ぼくと戦争と無力感。~とはいえ、できることを探して~
- ケアコミュニティ・原宿の丘
- 鬼丸 昌也 [NPO法人テラ・ルネッサンス 理事長]
- 参加費
- 無料
- 定員
- 30名
- 参加対象
- どなたでも。
- 当日の持ち物
- 筆記用具をご持参ください。
- 申し込み方法
- 上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。 - 【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。 - ※1:本授業の抽選は3月3日(月)に行います。(抽選予約受付は3月2日(日)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、3月13(木)0時まで先着順でお申し込みを
受付いたします。
戦争とか平和の話になると、突如そんな無力感に襲われます。死体を日常で目にすることはなく、テレビで流されることもなく、ただコンピューターゲームのようなものでしか、そのイメージを想起できません。
今回は、そんな同じような感覚しか持っていなかったという学生時代から、少しずつ「事実」を知るにつれ「戦争と自分についてできること」を考え始めた29歳の鬼丸昌也さんをお迎えして、等身大のお話を聞きたいと思います。
「障害の有無や性別や年齢にかかわらず、誰でもどんな人にも自分と社会の未来を創造する、造り出す能力がある。」
高校在学中、スリランカの農村開発指導者〈アリヤラトネ博士〉からこの言葉を伝えられた鬼丸昌也さんは、大学時代にカンボジアを訪れる機会を得ました。目にしたものは、「地雷被害」の現状。思いを抱いて来たものの、地雷除去の特別な技術もなく、活動を支える資金も持たない。「そんな自分に何ができるのか?」。ずっと考え込んだそうです。けれど、結局自分にできるのは「見たままの事実を伝える」ことだと気づき、講演活動を始めます。
最初の1年で90回を超えた講演活動。やがて、『テラ・ルネッサンス』というNGOになり、7年たった今では、京都に有給スタッフ5名、カンボジアの現地スタッフ8名、提携企業20社というNGOに発展してきました。今も年間140回の講演活動を続ける鬼丸さんは、全国各地の講演に参加してきた数多くの人たちが、自分らしい活動を始めていく姿に触れ、改めて「誰にでも社会を変えることができる」と強く感じているとのことです。
今回の授業では、そんな鬼丸さんが、近年注目をしている〈ウガンダの少年兵〉の問題を中心に、「私たちにできること」を考えてみたいと思います。ウガンダという日本から遠く離れた場所ですが、子供が銃を手にするという非日常性は、実は私たち先進国のライフスタイルと深く結びついているそうです。
全てのアクションは、そんな「事実を知る」ことから始まります。授業では、鬼丸さんのお話を通してその「事実」を学んだ後、「自分たちに何ができるのか」を参加者みなさんでグループごとに考えてみたいと思います。
「平和になって欲しいけど、私なんかには何もできない」と思っている方。ぜひ、一緒に考えてみませんか?一人こそ、きっと「無力感の源」なのだと思うので。
【授業の流れ】
■13:00 講演
■14:00 ワークショップ「私に何ができるか」
■15:00 終了
先生
[ NPO法人テラ・ルネッサンス 理事長 ]
鬼丸 昌也
1979年、福岡県生まれ。立命館大学法学部卒。高校在学中にアリヤラトネ博士(スリランカの農村開発指導者)と出逢い、様々なNGOの活動に参加する中で、異なる文化、価値観の対話こそが平和を造りだす鍵だと気づく。2001年、初めてカンボジアを訪れ、地雷被害の悲惨さと、地雷問題を通じて見えてくる世界の諸問題の原因を知り、「すべての活動はまず『知る』ことから」と、多くの人々へ伝えるための講演活動を始め、現在では年間140本にのぼる。同年、立命館大学在学中に「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」をめざすNGO「テラ・ルネッサンス」設立。カンボジアでの地雷除去支援・義肢装具士の育成、日本国内での平和理解教育、小型武器の不法取引規制に関するキャンペーン、ウガンダやコンゴでの元・子ども兵の社会復帰支援事業を実施。
【主な役職】
特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス理事長・日本小型武器行動ネットワーク運営委員・京都市市民活動総合センター運営委員・日本外国語専門学校国際ボランティア科講師
【著書】
『ぼくは13歳 職業、兵士。~あなたが戦争のある村で生まれたら~』(合同出版/05年)
教室
ケアコミュニティ・原宿の丘
渋谷区が旧原宿中学校の校舎を改修し、幼児から高齢者、障がい者まで、地域で生活するすべての人々が集い、支え合える地域コミュニティの拠点施設として設立。グラウンド・体育館や音楽室などは当時の雰囲気を極力残し、屋上にあったプールはビオトープとして活用するなど、旧中学校校舎という建物の独自性を残している。1・2階はケアコミュニティ施設、3階は教室をリフォームし、会議室などで地域の人々が利用している。
<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。
*スロープ、エレベーター、点字タイル設置
- 所在地
- 渋谷区神宮前3-12-8
電話:03-3423-8815
(お問い合わせは所在場所についてのみ、お願い致します。授業内容につきましては、シブヤ大学:080-7507-7332(代表)までお尋ねください。)
最寄り駅:地下鉄銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅 下車 徒歩7分
<注意事項>
ケアコミュニティ・美竹の丘ではありません。