授業レポート
2018/9/20 UP
非日常・ウケる手話
しーんと静まりかえった教室。
生徒さんが教室に入ってくると、今回の先生、瀧尾さんと綿引さんが手を振ってご挨拶。
瀧尾さんは手話ができる「手話者」。
綿引さんは手話を使って生きる「ろう者」です。
手話ができない人が大半の中、先生がひとりずつお名前を聞いていきます。
聞く、といっても、声は一切使いません。
紙やペン、ジェスチャーを用いながら、漢字も聞き出し、黒板へ。
「これ?」「ちがうちがう」
「こうかな?」「そうそう!」
名前を聞くだけなのに、このコミュニケーションが楽しい!
さて、全員の名前が揃い場があたたまったところで、授業開始です。
今回の授業は二部構成。
まずは手話者である瀧尾さんから、「そもそも手話とは何か」をお話ししていただきました。
とはいえ、授業はまったくのサイレント。
パワーポイントに映し出される字や画像だけが頼りです。
「聴覚障害者のマークで思い浮かぶ身体のパーツは?耳のマークがありますね。
でも、本人たちにとっては目や手。だって、目で見たり手話を使って生きてるから。
それが、ろう者という、聞こえない人たちなんです。
だからみなさん、今日は目をフル活用して、「きいて」ください!!」
瀧尾さん、あえて手話で話します。
参加しているみなさん「??????」。
次に、手話と声を使って、さきほどと同じ話をする瀧尾さん。

「どうですか?先ほどは何を言ってるかわからず、さびしかったり、不安だったのではないでしょうか。でも声が聞こえると理解できて、安心しますよね。これが障害の正体。ろう者の気持ちなんです」
そう、障害は「人」にあるのではない。
冒頭で名前を聞いたときも、ジェスチャーや筆談、表情や口型によってコミュニケーションをとることができました。
手話ができなくったって「伝えたい」「話したい」って気持ちがあれば、大丈夫。
そこに手話があれば、もっと伝わるかも知れない。
「ろうの世界」「手話」について理解したところで、おもしろ手話を教えていただきました。
「ジンジャーエール」、どう伝えるかご存知ですか?
正解は、「神社」という手話と、「エール(応援)」という手話を組み合わせて「神社エール」なんだそうです。
手話にはこんな「冗談手話」と呼ばれるものが多くあり、ついつい知ってることを自慢したくなるものも。
そのほか
・うるさいところでも寝られる
・ガラス越しでも会話できる
・電車でキレイなひとを見つけたときに友人同士で盛り上がれる
など、手話が出来るからこその特権も教えていただきました!
「まずは、ろう者と話したい、って気持ちが大事。そのついでに手話、ってくらいで大丈夫です」
第二部は、ろう者である綿引さんから。

「多くの聴者は、手話イコール福祉という認識があります。講習会などでは、真面目な手話しか学びません。でも、これではもったいない!」
「というわけで、今日は”きゅんきゅんする手話”を覚えて帰ってください!」
パワーポイントに映し出される文字に、みなさんからも笑みがこぼれます。
では、いってみましょう!
みなさん、綿引さんのあとに続きます。

「笑う顔も変な癖も全部好きだよ」
「いやん!恥ずかしいよぉ、、、電気消して♡」
「私のこと見て!ヤキモチするじゃない」
「一目ぼれしたのは、おまいさんのせいだからな」
「照れくさいから一回しか言わないよ!しっかり見てな、、、愛してる。」
若干照れながら、リピートアフター綿引さんなみなさん。

でも楽しい。。
そして手話には「表情」がかなり重要ということがわかってきます。
「そんな顔して言わないでしょ?表情大事ですよ〜」
全員できゅんきゅん…
こんな手話講座、きっと世界にひとつだけでしょう笑
思わずやってしまうジェスチャーも、実は手話だったりします。
「では、単語当てゲームをしましょう!」
ルールは簡単。回答者をひとり選び、前に出てもらいます。
次に、綿引さんが用意した単語をほかのみなさんに見ていただき、声を使わずに回答者に伝え、単語を当てる、というもの。
「両想い」
「浮気」
「友達以上恋人未満」
みなさん一生懸命伝えます。
え、、「友達以上恋人未満」ってどうやって伝えるの…

(えっと、ええと、、)

最後には参加者のみなさん総出で伝え、見事正解!!!
伝わると、嬉しい〜!
手話ができなくても、「伝えたい」って気持ちが大事なんですね。
今日の授業で、「手話」に対するイメージは随分変わったのではないでしょうか。
気がつくと、すでに覚えてしまった手話もいくつか。
「ジンジャーエール!」「なるほど、なるほど」
無駄に使いたくなります笑
最後はみなさんで記念写真!
撮影でよく使うという「アイラブユー」の手話を教えてもらいました。
「アイラブユーとウーロン茶の手話って似てるんだよ〜」

