シブヤ大学

授業レポート

2008/5/2 UP

大好評、シブヤ大学「体育の時間」。第3弾はボウリング。
子供の頃から何度もやってきたスポーツなのに、投げ方やルールを教わったことが無い人がほとんどのボウリング。そんなボウリングをプロから学んで、上達してしまうというありがたい授業。
授業はボウリングのルールや作法のレクチャーから始まった。先生は渋谷区で唯一のボウリング場「笹塚ボウル」の支配人、財津先生。
ボウリングのこんな知識、知ってましたか?

・ レーンにはワックスが塗られているが、ピンの手前には塗られていない。だからボールはピン手前で摩擦を受けて曲がるのだ。
・ ボウリングのマイシューズには右利き用、左利き用があり、投げる時前にくる足にはゴム、反対にはフェルトが貼られている。レンタルは左右同じ。
・ マイボールとハウスボール(レンタル)は材質が違い、特にボールの曲がり方には大きな影響が出る。

レクチャーの後は、加賀谷プロと井口プロによるデモンストレーション。マイボールとハウスボールの曲がり方の違いは圧巻。プロの玉はとにかく曲がる。そして当たり前だがストライクがバンバンでる。

そしていよいよレッスンスタート。
基礎コース、スペアコース、曲げるコースに分かれてのレッスン。
基礎コースでは、立ち位置からレッスン開始。
投げる為の助走は4歩が基本。その為に、レーンの縁から4歩歩き自分の助走スタート位置を決めた。
そしてボール投げるときはピンを見るのではなく、レーンにある三角の点を見る。スパットと呼ばれるこの点の2番目と3番目の間を狙ってボールを投げる。するとやや斜めからピンのトップにボールが入り、理想的な倒れ方となる。
言葉で聞くのは簡単だけど、実際に投げるのは難しい。長年投げてきた癖があるから、歩幅が合わなかったり、ピンばかり見てしまったりする。
プロからの指導を受け、いよいよゲームスタート。4人1組の団体戦と個人戦。商品もありで大いに盛り上がった。
ストライクやスペアをとった後のハイタッチが、今日始めて会った人たちを打ち解けさせる効果を発揮。学んだことをなかなか活かせず苦戦している人もいたけれど、プロやチームの仲間からのアドバイスで序所にステップアップ。過去最高スコアをだしたという人が何人もいた。
個人戦の優勝者は1~3位は女性でした。30点のハンデがあったとはいえ、女性陣強し。

大盛況で幕を閉じた「体育の時間」ボウリング。
午前中の授業だけでは飽き足らず、実は深夜に再び笹塚ボウルを訪れ、人生最高スコアを出し、「先生ありがとう」と心から思った、そんな3月の体育の授業でした。

(ボランティアスタッフ 竹田芳幸)