シブヤ大学

やきもの鑑賞入門編11 白と青、の世界。~古伊万里染付の魅力~

16:00-17:30
  • 戸栗美術館
  • 中島 由美 [戸栗美術館キュレーター]
参加費
無料
定員
20名
参加対象
江戸時代、やきものに興味がある方。

当日の持ち物
筆記用具をご持参ください。
申し込み方法
上記受付期間中、WEBフォームより抽選予約制で申し込みを受付いたします。
※抽選後にキャンセルが発生した場合は先着順で受付再開します。
※1回のお申し込みにつき、1名様のご入場となりますのでご了承ください。同じ方が同じ授業に2回申し込みは出来ません。
【入場】教室へは、授業開始時間までに必ずお入り下さい。授業開始後の入場は制限させていただきます。なお、10分を超えて遅刻された場合は受付終了となり、授業へ参加することが出来ませんのでご注意下さい。【交通手段】当日、教室への交通手段は電車、バスなど公共機関をご利用下さい。近隣への配慮のため、車・バイク・自転車でのご来場はご遠慮願います。【撮影等】会場への撮影、録音機器のお持込は固くお断りさせて頂きますので、ご了承下さい。
※1:本授業の抽選は10月9日(火)に行います。(抽選予約受付は10月8日(月)24時までとなります。)
※2:抽選後、定員に満たない場合やキャンセルが発生した場合は、10月18(木)0時まで先着順でお申し込みを
受付いたします。
食器というものは、人間の暮らしの身近にある道具だからこそ、そこには当時の流行や生活様式などを読み取るためのヒントがたくさん隠れています。それはカタチであり、色であり、柄であり。

戸栗美術館では、この10月から『からくさ-中島誠之助コレクション展』が始まります。鑑定家であり、古伊万里染付を世に広めた中島誠之助氏のコレクションを紹介する展覧会ですが、その中でも江戸時代の「染付」の食器は、その魅力を追及するに値します。

今回の授業では、この「染付」と呼ばれるやきものの器にスポットを当てたいと思います。「染付」は、別称「ブルーアンドホワイト」とも言われるように、白地の器に青のインクで柄をほどこしたやきもので、現代の私たちの食卓においても実は見慣れたものです。大皿、小皿に描かれた日本の景色。花瓶に施された草花、お蕎麦の猪口もそうです。日本における「染付」の始まりは「古伊万里」。江戸時代初頭に始まった伊万里焼は、白い磁肌の美しさはもちろんのこと、その形、文様など今見てもじつに斬新で魅力的です。それらが作られ使われた時代背景を、器から読み解いてみましょう。

姿かたちが美しく、なおかつ使い勝手もよい器。当たり前ですが、当時、それらは職人の手によって一つ一つ作り出されたものです。冷たい磁器にいまだ残る人の手のぬくもり。それを感じにきてください。

先生

[ 戸栗美術館キュレーター ]

中島 由美

東京芸術大学大学院美術研究科修了(保存科学専攻)。戸栗美術館学芸員、日本陶磁協会研究員を経て現在、戸栗美術館評議員・学芸員。執筆、カルチャースクール講師等の活動を行う。著書「古伊万里との対話」「古伊万里からくさ美術館」監修「週刊やきものを楽しむ」他。

教室

戸栗美術館

1987年10月、美術品を永久的に保存し、広く一般に公開することを目的に財団法人の認可を受け、旧鍋島藩屋敷跡地に開館。現在では日本のみならず世界的にも評価の高い古陶磁専門美術館として活動している。主な収蔵品は、東洋陶磁器。東洋陶磁器は、日本、中国、朝鮮、などで生産された陶磁器の総称で、日本磁器の内、江戸時代のはじめに肥前国(現在の佐賀、長崎県)で生まれた磁器を肥前磁器と呼びます。
※古陶磁器:7,000有余点 古書画:4,000有余点(平成13年10月現在)

開館時間 : 午前9時30分 ~ 午後5時30分
(入館は閉館30分前まで)

<バリアフリーに関して>
バリアフリー設計ではございませんので、車椅子の方、入場が困難な方は事前にシブヤ大学事務局までお知らせ下さい。

シブヤ大学事務局: Tel 03-3770-4285/E-mail info@shibuya-univ.net

所在地
渋谷区松濤1-11-3
電話:03-3465-0070

<当日の連絡先について>
電話:080-5542-2820 (※注)

(※注)
①授業当日午前8時以降にご連絡頂きますよう、お願いいたします。
②場所についてのお問合せや、やむを得ない場合の当日キャンセルのご連絡の場合のみ、おかけ頂きますよう、お願いいたします。

最寄り駅1:JR山手線・埼京線・東京メトロ銀座線・半蔵門線・東急東横線・京王井の頭線渋谷駅 下車 徒歩15分
最寄り駅2:京王井の頭線神泉駅 下車 徒歩7分