シブヤ大学

授業レポート

2021/2/11 UP

ジャズなんかサンドイッチじゃん!

ジャズピアニストとあそぼう!【特別編】

春のオンライン授業が大好評でアンコールの声が最も多かった「ジャズピアニストとあそぼう!」シリーズの特別編が、リアルで復活しました!!

もちろん先生は、ジャズピアニストで作曲家、編曲家としても活躍する谷川賢作さんです。

第3回目の授業の前半は「生演奏を味わう時間」、後半は「音楽を一緒につくる時間」となりました。

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お話より先にミニコンサートが始まります。
やっぱり生の音は耳だけではなく身体でも感じられ、ライブに飢えていたことを実感しました。


『ジャズなんかサンドイッチじゃん!』の言葉から、ジャズは
パン=テーマ
具 =アドリブ
パン=テーマ
のサンドイッチ構造で出来ていること。


そして、原曲をいかに編曲するかがポイント!
実際に「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を“スイング”、“ジャズワルツ”などへ『ヘッドアレンジ』で聞かせてくれました。

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後半は、日本での音楽の捉え方のお話で始まりました。
例えば、自由にピアノを弾いて良いと言われても、楽譜どおりにしか演奏しない(出来ない)ことって、おかしいかも!?

絵画の世界を例にとり、ピカソの15歳から90歳の自画像を見ながら、
(ご参考) http://news.rabbitalk.com/archives/pablo-picasso-self-portrait.html
こんなにも自由に描いている。

このうち15歳、25歳、56歳、90歳の絵に合わせて「ふるさと」の曲を弾き分けて、自由に演奏しても良いと示してくれました。

ここから、「音楽を一緒につくる時間」の実演です。
ブルース、バラード、ボサノバ、フリージャズの中からテーマを選び、学生と先生で連弾をします。学生の方は基本的には“ラ”の音のみを弾き、自由に、思うがままに演奏していきます。

一人目、二人目は少し硬い感じでしたが、人数を重ねていくとだんだん先生との掛け合いもできてきて、拍手喝采の大盛り上がり。

これをレポートでお伝えするのは至難の業で、ギブアップ。

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大きな部屋に30名弱で、こんなに楽しんでしまって良いのか?
一日も早く、大勢のみんなで集まって一緒に受講できるようになりたいですね。

今回も、新鮮な体験と音楽の素晴らしさ、楽しさを教えてくれました。
繰り返しになりますが、やっぱりライブは最高です!



(授業レポート:竹田憲一)