シブヤ大学

授業レポート

2012/12/21 UP

自然療法とアーユルヴェーダのお話

この日は神宮前にあるナチュラルスペース&キッチン「Vayu」のオーナーである
坂田恵美(さかためぐみ)さんにお話を伺いました。

参加者の方々は「肌が弱い」「ご家族に病気の方がいる」「ヨガをやっている」など、
さまざまな理由からアーユルヴェーダに興味を持たれていました。
ただ、関心はあってもアーユルヴェーダ=リラクゼーションという
イメージを持つ方がほとんどでした。

恵美さんは、小児ぜんそくや蓄膿症、アトピーなどの症状があり、
それを治すために子供の頃から、雑穀、玄米、食餌療法、自然療法で育てられたそうです。
また恵美さん自身も成長するにつれ、それらの効果を実感し、
自ら知識を深めていったそうです。


アーユルヴェーダと治療は日本では、なかなかイメージが結びつきませんが、
インドでは医療行為として認識されているそうです。
アーユルヴェーダは、日本では比較的知られている
「オイルマッサージ」以外にも「食」も大事にしているそうです。


午前中は、参加者一人一人が、自分のプラクリティ(体質)をチェックしました。
「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つのエネルギー体質に大きく分かれます。
自分の体質を知ることで、健康を保つ方法を知ることができるそうです。

お昼には、インドのアーユルヴェーダ病院のレシピに基づいて作られているカレー、
発酵ジュースや野菜ジュースを、みんなでおいしくいただきました。


講義のほかに、アーユルヴェーダを実際に試してみる時間もありました。
恵美さん手作りのハーブオイルでヘッドマッサージをしました。
頭皮にオイルをよくすりこむと、香りもよく、
頭が刺激されてスッキリした気持ちになりました。

その他、びわ酒エキスもいただきました。
びわ酒は打ち身、切り傷、やけどなど、何にでも効くそうです!
 

アーユルヴェーダと自然療法は奥深い領域で、突き詰めるときりがないため、
あまり神経質になりすぎず、無理なくできる範囲から始めるのがいちばん良いそうです。

それであれば私も楽しみながら健康なライフスタイルを保てるのではないかと思い、
アーユルヴェーダについてもっと知りたくなりました。
恵美さんの講義を受けて、健康への前向きな意識が高まりました。


おもしろい話を聞くことができ、
また、たくさんの質問にも丁寧に答えていただき楽しい一日でした。


(ボランティアスタッフ 小野寺理香)