シブヤ大学

イギリス人はなぜ歩くのか?
~「歩く文化」を楽しむ~

14:00-16:00
  • 上原社会教育館
  • 小野 まり [NPO法人ザ・ナショナル・トラストサポートセンター代表]
参加費
無料
定員
30名
参加対象
どなたでも。

当日の持ち物
筆記用具
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより先着予約制で申し込みを受付いたします。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入りください。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来かねる場合がございますのでご留意ください。
【参加】授業の途中退場はご遠慮ください。「日時」に記載しております授業時間にフルで参加できるものにお申込みください。
【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。
【撮影等】会場での撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
※1:定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、授業前日の10:00まで先着順でお申し込みを受付いたします。お電話、メールでのキャンセル待ちの受付はしておりませんのでご了承ください。
※2:本授業は、まち歩きの授業ではありませんのでご注意ください。
皆さんは、「歩く権利」があると考えたことはありますか?

「国有地であろうが、私有地であろうが、誰しも自由に土地を歩く権利があるはずだ。」
今から100年以上前に、こう訴えて、市民が「歩く権利(通行権:Right of Way)」を獲得した国があります。

それが、イギリスです。

通行権とは、国有地・私有地に関係なく、特定の通路を突っ切って公衆が通行することが認められる権利です。
イギリスには「パブリックフットパス(Public Footpath)」という誰もが自由に歩くことができる散策路が、国全体に網の目のように張り巡らされてます。このフットパスに指定された道であれば、牧草地、丘の上、山の中、街中、路地、時には個人の家の庭でさえも(!)、堂々と歩くことができます。

歩く権利を主張し獲得するために動いたのは、大都会ロンドンに住む労働者階級でした。産業革命で働きづめの毎日を送っていた彼らが、美しい景色を楽しむために、上流階級が独占する郊外の景勝地を歩く権利を求めたのです。

私はイギリス留学中、このフットパスに魅了され、休日はフットパスを歩くことに時間を費やしていました。週末になると「さあ、歩きに行こうか」と家族や友人で近くのフットパスに出かけるのも、イギリスではよくある光景です。
イギリス人にとって歩くことは、運動のためでも、通勤のためでもない。この国には、歩くこと自体を楽しむ文化があるのだと知りました。

この授業では、NPO法人ザ・ナショナル・トラストサポートセンター代表の小野まりさんをゲストに迎え、イギリスのフットパスを事例に、歩くという文化を考えてみたいと思います。

歩く文化によって育まれてきたイギリス人の豊かな精神に触れ、歩くことをもっと楽しんでみませんか?

(授業コーディネーター:大澤悠季)

先生

[ NPO法人ザ・ナショナル・トラストサポートセンター代表 ]

小野 まり

英国の歴史的建造物を利用した18年間にわたるイベント・マネジメントの経験を活かし、国の文化財建造物などの再活用や地域再生を提案。また長年の英国移住体験をもとにしたライフスタイルや教育などについての講演やエッセイも多い。
主な著書に『図説 英国ナショナル・トラスト』 『図説 英国湖水地方』 『図説 英国コッツウォルズ』( 河出書房新社)など

教室

上原社会教育館

社会教育館は、渋谷区民の方々が自主的な社会教育活動を行うために建設された。社会教育活動のお手伝いをするため、社会教育に関する情報や資料を提供したり、グループ活動の相談などに応じている。大学習室兼展示室、料理室、第2中学習室、和室、和室(茶室)、託児室、音楽室、第1中学習室、印刷・サークル室、資料談話コーナー 、学習室(工芸室)、体育室 などがある。

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計となっております。安心してご来場下さい。

施設案内ページ

所在地


渋谷区上原3-13-8
電話:03-3481-0301
最寄り駅:小田急線・地下鉄千代田線代々木上原駅 下車 徒歩5分。
※お問い合わせは所在場所についてのみお願いいたします

授業内容や出欠、遅刻等についてのお問い合わせ、ご連絡はシブヤ大学事務局 までお願いします。)