シブヤ大学

授業レポート

2006/11/30 UP

タテヨコ計170cm以下、30kg以下、金額30万円の限界へ挑戦!

今月の授業の中でもダントツの人気、クリエイティブ学科の初回レポです!
専門職の生徒さんの参加が多かったのでしょうか・・・当日は集まりもよく、空気もピンとしていました。そのなか、いよいよ先生の登場です!!
クリエイティブディレクターが考える年賀状の授業ということでしたが、出だしはまず先生の作品紹介からでした。「年賀状の授業」と聞いていらっしゃった方の中には、いきなりKIRIN「NUDA」のCM鑑賞から始まって「はて?」と思われた方もいらっしゃったようですが、いえいえ、それも授業後半のグループワークに関わっていたのです。。。
授業では、何千万円もかけて流すCMにも、個人の接触にも、コミュニケーションにはグッドコミュニケーションとバットコミュニケーションの2つがあるというお話がありました。

<誰もやらないことで「アッ」と相手を驚かせることが出来れば、グッドコミュニケーションである。>

今回のグループワークもこれをテーマに進められていきました。「グッド」な結果になった例として、先生のKIRIN「NUDA」では、お笑い番組でパロディまで制作されたという話がでていました。(しかもパロディも鑑賞したのですが、映像は本物のCMみたいに本格的でした。)
そんなグッドなコミュニケーションを年に1度の年賀状で実現すべく、後半の4人1組のグループワークでは、B4サイズほどの年賀ハガキが配られました。作成にあたって、「元旦の郵便は、タテヨコ計170cm以下で30kg以下、金額30万円までなら大丈夫なんです。」という先生の説明に「・・・え、ホント!?」という顔の一同でした。そして、先生が考えた人の心を動かす年賀状のお手本とは・・・・。
年賀状の見本に生徒もスタッフも大爆笑!!それは年賀状の概念を超えていました。まず、イノシシの原寸大パネル。(170cm以内です)さらに、孫の顔をなかなか見られないおじいちゃんおばあちゃんへは、生まれたての孫の原寸大パネル!(当然タテヨコ170cm以内です)もうお正月からご両親のテンションはあがってしまいますね。
グループワークでは、先生の案に負けじと生徒たちもアイデアを出し合っていました。あるグループは、羽子板になる年賀状。また他のグループでは、自分の手形とともに「母さんよりも大きくなったでしょうか」と一文。ほんの20分たらずで作品が次々に生まれていました。授業後には生徒同士での雑談や、中には連絡先を交換するほど仲良くなった生徒さん達も!グループワークもグッドコミュニケーションのひとつだったようですね。先生、今回は本当にありがとうございました。最後にご参加された生徒の皆さん、宿題もお忘れなく。                 

(ボランティアスタッフ 山田有希)

<参加者インタビュー>
●小山さん・岡山さん
こうだという年賀状の概念がなくなって、ユニークに書いてもいいんだと気付きました。目から鱗でした。年賀状を送った相手のリアクションが今から楽しみです。