シブヤ大学

授業レポート

2011/1/24 UP

エコ・エゴ・アート ~不用品でつくるアクセサリー~

今回の授業「エコ・エゴ・アート ~不用品でつくるアクセサリー~」は1月15日に恵比寿社会教育館にて行われました。
講師はエコエゴバッグ開発者でデザイナーの中村YORI先生。肩書きでは「バッグ」開発者ということですが、バッグ以外の衣装にも随所でエコの精神が発揮されていました。例えば、その日先生が着ていた服にはたくさんのボタンがおしゃれな感じでついていたのですが、これは既製品に後で先生がみずかららいらないボタンを取りつけてアレンジしたそうです。そして、さらに驚いたのがイヤリング。よく見たらファスナーのパーツでした。びっくりです。
そんな中村先生主導のもと、不用品からのアクセサリー作りが始まります。教室に入ると、後ろには大量のボタンやコイルや針金などのもとは不用品だった材料が大量に置かれてありました。今回は各自この中から好きな材料を使って、アクセサリーを作ります。さらに、今回はアクセサリーだけではなく、班を3つに分けて「アクセサリー班」以外にも「コサージュ班」「エコエゴバッグ班」の中で各生徒が一番興味のあるものの班に入って製作してもらうこととなりました。そういうわけで、以下は各班に所属したスタッフごとの報告となります。
 

・アクセサリー班の報告

おそらく、3つの班の中で最も作品の自由度が高いグループだったと思います。そのため、材料集めの段階から早くも生徒たちの個性が表れていました。それぞれ思い思いの作品を作って楽しんでいる様子でしたが、製作に熱中しすぎるあまり班の人全員が無言になって沈黙してしまうこともしばしば(笑)それでも不用品から作るアクセサリーの楽しさは充分に伝わってくれたようでよかったです。中には、授業内で作品が完成しなかったので、家に帰って完成させたいという人も。ぜひとも完成させてください!
ちなみに自分は、ボタンやリングを飾りにして安全ピンをつなぎ合わせてズボンにつけるチェーンのようなものを作成しました。僕はどちらかというと不器用なほうなのですが、それでも手軽に作れるところがよかったです。「アクセサリー作りに正解はない。きれいに作ろうとする必要はなくて、何らかの形になればそれでいい」という先生の考え方も好きでした。こうした考え方から、エコでおしゃれなオリジナリティあふれる作品がうまれるんですね。(染谷雄介)


・コサージュ班の報告

◆コサージュのつくりかた◆
(1)大きい花の形の形紙に赤い生地を合わせてペンで象り、ハサミで切り取る。
(2)同じように小さい花の形の形紙に赤い生地を合わせて、ペンで象りハサミで切り取る。
(3)大きい「花」を少しひねって縫い合わせ、そこに小さい花をひねって縫い合わせる。
(4)小さい「花」の表側の真ん中に赤い小さなボタンをつけて縫い合わせる。
(5)大きい「花」の裏側の真ん中に安全ピンをつけて縫い合わせる。
(6)できあがった「花」を胸に着けてコサージュのできあがり!
つやのある赤い生地がステキで飾りは何もつけなかったのだけど、
これがまた美しい。
家庭科もお裁縫も苦手な僕でもお店で売ってそうな?!
ステキなコサー??ジュをつくることができた!
自分なりに自由に考えてつくってみるって、とても面白い。
面白くて嬉しくて胸に着けたまま帰ってしまった(笑)
あなたも是非お試しあれ!
(ずっきー鈴木貴博)



今日は、恵比寿社会教育館で行われる「エコ・エゴ・アート」という授業にスタッフとして参加してきました。
・エコ…不用品の再利用
・エゴ…ついつい自分の好みに走る
要は、不用品を再利用してアクセサリーを作ろうという、手芸の授業です。
参加者20名中、男性1人、女性19人。圧倒的に女子ワールドでした…

先生の中村YORIさんはなんと、スーパーのレジ袋を切って、鈎針で編んで、立派なバッグを作ってしまう人!
着ているお洋服も、ボタンをつけるなどひと手間かけてカスタマイズした、個性派ファッション!

自分の作りたいものをつくる授業でしたが、レジ袋のバッグに人気集中。
大円陣を組んで、みんなそれぞれ編み編みしてました。

他にもコサージュ・ブローチやペンダントヘッド…
みんな思い思いに熱中してました。

そうそう、材料となったボタンなどは、ネパールの学校に寄付するために日本で集めたものの余りらしいですよ!
不用品ってゴミだけじゃないし、この場所ではいらないものが他の場所では役に立ったりするんですね。
(田中万里子)


・エコエゴバッグ

レジ袋を使ってカギ針編みでつくるバッグのことです。レジ袋を1~2cm幅の帯ひも状に切るところから始まりました。それを結んで長い一本の帯ひもをつくるわけですが、切った端が結びあわされ、編んだ時に表にでたり、裏になったり、大切なポイントとなります。
だから、どこを端にして切るか、どんな感じに結ぶかで出来上がりが違ってきます。
また、レジ袋も色々な色やデザインがあるので、袋選びも楽しみのひとつです。
エコエゴバッグづくりは人気があって、テーブルを囲む大きな輪ができていました。カギ針編みが初めてのかたや、とても久しぶりの方が多かったのですが、ヨリ先生とサポートのメグちゃんから教わりながら、たのしく作っていきました。ペットボトルが入るくらいのバッグや、ケータイケースなどが出来上がっていました。
(オヤビンさとう)