シブヤ大学

授業レポート

2007/11/21 UP

          

島本美由紀先生による授業は2回目。

受付でひいたくじによって、5~6人の班が6個できました。
まるで調理実習のような雰囲気。生徒さん同士は初対面だったり、顔見知りだったり、料理初心者もいればプロ級の腕前の人もちらほら・・!?

エプロンをつけて、各料理台の周りを囲んで座ります。
まずは班員同士の自己紹介からスタート。
料理は得意?自炊する?そんな話をしながら、なごやかな雰囲気になっていきました。班の中で話した後は、班長さんがみんなの前で班員について紹介! ちょっと緊張・・。でも島本先生のつっこみがはいれば、すぐにみんな笑顔になります。島本先生はサバサバ・ニコニコの頼れる姉さん。そして、たぶん、ビールが大好き(笑)。

今回は家庭にいつもあるような余り野菜でクッキング。
MOTTAINAIの気持ちがあれば、少しだけ余っちゃった野菜も一品料理にはやがわり。

チャンチャン焼きの名前の由来やレシピの詳しい内容についてはMOTTAINAIホームページ内にある島本先生のブログをご覧いただきたいのですが、簡単に材料を紹介すると、                
たまねぎ、キャベツ、もやし、にんじん・・。じゃがいもなんかをいれてもおいしいみたいです。あとは鮭さえあれば、いますぐチャンチャン焼きが作れます!!隠し味は最後にのせるバター。 
 
そして鎌倉の郷土料理、けんちん汁も作ります。もともとは鎌倉・建長寺の精進料理だとか。お肉をいれずに野菜たっぷり。味もうすめ。レシピは省略しますが、材料は豆腐、干ししいたけ、大根、にんじん、ごぼう、こんにゃく、長ネギ、ごま油、だし汁、しょうゆ、塩。野菜を切って、いためて、だしで煮込めばできるはず。

郷土料理を食べるということは、その土地のものを食べるということ。
わたしは、けんちん汁が鎌倉の郷土料理だなんてまったく知りませんでした。みなさんの地元の料理はどんなものがありますか?身近すぎて気づいてなかったりするかもしれませんねー。

さて、島本先生からのアドバイスは大きく2つ。
① 味付けや野菜の切り方は班員で話し合って決めること。
② 焼いたり煮たりするときは、時計をみながら進めていくこと。

あくまでも生徒さんが主体。でも困ったときには島本先生とアシスタントの方がすぐにとんできてくれます。みんなで話し合い、役割分担をしながらレッツクッキング!!

授業開始から約1時間半、各班が料理を作り終えるタイミングはだいたい同じでした。みんなで握ったおにぎりと、島本先生お手製の韓国風きゅうりの和え物が追加され、なかなか豪華な食卓に。焼きおにぎりやごま油と塩のついたおにぎり。野菜たっぷりのチャンチャン焼きとけんちん汁。

もう我慢できない!!いっただっきまーす!!

甘い!けんちん汁甘い!チャンチャン焼きはバターの香りと野菜の水分を含んでしっとりした秋鮭、そして野菜の歯ごたえが絶妙なマッチング。お家で作ろうと心に決めた生徒さんは、かなり多いんじゃないでしょうか・・。わたしも、つくります!チャンチャン焼きを焼くときにオーブンがないときはフライパンにふたをすれば代用できると島本先生は教えてくれました。

満腹。しあわせ。しかし。ここで終わるわけがありません。お家に着くまでが遠足なら、片付け終わるまでが調理実習もしくは料理の常というもの。
ふくらんだお腹を抱えて、意外と(失礼!)手際よく片付けていく生徒さんたち。優秀!!

余り野菜を使っておいしい料理がつくれること、みんなで作る料理はおいしいということ、もったいないという感情は気遣いや優しさにつながっているのかもしれないということ・・。あらためて、再認識。

あ、じゃがいもの皮厚くむきすぎたMOTTAINAI!料理の腕をあげなきゃな・・。

(ボランティアスタッフ 秋山恵子)