シブヤ大学

授業レポート

2012/6/19 UP

水と私達と森と

 私達の住む日本では「水」は蛇口を捻ればすぐに出てきます。使った水は川に流れ海へ行き…ということも何となくイメージはできます。
では私達はその「水」をどれくらい使って生活しているんだろう?「水」と私達や森はどんな影響を及ぼし合っているんだろう?
そうした「水」と私達の関係について、「水」のスペシャリスト、橋本 淳司さんにお洒落なカフェで先生をしていただきました。

 授業は、「アクティビティ」という体験型のワークショップをメインに進んでいきました。生徒の皆さんは時には水になり、部屋の中でぐるぐる循環を体験したり、時には雨や杉やブナや石となりカフェの中を何回も走り回ったりしていただきました。
 ひとつひとつの動きや役割には意味があり(水も雨も杉もブナも石も、それぞれの役目にもすべてに意味があったのです!)実際に体験をすることで、「水ってこうやって循環しているんだ!!」、「森と水との関係って植物と水との関係だけじゃないんだ!!」、「水の循環に機能している森、していない森」ということがすんなり腑に落とすことが出来ました。
 
 その晩、私は歯を磨く時に蛇口を止めて磨きました。些細な事ですが、私と水とのつながりを知る事で、「水」に対して少しだけ思いやりが持てるようになれたのかな、と思いました。
 まずは「知ること」。今まで漠然としてきたことも、知る事でぐっと身近に感じることができるということを先生に教えていただきました。

橋本先生、そして貴重な授業の空間を提供してくれたTokyo Family Restaurantの皆さま、本当にありがとうございました!


(ボランティアスタッフ: 柴田 諒太郎)