実はこの中に「ウーロン茶」という手話をしている人が数人います笑。
手話って、コミュニケーションって、めっちゃ面白い!
(レポート&写真:吉川真以)
生徒さんが教室に入ってくると、今回の先生、瀧尾さんと綿引さんが手を振ってご挨拶。
瀧尾さんは手話ができる「手話者」。
綿引さんは手話を使って生きる「ろう者」です。
手話ができない人が大半の中、先生がひとりずつお名前を聞いていきます。
聞く、といっても、声は一切使いません。
紙やペン、ジェスチャーを用いながら、漢字も聞き出し、黒板へ。
「これ?」「ちがうちがう」
「こうかな?」「そうそう!」
名前を聞くだけなのに、このコミュニケーションが楽しい!
さて、全員の名前が揃い場があたたまったところで、授業開始です。
今回の授業は二部構成。
まずは手話者である瀧尾さんから、「そもそも手話とは何か」をお話ししていただきました。
とはいえ、授業はまったくのサイレント。
パワーポイントに映し出される字や画像だけが頼りです。
「聴覚障害者のマークで思い浮かぶ身体のパーツは?耳のマークがありますね。
でも、本人たちにとっては目や手。だって、目で見たり手話を使って生きてるから。
それが、ろう者という、聞こえない人たちなんです。
だからみなさん、今日は目をフル活用して、「きいて」ください!!」
瀧尾さん、あえて手話で話します。
参加しているみなさん「??????」。
次に、手話と声を使って、さきほどと同じ話をする瀧尾さん。

「どうですか?先ほどは何を言ってるかわからず、さびしかったり、不安だったのではないでしょうか。でも声が聞こえると理解できて、安心しますよね。これが障害の正体。ろう者の気持ちなんです」
そう、障害は「人」にあるのではない。
冒頭で名前を聞いたときも、ジェスチャーや筆談、表情や口型によってコミュニケーションをとることができました。
手話ができなくったって「伝えたい」「話したい」って気持ちがあれば、大丈夫。
そこに手話があれば、もっと伝わるかも知れない。
「ろうの世界」「手話」について理解したところで、おもしろ手話を教えていただきました。
「ジンジャーエール」、どう伝えるかご存知ですか?
正解は、「神社」という手話と、「エール(応援)」という手話を組み合わせて「神社エール」なんだそうです。
手話にはこんな「冗談手話」と呼ばれるものが多くあり、ついつい知ってることを自慢したくなるものも。
そのほか
・うるさいところでも寝られる
・ガラス越しでも会話できる
・電車でキレイなひとを見つけたときに友人同士で盛り上がれる
など、手話が出来るからこその特権も教えていただきました!
「まずは、ろう者と話したい、って気持ちが大事。そのついでに手話、ってくらいで大丈夫です」
第二部は、ろう者である綿引さんから。

「多くの聴者は、手話イコール福祉という認識があります。講習会などでは、真面目な手話しか学びません。でも、これではもったいない!」
「というわけで、今日は”きゅんきゅんする手話”を覚えて帰ってください!」
パワーポイントに映し出される文字に、みなさんからも笑みがこぼれます。
では、いってみましょう!
みなさん、綿引さんのあとに続きます。

「笑う顔も変な癖も全部好きだよ」
「いやん!恥ずかしいよぉ、、、電気消して♡」
「私のこと見て!ヤキモチするじゃない」
「一目ぼれしたのは、おまいさんのせいだからな」
「照れくさいから一回しか言わないよ!しっかり見てな、、、愛してる。」
若干照れながら、リピートアフター綿引さんなみなさん。

…きゅんきゅんすぎる!!!!!
でも楽しい。。
そして手話には「表情」がかなり重要ということがわかってきます。
「そんな顔して言わないでしょ?表情大事ですよ〜」
全員できゅんきゅん…
こんな手話講座、きっと世界にひとつだけでしょう笑
思わずやってしまうジェスチャーも、実は手話だったりします。
「では、単語当てゲームをしましょう!」
ルールは簡単。回答者をひとり選び、前に出てもらいます。
次に、綿引さんが用意した単語をほかのみなさんに見ていただき、声を使わずに回答者に伝え、単語を当てる、というもの。
「両想い」
「浮気」
「友達以上恋人未満」
みなさん一生懸命伝えます。
え、、「友達以上恋人未満」ってどうやって伝えるの…

(えっと、ええと、、)

最後には参加者のみなさん総出で伝え、見事正解!!!
伝わると、嬉しい〜!
手話ができなくても、「伝えたい」って気持ちが大事なんですね。
今日の授業で、「手話」に対するイメージは随分変わったのではないでしょうか。
気がつくと、すでに覚えてしまった手話もいくつか。
「ジンジャーエール!」「なるほど、なるほど」
無駄に使いたくなります笑
最後はみなさんで記念写真!
撮影でよく使うという「アイラブユー」の手話を教えてもらいました。
「アイラブユーとウーロン茶の手話って似てるんだよ〜」

実はこの中に「ウーロン茶」という手話をしている人が数人います笑。
手話って、コミュニケーションって、めっちゃ面白い!
(レポート&写真:吉川真以)