シブヤ大学

授業レポート

2009/4/30 UP

最近、街中でよく見かける自転車は、ママチャリではなく、細身のタイヤ、カラフルな車体。
見るからに速くて、カッコいい自転車。そんな自転車でいろんな場所を風を切って走ってみたい!!
この「ハンドルいっぱいにぎりしめて。~サイクリング入門~」は、自転車をこの春から始めてみようと思う方にはぴったりな授業。

本日の授業内容は、まず三つにグループ分けをした後、各グループが順番に
①パンク修理
②メンテナンス
③試乗
を順番に回りました。
私もA班に混じり、自転車の世界にのめり込みます!

まず始めは、誰もが一度は経験したことのあるパンク!これを自分で修理してみよう!
と言っても参加者の皆さん少々不安げな顔…
まずは先生の実演&説明を聞いてから・・
では簡単に手順を紹介。

1.タイヤをはずし、チューブを出す。
2.チューブに空気を入れ、穴が開いてるポイントを探す。水があれば見つかりやすい。
3.穴が見つかったら、その部分をやすりで削る。
4.削った部分に専用の糊を塗り少し乾かす。乾かすことで糊の威力が増すようだ。
5.乾いたら、ゴムパッチを張る。ドライバーの反対など硬い部分でアナの中心から放射線状に押し伸ばす。
6.後は、チューブに空気が漏れてないか確認!
7.タイヤの中にチューブを入れ戻し、タイヤを着け完成。
今回は、1.と7.の工程はやりませんでしたが、チューブの穴ふさぎ作業は、みなさん漏れなく出来ていました。
パンクしてしまうと1,000円程かかってしまうので、次パンクした際は自分でやってみようと意気込んでいた方もいました。

さっ次は、②のメンテナンスの講義です。
やはり乗るからには、事前のチェックが必要!!

となにやらホワイトボードに「ヘ・ハン・ブ・サビ・クイ・タイ・ワ」との文字が・・
なんの呪文かといいますと、これは自転車に乗る際の安全チェックの頭文字です。
では上から順に解説していきますと、

へ…ヘッド(車体の前部分)を上下に揺らしずれないか?
ハン…ハンドル、前輪のタイヤを股に挟み左右に振ってずれないか?
ブ…ブレーキ、前後のブレーキをかけ、前後に動かして効き具合をチェック。
サビ…サビがないか?
クイ…クイックレバー(タイヤ、サドルについている簡単に取り外し調節が出来る)がしっかりしまっているか?サドルは叩いてチェック!
タイ…タイヤの空気が入っているか?体重をかけてチェックする。
ワ…ワイヤーはブレーキ、ギアに使われていてサビ、先端がほつれてないかチェックする。

これらを全部やるとなると多少時間はかかりますが、最低でもタイヤの空気、ブレーキの効きは確かめたが良いとのことでした。

さぁ~いよいよ次は待ちに待った試乗です。
体育館の外では、どれにしようか迷ってしまうくらいさまざまな種類の自転車がズラリ!!
今回用意されていた自転車は、カラーバリエーションの豊富なTOKYOBIKEさん、アメリカのメーカーGIANTさん、電動自転車でお馴染みのYAMAHAさんなど、およそ12、3台の自転車がありました。生徒の皆さんは早速お目当て自転車にまたがり、近くの周回コースにGO!

始めは、普段乗りなれない自転車のため乗るのに苦労した方もいましたが、一週終えて戻ってきたときはすごく生き生きとした顔で、時間いっぱい、いろんな自転車を体験されていました。
ある方は、「ママチャリしか乗ったことがないので、このスピード感がたまらない!!」とロードバイクのスピードと軽さに驚かれていていました。

また今日の授業は気持ちがいいほどの快晴。
これから自転車でサイクリングするのにはもってこいの季節。
東京は、歴史ある街中を探索したり、のんびり多摩川沿いを走るのもよし、
なんだかこの授業を受けてわくわくしてきました。

それでは安全運転でいってらっしゃ~い!!

(ボランティアスタッフ 長谷部 雄一)