シブヤ大学

授業レポート

2012/11/27 UP

いつもと違った視点でモノゴトを眺める ~コマ撮りアニメ制作で何が見える?~

あいにくの雨(というか、豪雨)の中、恵比寿社会教育館にて15名の生徒さんとともに【いつもと違った視点でモノゴトを眺める ~コマ撮りアニメ制作で何が見える?~】はスタートしました。

授業の最初に、コマ撮りとは何ぞや?を理解するために先生が紹介してくださった動画がこちら。



ここまで行くとかなりハイレベルな映像ですが、「ありえないことも起こっているかのように思わせる」コマ撮りの原理について共通の理解を得られたところで、実際の作業に入ります。

二人一組のペアで授業は進んでいきます。
まずは、2枚の写真を使う2コマアニメーションで練習。たとえば、木のブロックをゲンコツで粉々に壊す。ノートをハンマーでガラスのようにたたき割る。文字に起こすと「ありえない」ことなのですが、2枚の写真をつなげると、これが不思議と「起こっているかのように」見えるのです。
カメラの位置や撮り方に苦心しながらも、撮影が進むにつれ生徒さん同士の話も弾み、各々工夫している様子が見て取れました。

撮影に慣れたところで、いよいよメインの課題に入ります。
先生があらかじめ用意していた絵コンテ通りに各ペアが自分たちのパートを撮り、それを最後に編集してひとつのストーリーになるようにつなげる、というもの。
先生にアドバイスを受けたり、撮り方にちょっとアレンジを加えてみたり、会場のカーテンを背景にしたり……各ペア思い思いにとにかく夢中で撮りまくりました。

撮影が終わり、全員で完成品を見たときには「おぉ~」と歓声も上がりました。
完成品は40秒ほどの短い映像。


YouTubeにてご覧いただけます↓






各ペアの担当は10秒前後のパートでしたが、試行錯誤を重ね、撮影を続けていく中で自分たちなりのやり方やアイディアを発見したよう。参加した生徒さんからは「ハマりそう!」なんて声も聞かれました。


作品をUPしてシェアしたりできる環境があるので、見る立場だけではなく制作も継続してくれれば……と先生がおっしゃっていたように、コマ撮りがこの授業をきっかけに参加してくださった生徒さんの生活の一部に加わればいいなと思います。
もしかしたら未来の映像作家が出るかも!?


(ボランティアスタッフ:清水康子)