シブヤ大学

尺八の音色に耳をすませば

16:00-17:30
  • 香林院
  • き乃はち [尺八演奏家]
参加費
無料
定員
40名
参加対象
どなたでも。

当日の持ち物
筆記用具をご持参ください。
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。 
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は7月7日(月)に行います。(抽選予約受付は7月6日(日)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、7月17(木)0時まで先着順でお申し込みを
受付いたします。
<一尺八寸>≒54.5cmから由来する日本古来の法具、「尺八」。
広まったのは12世紀以降とされ、お寺の布教と関係があります。
そのはじまりは、虚無僧(こむそう)と言われる、全国行脚の修行をしていた僧が身につけていた楽器として、各地に広まりました。この虚無僧自体は密使だったと言う説もあり、尺八の存在と共に不思議な物語が存在します。
尺八は、単純なつくりの楽器だけに、息の角度や舌の使い方、穴の押さえ具合など、体の動きがすべて。
表からは決して分からない、複雑で多様な奏法によって、独特の音色を奏でているのです。

今回の授業では、100年の歴史を持つモスクワ音楽院でも尺八の講義経験を持つの尺八奏者・き乃はち先生に、尺八の生まれた背景や歴史について、演奏を交えながらお話をしていただきます。
その音色に宿る虚無僧の生き様や日本の四季が織り成す景色など、奏法に劣らない厚みのある物語に耳をすませましょう。

海外からの愛好家も多い尺八の音色を聴きながら、あなたも日本の自然や文化について考えてみませんか?   

(授業コーディネーター:嘉村真由美)

■き乃はちオフィシャルサイトへ
http://www.kinohachi.com/pc/index.html 

先生

[ 尺八演奏家 ]

き乃はち

昭和46年、時は高度成長の真っ盛り。料亭ひしめく東京根岸に生まれる。琴古流尺八にその名を残した初代佐藤錦水を祖父に持ち、父はテイチクレコードの有名ディレクター故・佐藤保彦、母は民謡界の重鎮、歌手 佐藤美恵子。4歳にして尺八をおもちゃ代わりに吹き始める。幼少より祖父、母の手伝いとして兄である二代目佐藤錦水とともに舞台に立つ。思春期を迎えると尺八を格好悪く感じ始め名門校でラグビーに没頭する。演奏家ではなく父の背中を見ながら音楽業界に身を置くか、あてもなく大学時代を過ごす。大学2年のある日、車のラジオから流れる師・三橋貴風の尺八を聞き雷に打たれたごとき衝撃を受ける。人生の岐路に立った瞬間、弟子入りを決意し鞄持ちとなる。二十歳の誕生日には虚無僧を真似て全国を行脚するも、出会った僧に核心を突かれ挫折。師とともに内外の舞台に立ちつつ、国立劇場では若手奏者として注目を浴び始める。

1994年、兄の後を受けロックバンド六三四に加入。本格的に洋楽とのコラボを経験する。1998年、六三四として東京ドームの格闘技K-1の生演奏等のライブ活動、アルバム制作に携わる。1999年、アメリカ、ペルー、コロンビアツアー(六三四)で海外に衝撃を与えると共に演奏家として開眼する。2000年、アメリカ、キューバツアー、フジロックフェス(六三四)に参加。2001年、自身のユニット「尺八防衛軍」を立ち上げ、試行錯誤のソロ活動の第一歩を飾る。2002年、デジタルユニット「バンブーキッチン」を立ち上げ、き乃はちサウンドの礎となる。2003年、ファーストアルバム「宙」発売。2004年、セカンドアルバム「粋」発売。ロンドンにてき乃はちとして初の海外公演。2005年、中村小太郎(画家・詩人)とのコラボなど、独自の世界観が広がる。2006年、地域からの文化発信をすべく錦美企画を設立。9月モスクワ公演、モスクワ音楽院にて虚無僧尺八の講義。12月チェルノブイリ・チャリティーコンサート(川崎市)
2007年5月、知覧(鹿児島) 特攻隊慰霊演奏、6月ウクライナ公演、7月うえの夏まつりコンサート、10月、光岡自動車「大蛇(オロチ)」イメージ曲「息吹 -IBUKI-」シングルCD発売。

教室

香林院

香林院は寛文五年(1665)三河奥藩主松平真次の菩提を弔うため、松平(大給)乗次を開基 絶山宗信和尚を開山として建立されました。初め麻布小山にありましたが、江戸の大火により寛文五年(1668)現在地に移りました。建築物では、本堂、院門が文政八年(1825)のものであり、江戸時代の貴重な文化遺産です。当院開基家からは、裏千家へ養子として出られた玄々斉宗室家元(近代茶道復興の祖)や永井玄蕃(日本海軍創設、勝海舟などの師)などがいます。又、江戸最後の藩主大給恒は、若年寄、老中の後、県知事、賞勲局総裁、現在の日赤の創設にかかわりました。現在の当主は、尾張徳川家より養子として入られた大給義龍氏夫人は朝香宮家よりこられた湛子夫人です。他に土方久調(初代日銀総裁)、高橋由一(日本最初の洋画家)、信者として常磐津節創始者、日本最初の脚本家初代文字大夫などがいます。

【バリアフリーに関して】
バリアフリー設計ではございません。
ご来場の際は、当日スタッフにお声掛け頂くか、予めシブヤ大学事務局宛にご連絡下さい。

所在地
渋谷区広尾5-1-21
最寄り駅:
東京メトロ日比谷線広尾駅「2番」出口 下車 徒歩3分
都バス 広尾1丁目又は5丁目 下車 徒歩3分 

<当日の連絡先について>
電話:090-3338-6094 (※注)
(※注)
①授業当日6時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。