シブヤ大学

授業レポート

2012/5/29 UP

宇宙が僕らを呼んでいる!? ~月面探査ローバーを操縦しよう!~

5月中旬にもかかわらず、最高気温は25度以上の夏日。
10歳の子供から中年のおじさんまで、約25人の来場者。
探査機はやぶさや宇宙兄弟など、最近は宇宙をテーマにした話題が多いこともあり、授業には定員の約3倍の申し込みがありました。

今回は宇宙兄弟の六太に扮装した川内イオさんが進行(数名しか宇宙兄弟の六太に扮装しているのだと気がついていません……)。
Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースGoogle Lunar XPrizeに日本代表として参加しているWhite Label Space Japanの代表、袴田 武史さんを講師に迎え、授業スタートです。


袴田さんには2015年までに月面に無人探査機を送り込むというお話や、レースに参加する海外チームAstroboticやMoonExpress等の紹介を交えながら、民間で展開されている宇宙への取り組みを説明して頂きました。

シブヤ大学の生徒の方々は、民間がおこなっている宇宙への取り組みに、かなり真剣に耳を傾けていました。
袴田先生のセッションが終わり、今度は5人一組チームによるワークショップ。

下記のテーマからひとつ選び出し、それぞれのチームでディスカッションを行いました。

・月面でやったら面白いと思うミッションは?
・多くの人に関心をもってもらうにはどうすればよいか?

そして最後のセッションではお待ちかねの探査機、月面ローバーのプロ
トタイプの操縦です。
ローバーに搭載したネットワークカメラの映像だけで操縦するのは至難の業です。
会場を月面に見立てたコース内にある、地球の模型、水分子の模型、アポロの模型などを発見し
ネットワークカメラで撮影するというミッションです。

見た目、操縦は簡単そう。
でもどのチームもかなり苦戦を強いられていました。
苦戦を強いられながらも、チーム一丸となって、ミッションクリアを目指していました。
今回の授業では、ローバー操縦や月で行いたいミッションのワークショップや民間の宇宙開発事情など、
一般生活の中ではなかなか触れることのできない事が目白押しでした。
今後は少し宇宙への見方が一味も二味も変わる体験がおこなえた2時間だったと思います。

(ボランティアスタッフ:宇佐見典昭)