シブヤ大学

授業レポート

2010/5/19 UP

『Think恵比寿!』に参加した200人、もう一度集まろう!

今回のThink恵比寿!は、前回からの発展形、もうワンステップ上の「Think恵比寿」です。
アトレのホールにぐるりと並んだ椅子に座り、開始前はしんとしていた会場ですが、前回の振り返りや今回の授業の内容が伝えられると、徐々に会場が盛り上がってきました。
前回の授業から引き続き参加していただいた生徒さん、今回が初めての生徒さん、
そしてシブヤ大学のスタッフと、様々な人が混ざった会になりました。
前回よりも少ない人数で人数は以前よりも少なかったものの、話し合いはとても白熱し、中身も濃い時間だったのではないかと思います。

今回の講師の先生は、組織変革/モチベーションファシリテーターの高荷力さんです。
普段は会社にお勤めとのことですが、有志で小学生が自分自身ののための「夢」について考えるの授業を行ったりもしているそうです。
会をリードしつつも、最後まで温かく見守っていただきました。

Tthink 恵比寿!ではおなじみになった逆さじゃんけんからスタートし、まずは自己紹介です。
仕事や生活ではきっと会あうことのなかった人、もし出会ったであったとしても挨拶するかどうかさえわからない人同士が、
明るく自己紹介し合っている様子は、いつもとても不思議な気持ちになります。
そして、その後は、まず全員で目を閉じて、自分が気になっていることや、恵比寿でやってみたいことがある人がそのテーマをみんなに発表してをあげていきます。
思いついた人から発表し、「恵比寿マップの作成」「アートイベント」「緑化事業」・・・・など、いくつかのテーマがあがっていきました。
それをもとに、7グループに分かれ分けられ、“どうやったら実現できるだろう?”と
いよいよ本題に入っていきます!

どのグループも話し合いはかなり盛り上がっていたようです。
アートイベントのグループでは、恵比寿キャンパスの小倉校長が「白熱しちゃった!」とおっしゃっており、
恵比寿マップのグループからはシブヤ大学のサークル「キャンパスマップつくり隊!」に入りたいという人も出ていたそうです。
私が参加していた「緑化」も様々な方が意見を出し合い、
恵比寿に長く住んでいらっしゃる方新谷さんから、「街町の人との交流の場」というコンセプトが出て、それが緑化の軸になりました。
「空き地を利用したらいいのではないか?」「ほかのグループと連動したらいいのでは?」
など、思い思いの発言から、少しずつ現実的なプランになっていくので、わくわくしてきます。
実行できるまでにはまだまだ大変なことが山積みではありますが、本当に実現させたい!と思いました。

そんな雰囲気で盛り上がった会だったため、もちろん発表の時間も他のグループのプレゼンに興味津々です。
同じ場所で、同じ時間の中で考えていたのに、グループそれぞれが、本当に個性豊か。
たとえば、誰もが街に関われるように「掲示板をよくしよう」というアイデアや、地域活動に参加しにくい「30~40 代の“オヤジ”を有効活用しよう!」というものが挙がっていました。
発表後に興味を持った人たち同士で連絡先を交換し、その後の交流会でさらに白熱した会話をするお話をしたというところもあったようです。
全員とはいわないまでも、参加した方々同士が、ひとつのテーマについてじっくり本当に多くの人とお話ができた会だったのではないかと思います。

今回のThink恵比寿!で終わることなく、この先もどんどん発展していきそうな、
今後が楽しみな会でした。

(ボランティアスタッフ 山田里美)