シブヤ大学

授業レポート

2023/12/26 UP

【オンライン授業】デジタルが気候変動の原因に⁈「脱炭素×デジタル」を考えてみよう!

今回は12月16日に行われたオンライン授業【デジタルが気候変動の原因に?!「脱炭素✕デジタル」を考えてみよう!】の様子をお伝えします。
本授業は、シブヤ大学さんと神奈川大学の社会教育課程履修者のコラボ授業です。

この講座では、脱炭素と聞くと「理系の分野の話」で「自分たちにはどうしようもできない難しい問題」という印象を持つ人達が少しでも脱炭素を身近に感じてもらうことを目的とし開催しました。
脱炭素DX研究所の所長をされている我有(がう)才怜さんを講師にお招きして、脱炭素や昨今の気候変動に関する基本的な講義とデジタルを絡めた発展的な講義の二つについてお話ししていただいた後、簡単なワークショップを行いました。


講義では私たちの暮らしに欠かすことのできないデジタルが、環境にもたらす影響を色々な面から見ることができました。
例えば、ウェブサイトひとつとっても、環境に負荷のかかるものやそうでない作り方があるそうです。
こまめにスマートフォンやパソコン中を見返し、不必要なデータを削除することも、エコバックを持ち歩くことと同様に環境問題の改善につながっているのだと知ることができました。
今回講義はフルリモートで行われましたが、受講生の方々にチャットで質問を投げかけてもらうことで対面形式の講義と変わらず講義を盛り上げることができました。

また、Ecograder https://ecograder.com/ というWebサイトの環境負荷を測定することのできるツールを利用して、自分がよく利用するWebサイトについて調べるワークショップ行いました。参加者の方の中には、実際の自身でホームページの運用をしており、サイト環境負荷を改善するため、講師の我有さんにアドバイスを求める姿も見られました。
このツール自体は、WebサイトのURLを添付するだけで、簡単に計測することができるため、ぜひ実際に使用してみていただけたらと思います。

今回は、「脱炭素初心者向け」に講座を開設しましたが、お集まりいただいた、参加者の皆様は脱炭素や環境問題に関心が高く、Q&Aの時間でより脱炭素への知識が深まったと思います。
お人柄の素敵な我有さんと共に、様々なバックグラウンドを持つ方と共にお話できて、より一層脱炭素についての興味が湧きました。
私たち一人ひとりができる「脱炭素」に向けたは本当に小さいものですが、「脱炭素」をもっと日常にしていくためにも、環境問題に関する講座を開設できてよかったです。

(レポート:神奈川大学社会教育課程ちーむ3DS)