「衣」と「食」で考える~共存する暮らしとは~
- 千駄ヶ谷社会教育館
- 鈴木 純子 [一般社団法人日本リ・ファッション協会・代表理事]、美喜子 [コミュニティガーデンあいラボ運営代表]
- 参加費
- 無料
- 定員
- 15名
- 参加対象
- 中学生以上どなたでも。
- 当日の持ち物
- 筆記用具
- 申し込み方法
- 受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
ハチ公像のあるまち?
ファッションのまち?
美味しいものがたくさんあるまち?
今回の授業は、「衣」と「食」について、衣料の循環に詳しい鈴木純子さんと食とコンポストに詳しい美喜子さんを先生にお招きし、いっしょに考え対話してみましょう。
■「衣」について鈴木純子さんから
「現在の人間活動って本当に幸せだと感じてる?」
私が16歳の時から探求してきて行きついた幸せは、誰かの犠牲の上で得られるものではなく、みんなが幸せな中にある。それは自然の摂理に従った”美しい循環”の中にある。と感じています。
先進国である日本の中心地・東京にいると「そんなの無理」と思うかもしれませんが、意外なことに現在抱える社会課題解決にもつながると考えているのです。
私たちはさらに進化することで自然と調和し地球の一員として良い働きができるのではないでしょうか?
そんなことを考えている私が伝えたいことは、
生活の基盤である「衣食住」に意識を向けて、日々の暮らしを大切にすることで自分で未来をクリエイトしよう! です。
私が特に力を入れている「衣」の分野は、環境破壊ワースト2位のアパレル産業によって供給された服と繋がっています。環境破壊だけでなく”現代奴隷”という問題とも深く関係しています。
つまり、私たち一人一人が衣生活を見直すだけで世界の大きな問題解決につながるのです。
具合的にどのような環境課題、社会課題があるかを知り、私たちが個人でできること、コミュニティーでできること、企業や行政、国と一緒になることでできることに分けて考え行動を起こすきっかけになれば嬉しいです。
地球温暖化や環境問題に関心がありつつ何をしていいか分からずにいる人。
オシャレや心地いい暮らし、幸せを求めているけど、今の社会にもやもやしてる人。
に、来ていただきたいと思っています。
みなさんといっしょに人類が地球の一員として調和しながら生き続けることを探求しましょう!
■「食」について美喜子さんから
「まずは生ごみコンポスト始めませんか?」
都心の中にあっても自分たちで作った堆肥育ちの野菜を食べることは、喜びであり、本来の自分・最も自然な自分に近付くものです。
食べる→残渣で堆肥を作る→堆肥で野菜を育てる→そしてまた食べる♻︎という循環の中で、わたし達は「ひとつながりのいのち」なんだと実感しやすくなります。
コンポストと聞くと「ニオイがするのは困る」「虫は大の苦手」と心配しますね。
ですが、ニオイは、やり方次第ですし、虫は絶対来ないとは言えませんが、多くの人が思っているほど来ません。堆肥を作るのと腐らせるのは別だからです。それに虫たちの役割を考えると、虫がほとんど居ないコンクリートだらけの場所のほうが、おかしいと気づきます。虫たちは何をしているのでしょう。虫たちが居なくなったらどうなるのでしょう? そんなふうに考えると虫への感覚も変わってくると思います。
日本では、生ごみの堆肥化に取り組んでいる人たちは、わずかですが世界の国々ではコンポストの取り組みが進んでいます。欧米に比べると10年以上遅れていると感じます。
日常生活で、自分達は自然の一部であり、循環する「ひとつながりのいのち」であることを意識することで、他者と自分の区別はなくなり、自分以外の存在へのやさしさになっていきます。それは「食」に関することにとどまりません。
やってみると、意外に簡単で楽しいコンポスト活動。どうしたら、楽しくなるかの解決策の1つをお届けします。
生ごみを「ごみ」として捨てる常識が、過去のものになっていきますように。
※お二人のお話をきっかけに、衣食を通していろいろな対話が生まれるとうれしいです。
【授業の流れ】(予定)
13:30 受付開始
14:00 はじめに〜
14:05 アイスブレイクを兼ねてカンタン自己紹介
お二人のお話し
対話の時間
16:10 授業をふりかえって~記念撮影
16:30 終了 ※集合写真&アンケート記入
■注意事項
※1:中学生以上どなたでも。
※2:持ち物:筆記具。
※3:授業の内容や進行は、当日の状況によって多少変更する場合があります。
先生
[ 一般社団法人日本リ・ファッション協会・代表理事 ]
鈴木 純子
1996年インターネット創世記にITベンチャーとして独立開業。
その後、NPO法人の理事やコミュニティーカフェの共同オーナー
などを兼任。
全ては「持続可能な循環型社会の実現」を目的とした活動。
現在は、気候問題×社会問題を解決するために得意分野の「衣育」セミナーに力を注いでいる。
一般社団法人ふくしまオーガニックコットンプロジェクト 理事
和文化と循環をテーマとしたショー「ReFashion Caravan」主催
里山再生と防災をテーマに活動する「里山の寺子屋」発起人
現在の関心は、パーマカルチャーデザインによるコミュニティーや個人の暮らしのリ・デザイン。
一般社団法人日本リ・ファッション協会http://www.refashion.jp/
[ コミュニティガーデンあいラボ運営代表 ]
美喜子
こんにちは。渋谷区で活動しているコンポストアドバイザーで 循環染色家の美喜子です。
長年、植物と関わり、持続可能な暮らしを研究・実践してきました。 17年の佐渡島(新潟県)暮らしでは、美しい海山や田畑からの恵みを受け取り、悩みがある時には、森を散歩し海に潜ることで内側が整い、健やかな心身を保つことができました。 そんな自然をいつまでも味わいたいと思っています。それには「全ては繋がり循環していて、わたし達はひとつながりのいのち」であることを忘れてはいけません。
今の自分の目の前だけが良ければOKでは持続可能にはならないのです。マイクロプラスチックが人の血液から検出されたように、東京でたくさんのゴミが生まれ続けていては、佐渡島の自然も長くは続きません。 都心の真ん中でも周りの人たちと共に、自然を味わっていたい。そんな暮らしを「コンポスト」を入り口に育んでいきたい。
一緒にコンポスト始めませんか? 都心でも肥料を買うことなく生ごみ堆肥で元気な野菜が育ちます!
・コミュニティガーデンあいラボ運営代表
・渋谷区立原宿外苑中学校 土づくりアドバイザー
・「農」の都市機能発揮支援アドバイザー他
https://ai-connection.com/
教室
千駄ヶ谷社会教育館
JR総武線千駄ヶ谷駅よりほど近く、渋谷区民のための学習や情報交換の場として活用されている教育会館。
社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。学習室(大・中・小)、和室、茶室、料理室、託児室、談話コーナー兼展示室、図書・資料室、印刷・サークル室、体育室兼音楽室 などがある。
<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場ください。
施設案内ページ
- 所在地
渋谷区千駄ヶ谷1-6-5
電話: 03-3497-0631
最寄り駅:JR総武線千駄ヶ谷駅徒歩7分、地下鉄大江戸線国立競技場駅徒歩5分
授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局までお願いします。