と
「泣きたかったんだよね、悲しかったね」とこどもに伝える「寄り添うこころ」が大切なのだそうです。
(なるほど!次回から我が子がギャン泣きしていても落ち着いて対処できそう!)
生徒それぞれの「どうしよう?」にも、先生が具体的なアドバイスをくださいました。
朝、時間がないのにぐずるこどもには?
好き嫌いするこどもには?
おふろが苦手なこどもには?
拗ねて皆の輪に参加しないこどもには?などなど…
どのアドバイスにも共通していたことは、
「きちんとこどもと話をするということを習慣づける」
「落ち着いて話を聞き、言ってくれてありがとう、と認めてあげる」
ということでした。
■「井戸端会議」の大きな可能性
最後に、今日の授業をふりかえって「今日からやってみよう!」と思えたことを皆で発表しました。
「こどもがおふろ大好きになれるようなシャンプーハットを買います(笑)」
「いい場にこれたなと思いました。まだ聞きたいし、喋りたい!」
「こどもを一人の人として尊重しないと、と初めて思いました。」
先生と、皆と「対話」することで、自分の中の「どうしよう」に対して、それぞれが答えを見つけはじめることができたようです。
昨今、子育てはもちろんすべての事象に対して、「本」や「先生」や「勉強会」があふれ、
それぞれがそれぞれの「正解」を主張しています。
けれども、「正解」がいくつもあるとよけいに不安になる。
先生は、「人と人との対話」によって自分なりの答えを導く「井戸端会議」にこそ、大きな可能性があると信じて活動しているそうです。
授業の途中、生徒さんのひとりが
「いいママになれそう!」
と笑顔でつぶやかれているのを耳にして、私も「井戸端会議」の大きな力を目の当たりにしました。
(ボランティアスタッフ:桜井 愛)
「こどもは泣くのが仕事」とは昔からよく言いますが、我が子の「泣く」は親にとっては心が痛いものです。
今日はそんな子どもの「泣く」をテーマに、「フリーランス保育士」の小竹めぐみ先生を囲んで皆で語り合う「こどものための井戸端会議」に参加しました。
■こんなときどうすればよい?こどもの「泣いた」エピソード
生徒さん、スタッフともに皆「こどもがいる」または「こどもにまつわる活動経験がある」人ばかり。
対話に集中するために、こどもがいる方は預けて授業に出ていただきました。
皆で輪になって座り、順に自己紹介と自身が経験した「こどもの泣いたエピソード」を語ります。
どのエピソードも「あるある」「うんうん」と思わず頷けるものばかりでした。
■エピソードについてより深く対話する
さらに少人数のグループになって、先ほど話したエピソードについてより詳しく語り合いました。
普段は仕事や育児で忙しく、自分の「どうしよう?」にしっかり向きあう時間がなかなか取れないもの。
どのグループも皆話す口が止まらず、わきあいあいと「井戸端会議」が続きます。
■大切なことは「クールな視点」と「寄り添うこころ」子育てぷちセミナー
再び全員で輪になって座り、小竹先生から子育てのコツを伺いました。
小竹先生によると、こどもに向かい合うために大切なことは2点。
「クールな視点」と「寄り添うこころ」だということです。
私も伺って驚いたのですが、こどもに「泣いているときどんな気持ちがする?」と質問すると
「気持ちいい」「楽しい」という言葉が帰ってくるそうです。
嬉しい気持ちも。
悔しい気持ちも。
時には痛過ぎて涙がでる、なんていうこともありますね。
大人もこどもも、言葉にならない想いが《涙》となります。
涙は、流れることで心の中を浄化してくれますので
ストレス発散にもなるのです。
「泣ける」って「素敵なこと」なので、大切にしていきたいと先生は言います。
そのため、こどもが泣いているときには
「上手に発散できているな、よしよし」と客観的にとらえる「クールな視点」と
「泣きたかったんだよね、悲しかったね」とこどもに伝える「寄り添うこころ」が大切なのだそうです。
(なるほど!次回から我が子がギャン泣きしていても落ち着いて対処できそう!)
生徒それぞれの「どうしよう?」にも、先生が具体的なアドバイスをくださいました。
朝、時間がないのにぐずるこどもには?
好き嫌いするこどもには?
おふろが苦手なこどもには?
拗ねて皆の輪に参加しないこどもには?などなど…
どのアドバイスにも共通していたことは、
「きちんとこどもと話をするということを習慣づける」
「落ち着いて話を聞き、言ってくれてありがとう、と認めてあげる」
ということでした。
■「井戸端会議」の大きな可能性
最後に、今日の授業をふりかえって「今日からやってみよう!」と思えたことを皆で発表しました。
「こどもがおふろ大好きになれるようなシャンプーハットを買います(笑)」
「いい場にこれたなと思いました。まだ聞きたいし、喋りたい!」
「こどもを一人の人として尊重しないと、と初めて思いました。」
先生と、皆と「対話」することで、自分の中の「どうしよう」に対して、それぞれが答えを見つけはじめることができたようです。
昨今、子育てはもちろんすべての事象に対して、「本」や「先生」や「勉強会」があふれ、
それぞれがそれぞれの「正解」を主張しています。
けれども、「正解」がいくつもあるとよけいに不安になる。
先生は、「人と人との対話」によって自分なりの答えを導く「井戸端会議」にこそ、大きな可能性があると信じて活動しているそうです。
授業の途中、生徒さんのひとりが
「いいママになれそう!」
と笑顔でつぶやかれているのを耳にして、私も「井戸端会議」の大きな力を目の当たりにしました。
(ボランティアスタッフ:桜井 愛)