シブヤ大学

授業レポート

2011/3/9 UP

Bar でウイスキーに、本に、音楽に酔う夜

2月26日(土)18時、表参道にほど近い「Bar 黒い月」に13名が集まりました。
エレベーターが着く音に、看板娘(看板犬)のコシュちゃんはすばやく反応、しっぽをブンブン振ってお出迎え!

授業では、まずオーナーバーテンダーの新田さんから本日のウイスキーについてのご提案。
1本目は、竹鶴12年
2本目は、竹鶴17年
3本目は、何と、GLENLIVET 44年(!!!)

我々も授業後にいただくことができましたが、香り、味わい、口当たり、違うものですねえ。みんなで年代の異なるウイスキーを飲み比べるという、貴重な体験ができました。

そして、今回のテーマは『音楽に包まれて読みたい本』ということで、みなさんから自己紹介と共に、持参した本やCDについて語っていただきました。

持ち寄った本もCDも様々。小説、エッセー、雑誌、絵本、写真集。
その本にまつわる音楽、本を読むときに聴きたい音楽、本をみて想像した音楽・・。

が、そんな中で、テーブル席で向かいに座ったお二人が同じ本を持ってきた、というちょっと運命的な出来事も!! 

美味しいお酒をいただきながら、皆さんの本に寄せる思いやお話を聞き、時に音楽にも聞き惚れる。
Bar黒い月のオーディオは本当に音質が素晴らしく、いつも聞いている音楽も少し違って聞こえるようにも、本を読むときの想像が より膨らむようにも思いました。

本や音楽、コシュちゃんも媒介者となって、空気がどんどんほどけて融合していく、それは不思議なさま。みるみる緊張が解けて会話が弾み、あっという間に時間が過ぎていきました。

グラスやお皿、お酒、音楽といったお店のこだわりや新田さんの人柄、そしてコシュちゃんがつくりだす温かく心地よい空間で、
無限にあるお酒×本×音楽の組み合わせを、また探してみたいと感じる楽しいひとときでした。
協力くださった新田さん、ありがとうございます!


【今回参加された皆さんの本(題名(著者名))】
・ あの娘は石ころ(中島らも)
・        (中原中也)   (←タイトルつかめず)
・アヒルと鴨のコインロッカー(伊坂幸太郎) 
・オーケストラの経営学
・やまなし (宮沢賢治)
・深夜特急3 (沢木耕太郎)
・CROSSROAD 
・毎日が冒険 (高橋歩)
・アラスカ 風のような物語 (星野道夫)
・ノルウェイの森 (村上春樹)
・雑誌 ブルータス
・愛する人に。 (石井ゆかり)
・オーデュボンの祈り(伊坂幸太郎)
・雑誌 SWITCH
・TOKYO NOBODY―中野正貴写真集
・わたしを離さないで (カズオ・イシグロ)

(ボランティアスタッフ 町田未来 秋山文)