シブヤ大学

やきもの鑑賞入門編09 ~古の中国で焼かれし器のお話~

16:00-17:30
  • 戸栗美術館
  • 中島 由美 [戸栗美術館キュレーター]
参加費
無料
定員
20名
参加対象
中国の陶磁器や歴史文化、やきもの全般に興味がある方。

当日の持ち物
筆記用具をご持参ください。
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。 
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
<注意事項>本授業への抽選受付締切は【7月12日(金)24時】です。
戸栗美術館では、7月から新しい展示『戸栗美術館名品展Ⅱ-中国・朝鮮陶磁』が始まりました。これに合わせて中国陶磁の歴史や種類を知り、それらを身近に引き寄せて考えてみます。

意外に思う人が多いかもしれませんが、辞書で<japan>と引いてみるとその意味は「漆器」。それくらい日本と漆器の関係は深いということ。同様に、<china=チャイナ>と言えば「やきもの(陶磁器)」。中国は世界が認める「やきものの国」なのです。果たして、その基準は何なのか?

まず、その陶磁史の「長さ」と内容の「濃さ」にあります。最初に陶磁器が焼かれた年代ははっきりとしていませんが、紀元前1300年ごろ、初めて原始的なうわぐすりがかかった陶器が焼かれたと言われています。
そして何と言っても、その種類の幅広さ。長い歴史と広大な国土を持つ中国には、さまざまな民族と美意識が次々に登場し、存在します。華やかな貴族文化を象徴する『唐三彩』、高貴な文人趣味を表した『宋代青磁』など、やきものを眺めることで巨大な隣国の昔人の思いに触れることも出来るのです。

唐三彩(トウサンサイ)、青磁(セイジ)、白磁(ハクジ)、景徳鎮(ケイトクチン)、青花(セイカ)、五彩(ゴサイ)、天目茶碗(テンモクチャワン)など、中国のやきものを知るためのキーワードをピックアップし、それらを長く幅広い中国陶磁史のなかに当てはめながら、日頃あまり親しむ機会のない中国のやきものを愉しんでみましょう。
今、私たちの身近にある食器や花瓶など、さまざまなやきものの源を中国陶磁の中に見い出せるかもしれません。

先生

[ 戸栗美術館キュレーター ]

中島 由美

東京芸術大学大学院美術研究科修了(保存科学専攻)。戸栗美術館学芸員、日本陶磁協会研究員を経て現在、戸栗美術館評議員・学芸員。執筆、カルチャースクール講師等の活動を行う。著書「古伊万里との対話」「古伊万里からくさ美術館」監修「週刊やきものを楽しむ」他。

教室

戸栗美術館

1987年10月、美術品を永久的に保存し、広く一般に公開することを目的に財団法人の認可を受け、旧鍋島藩屋敷跡地に開館。現在では日本のみならず世界的にも評価の高い古陶磁専門美術館として活動している。主な収蔵品は、東洋陶磁器。東洋陶磁器は、日本、中国、朝鮮、などで生産された陶磁器の総称で、日本磁器の内、江戸時代のはじめに肥前国(現在の佐賀、長崎県)で生まれた磁器を肥前磁器と呼びます。
※古陶磁器:7,000有余点 古書画:4,000有余点(平成13年10月現在)

開館時間 : 午前9時30分 ~ 午後5時30分
(入館は閉館30分前まで)

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではございませんので、車椅子の方、入場が困難な方は事前にシブヤ大学事務局までお知らせ下さい。

シブヤ大学事務局: Tel 03-3770-4285/E-mail info@shibuya-univ.net

所在地
渋谷区松濤1-11-3
電話:03-3465-0070

<当日の連絡先について>
電話:080-5542-2820 (※注)

(※注)
①授業当日午前8時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。

最寄り駅1:JR山手線・埼京線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・東急東横線・京王井の頭線渋谷駅 下車 徒歩15分
最寄り駅2:京王井の頭線神泉駅 下車 徒歩7分