「知の広場」としての図書館のあり方
- Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT
- アントネッラ アンニョリ [ボローニャ市図書館協議会理事]、多木 陽介 [批評家/アーティスト]

- 参加費
- 無料
- 定員
- 100名
- 参加対象
- どなたでも
- 当日の持ち物
- 筆記用具
- 申し込み方法
- 上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。 - 【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。 - ※1:本授業の抽選は2013年6月6日(木)に行います。(抽選予約受付は6月5日(水)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、
6月13日(木)24時まで先着順でお申し込みを受付いたします。

ボローニャ<サラ・ボルサ図書館>
アントネッラ・アンニョリさんは、図書館司書、図書館長として30年以上のキャリアを持ち、今ではフリーで新しい図書館のあり方を各地で伝導して歩くイタリア図書館界のエキスパート。
イタリアだけでなく、世界各国の図書館を巡り歩きながら、また多数の図書館の立ち上げに関わりながら、
彼女が考え、各地に広めつつある新しい図書館のあり方とは、彼女が「知の広場」と呼ぶ場所です。
まさに広場のようにあらゆる人々が気軽に訪れることが出来、単に図書の貸し出しだけではない、多様な目的のために集う場所です。
お年寄りが職員に助けられながら慣れないネットで年金や税金の手続きを済ますことが出来、ヨガや英語、生け花その他の講習を受け、誰もが自分と社会的、人種的、政治的に異なる人々と触れ合い、討論し合い、結婚式やお誕生会などのイベントまで引き受けてくれる場所。
そんな「知の広場」たる図書館の特長と、それが地域社会にとって果たす役割と意義をアンニョリさんに語って頂きます。
当日は、アンニョリさんの友人でシブヤ大学でも過去に二度授業をお願いしている演出家でアーティストの多木陽介さんに通訳兼司会をお願いします。
(授業コーディネーター 左京泰明)

左 :ボローニャ市内にある本屋と食材屋とカフェレストランの一体化した店。
アンニョリさんは、このように本を含めてマルチファンクショナルな場所と言う性格を高く評価します。
右上:idea storeというロンドンの新しい形の図書館の外観。
アンニョリさんは、ここの児童書関連エリアづくりに協力されたそうです。
右下:イタリアのペーザロ市あるサン•ジョヴァンニ図書館。
アンニョリさんが中心になって元修道院を改装して作り、大変評判になったそうです。
先生

[ ボローニャ市図書館協議会理事 ]
アントネッラ アンニョリ
1952年生。1977年ヴェネツィア〈スピネア〉図書館を開館、2000年まで館長。2001-2008年、ペーザロ〈サン・ジョヴァンニ〉図書館長。2011年からボローニャ市図書館協議会理事。公共空間の環境作りから公共サービス、司書教育に関するアドバイザーとして、ボローニャ〈サラ・ボルサ〉、フィレンツェ〈オブラーテ〉、ピサ、など、数多くの図書館と協働。著書に『子どものための図書館』(ビブリオグラフィカ、1999年)、『知の広場』(ラテルツァ、2009年/邦訳みすず書房)、『拝啓、市長さま』(ビブリオグラフィカ、2012年)

[ 批評家/アーティスト ]
多木 陽介
1988年に渡伊、現在ローマ在住。演劇活動や写真を中心とした展覧会を各地で催す経験を経て、現在は多様な次元の環境(自然環境、社会環境、精神環境)においてエコロジーを進める人々を扱った研究(「優しき生の耕人たち」)を展開。芸術活動、文化的主題の展覧会のキュレーション及びデザイン、また講演、そして執筆と、多様な方法で、生命をすべての中心においた、人間の活動の哲学を探究。著書に『アキッレ・カスティリオーニ:自由の探求としてのデザイン』、『(不)可視の監獄:サミュエル・ベケットの芸術と歴史』、『失われた創造力へ: ブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉』(どく社)、『プロジェッティスタの控えめな創造力:イタリアンデザインの静かな革命』(慶應義塾大学出版会)、翻訳書にマルコ・ベルポリーティ著『カルヴィーノの眼』、プリーモ・レーヴィ著『プリーモ・レーヴィは語る』(ともに青土社)、アンドレア・ボッコ+ジャンフランコ・カヴァリア著『石造りのように柔軟な』(鹿島出版会)等がある。
教室
Shibuya Hikarie 8F クリエイティブスペース 8/ COURT
2012年4月26日に渋谷駅前に新しく開業した複合タワー『Shibuya Hikarie』の8Fにあるクリエイティブスペース「8/(はち)」。そのフロアの中心に位置するコミュニティスペース「COURT(コート)」は、グリーンカーペットが印象的な、気持ちのよい空間です。作り手と使い手、個人と社会、地域と東京など、この場所を通じて世界とのつながりをつくるための広場です。

- 所在地
東京都渋谷区渋谷2・21・1・8F
電話:03-5468-5892
※場所の確認以外でのご連絡はお控えください。
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。
最寄駅:東急田園都市線、東京メトロ副都心線「渋谷駅」15番出口直結。東急東横線、JR線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線「渋谷駅」と2F連絡通路で直結。