シブヤ大学

授業レポート

2010/10/18 UP

“Oh happy Day”が響き渡ったhappy Day

3連休の真ん中、まだまだ夏の日差しが残るお昼どき、「恵比寿麦酒祭」でにぎわう恵比寿ガーデンプレイス、センター広場で「Sing!恵比寿」の公開レッスンが行われました。

今年の5月と7月にメンバーを募集して以来、20代から70代までの200人以上が集まり、練習を重ねてきた「Sing!恵比寿」合唱団。この日は、「天使にラブソングを2」の映画で知られるゴスペルソング「Oh happy Day」の初披露となりました。
 
「恵比寿麦酒祭」は、オープン前から列ができるほどのにぎわいで、ビヤガーデンとなった広場のテーブルは11時半には満席。みなさんさっそくビールを注文し、から揚げやソーセージのおいしそうなにおいがただよってきます。一方「Sing!恵比寿」と書かれたおそろいの黒のTシャツを着た我らがメンバーも、続々とステージ周辺に集まってきました。

フラスタジオ「フラ・ハラウ・カフラ・オ・ハワイ」の子どもたちが、可愛らしいフラダンスを披露した後、ステージに恵比寿キャンパス隊長の上田晋さんと「Sing!恵比寿」の先生である櫻井道子さんがMCとして登場。
「パリには、街のあちこちで音楽を奏でる日があるそうです。恵比寿も音楽にあふれた街にしたいとの思いから、『Sing!恵比寿』を立ち上げました」などと、まずは上田さんが元気にあいさつをすると、会場から大きな拍手が起こりました。

次に、客席から9月生まれの人にステージに上がってもらい、全員で「Happy Birthday」を歌うという粋な演出で、会場みんなの心をぐっとつかみました。
なんだか、それだけでこちらもHappy気分に。

そうして、120歳となったエビスビールに、全員で「かんぱ~い!」エビスさん、そんなにもなるとは、この長寿にあやかりたいです!

そして、いよいよ「Sing!恵比寿」の公開レッスンスタートです。指導者である吉田英樹先生と、ピアニストの佐野観さんが紹介され、先生&メンバーによる「Oh happy Day」の大合唱。

吉田先生は、ソウル、R&Bのシンガー歴28年、またゴスペル講師としても活躍し、その迫力ある声に200人のハーモニーが重なっていきます。

Oh happy day (oh happy day)
Oh happy day (oh happy day)
When Jesus washed (when Jesus washed)
~~~♪

軽快なリズムに乗って、歌いながらの手拍子、体の動きで、みんなノリノリの本番ステージ。両手を高く上げた最後のポーズも、キマッていました。

次に、会場の人たちも巻き込んでのレッスンです。ソプラノのメロディーを会場の人たちと一緒になって歌った後に、アルト、テナー、ベースとパート別に歌ってみせて、それからまた会場の人たちにも参加してもらうということを繰り返していきます。

そうして、通してみんなで歌うころには、ほどよくビールの酔いもまわったのか、会場では立ち上がって一緒に踊りながら歌う人も。そして、センター広場の上の通りを通行中の人たちも、足を止めて、下をのぞくように眺め、歌ったり、手拍子したり…

会場一体になって歌った「Oh happy Day」は、迫力たっぷり、熱気を帯びて恵比寿ガーデンプレイスの広場に大きく鳴り響いたのです。声を出せば、体を使えば、みんな一緒になってハモれば、まさにHappy dayの1日。いやこの1日だけでなく、その余韻をしっかり心に刻めば、「Happy」は毎日ずーっと続くに違いありません。

「道ゆく人も巻き込んで、1,000人で歌おう!音楽にあふれたまちを!」と目指したその第一弾。これまでの練習の成果がありました。

「Sing!恵比寿」のみなさん、さらなる次のステージを目指してがんばってくださいね!

(ボランティアスタッフ 大野多恵子)