シブヤ大学

やきもの鑑賞入門講座08-器のカタチから見えてくる、時代の暮らし-

16:00-17:30
  • 戸栗美術館
  • 中島 由美 [戸栗美術館キュレーター]
参加費
無料
定員
20名
参加対象
江戸の暮らし、器、骨董品に興味がある方。

当日の持ち物
申し込み方法
上記受付期間中、当WEB上の申し込みフォームより先着順にて受付 ※定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【持ち物】当日は筆記用具をご持参下さい。【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
戸栗美術館で6月末まで開催される『戸栗美術館名品展Ⅰ-古伊万里・江戸時代の技と美』では、江戸時代を代表する磁器・古伊万里の名品が揃って展示されます。白くて硬く、綺麗な「磁器」が日本で焼かれるようになったのは17世紀初頭のこと。江戸時代から九州・肥前地方で生産され、国内外で広く知られた日本の磁器が『古伊万里』です。

器には、色や柄など個性を表わす要素があります。さて今回は、その「カタチ」から透けて見えてくることにフォーカスしてみたいと思います。例えば、平べったいお皿と、底が深いお皿。平べったいものには食べやすいものを載せますし、底が深いものには汁物などを入れます。古伊万里にも「どうやって使うのだろう?」というような、お皿の一部分だけがえぐられたもの、しょうゆ差しのような瓶の口元部分が膨らんだなものなど、「不思議なカタチの器」がたくさんあります。

今回の授業では、器のカタチを中心に時代を紐解きます。江戸時代の食卓には何が並んだのか?不思議な形の器は何に使ったのか?興味深いのは、都市遺跡から発掘された遺物や、江戸時代の風俗画である浮世絵などと照らし合わせることで、初めてその器たちの使用方法が見えてくること。これこそまさに、器は「美術品」ではなく「日常品」だった証なのです。

ほら、器のカタチから、当時の人たちの暮らしが、うっすらと見えてはきませんか?

先生

[ 戸栗美術館キュレーター ]

中島 由美

東京芸術大学大学院美術研究科修了(保存科学専攻)。戸栗美術館学芸員、日本陶磁協会研究員を経て現在、戸栗美術館評議員・学芸員。執筆、カルチャースクール講師等の活動を行う。著書「古伊万里との対話」「古伊万里からくさ美術館」監修「週刊やきものを楽しむ」他。

教室

戸栗美術館

1987年10月、美術品を永久的に保存し、広く一般に公開することを目的に財団法人の認可を受け、旧鍋島藩屋敷跡地に開館。現在では日本のみならず世界的にも評価の高い古陶磁専門美術館として活動している。主な収蔵品は、東洋陶磁器。東洋陶磁器は、日本、中国、朝鮮、などで生産された陶磁器の総称で、日本磁器の内、江戸時代のはじめに肥前国(現在の佐賀、長崎県)で生まれた磁器を肥前磁器と呼びます。
※古陶磁器:7,000有余点 古書画:4,000有余点(平成13年10月現在)

開館時間 : 午前9時30分 ~ 午後5時30分
(入館は閉館30分前まで)

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではございませんので、車椅子の方、入場が困難な方は事前にシブヤ大学事務局までお知らせ下さい。

シブヤ大学事務局: Tel 03-3770-4285/E-mail info@shibuya-univ.net

所在地
渋谷区松濤1-11-3
電話:03-3465-0070

<当日の連絡先について>
電話:080-5542-2820 (※注)

(※注)
①授業当日午前8時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。

最寄り駅1:JR山手線・埼京線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・東急東横線・京王井の頭線渋谷駅 下車 徒歩15分
最寄り駅2:京王井の頭線神泉駅 下車 徒歩7分