シブヤ大学

授業レポート

2010/1/21 UP

巡り会い

裏通りに隠れてなかなか見つからないし、見つかったかと思えば足を踏み入れていいのかわからないくらい静かだし…… 「ギャラリーを歩く」って、ちょっとレベルが高いと思うんです。今回の生徒さんも「ギャラリーは初めて」という方がほとんど。そんなギャラリー散歩に強い味方・『安心ナビ』を片手に、授業がスタートしました。

誰ひとりPSPに触れたことがなかったギャラリー班でしたが、操作がカンタンでほっと安心。ゼンリンの方の全面協力もあって、街歩きは順調に……行くのかと思いきや、アクシデントが発生!なんと行き先の住所を間違って入力してしまったのです。安心ナビは全力でギャラリー班をその住所まで連れて行ってくれたのでした…。とほほ。

紆余曲折を経てようやくたどりついたのが、アパレルブランドCOSMIC WONDERの路面店に併設された真っ白なギャラリー。残念ながら展示は行われていなかったものの、建物自体の構造や商品のディスプレイなどにうっとり。

気がついたら、もうお昼時。本当はカフェでお茶をする予定だったのですが、時間もないので急遽予定変更!通り道のお店でマフィンを買ってみんなでぱくぱく食べながら、次のギャラリーへ。

ナビの使い方にも慣れてきました。裏道を抜けて、骨董通りからキャットストリート方面へ。知らない道だけれど、ナビがあるからずんずん歩けます。第二のギャラリーrocketへ到着。

表参道の同潤会アパートから始まって南青山で復活したrocketは、道の裏側、民家の奥にひっそりと隠れていました。この日催されていたのは、須永繭子&山川未央「MIO ET MAYU」。手作りのバッグやペインティングが展示されていました。ぐんと天井の高いrocket。その中でちくちく針仕事をされていた須永さんも、まるで展示の一部のようでした。

と、ここで時間切れ。一路ケアコミュニティ美竹の丘へ戻り、授業報告をしてこの日の授業を終えました。

今回の授業でわたしたちが実感したのは、「ギャラリーっておもしろい!」ということと、「迷うって楽しい!」ということ。初めはちょっと敷居の高かったギャラリー歩きも、授業が終わる頃にはいつのまにか身近なものに感じられるようになっていました。そしてナビが手伝ってくれた「自信を持って迷える楽しさ」は、もしかしたら大人の特権かもしれません。

それにしても、このエリアにギャラリーが集まってくるのはどうしてだろう? 「どうして、ここにお店を構えたんでしょう」 わたしたちの疑問に、COSMIC WONDERのオーナーさんが、こんな答えをくれました。

「わかりません」
「…ただ、『巡り会った』ということなんでしょうね。」

シブヤという土地とオーナーさんが巡り会って、お店と展示が巡り会って、わたしたちと作品が巡り会う。出会いが凝縮された場所—— 『ギャラリー』って、実はそんなところだったんですね。

(運営スタッフ:高見優貴)