シブヤ大学

人に会いに行く旅をしよう。@群馬県 高崎市/みなかみ町
〜「ワールドクラスの自然資源!地元に密着するからこそ生み出される仕事」「音楽のある街のこれから」「子育てしやすい街をつくるチャレンジ」ほか〜

08:00- 18:30
  • 群馬県 高崎市
参加費
14,800円
定員
30名
参加対象
社会人・学生の方ならどなたでも。

当日の持ち物
着替えなど旅行に各自必要なもの、スキー/スノーボードウェアなど防寒防水の上下(みなかみ町でのスノーシューツアーでは雪深い大自然の中を歩きます。お持ちでない方は上下¥2,500<現地にて現金精算>でレンタルも可能です)、ゴーグルまたはサングラス(雪山は眩しいのでご持参推奨します)、冬用の帽子、防寒着、雨具、筆記用具、デジタルカメラ(スマートフォンでも構いません)。
申し込み方法
右(スマートフォンは下)の[申込む]ボタンをクリックすると申込ページ(外部サイト)に移動しますので、リンク先の[チケットを申し込む]ボタンよりチケットをお求めください。
※抽選後の欠員募集にてお申込みされた方は、申し訳ありませんがマイページに反映されません。
・申込は先着順で、2月5日(金)13:00までの受付となりますが、満席となり次第、締め切ります。
・満席状況は本ページではなく、申込ページ(外部サイト)よりご確認ください。
※同じ方が同じ授業に2回申込は出来ません。1回のお申込につき、1名様の受付となりますのでご了承ください。
・本授業は、2016年2月13日(土)〜2月14日(日)の1泊2日のバスツアーです。
・宿泊費、食費、スノーシューツアーetc.体験料、スノーシューズレンタル料、印刷費、郵送費、決済手数料として、実費【¥14,800】を事前決済いただきます。
・本授業は旅行業法上、株式会社上信観光バス(群馬県知事登録旅行業第2-343号 / 高崎市芝塚町2033-1)の旅行企画・実施となります。
・ご入金後のキャンセルはマイページからは受付できかねます。必ず直接ご連絡ください。詳細は本文をご参照ください。


日本各地、そこの土地に暮らし働くことを選んだ”人”に会いに行く旅


自然、まちなか、歴史、文化、食べもの、お酒、暮らし、、
もちろん、そのものだけでも楽しめるけど、地元の誰かと一緒だともっと面白い。
ただの旅行じゃ見えてこない、その土地・その人ならではの、日常や仕事も見てみたい。

観光ガイドやスマホじゃなくて、その土地の人と紡ぐローカルな旅。
今回は、群馬県は高崎、そしてみなかみ町に会いに行きます。

渋谷からの往復交通費は委託事業の予算から負担します!
よかったら一緒にどうですか?

※本プログラムは、地域の中小企業の仕事に触れる機会づくりとして、
  中小企業庁委託事業「平成27年度UIJターン人材拠点事業」として実施しております。


ワールドクラスの自然資源!地元に密着するからこそ生み出される仕事:
マイク・ハリスさん(株式会社キャニオンズ 代表取締役)


高崎の魅力のひとつに、都内に通勤できるほどの近さでありつつ、山・川・温泉などの県内観光地へのアクセスが容易であることが挙げられます。平日の仕事終わりにスノボもOK。中には出勤前に滑りに行く強者もいるほど。そんな高崎市民が通う場所の1つにアウトドアのメッカとして知られる水上(みなかみ)があります。今回はこの水上でアウトドア・観光産業を盛り上げる人、マイク・ハリスさんに会いに行きましょう。
水上はもともと団体客が多く訪れる温泉街として栄えていました。しかし、バブルが弾けて客足が激減。衰退の道をたどるかのように見えた水上に、国内のみならず国外からもたくさんの観光客をよべる新たな魅力を見出したのが、ニュージーランド人であるマイクさんでした。マイクさんは学生時代に日本語を学び、水上の自然に魅せられて20年前に移住、2004年にアウトドアツアー会社「キャニオンズ」を立ち上げます。キャニオンズは、今では、水上だけでなく吾妻や奥多摩にも事業を展開する企業となりました。
マイクさんが経営方針の柱にしているのが「地元地域への貢献」。自社の事業が成長するだけでは意味がなく、観光客が減少して元気のない地域をどう盛り上げるかを考え続けました。そうして「水上の自然の素晴らしさを地元の人が認識していないこと」そして「その魅力を旅行者に伝えていくために最も大切な“地元のまとまり”が欠けていること」が課題と気付いたそう。そこでマイクさんは、スタッフとともに地元消防団や地域のボランティア活動に積極的に参加、アウトドアや観光関連事業者の集まりにも頻繁に顔を出して、地元の仲間づくりに取り組むとともに、いかに水上の自然が素晴らしいかを地元に訴えました。”外国人”、しかも当時は”赤毛のドレッドヘア”だったマイクさんは、最初は遠巻きに見られていたそうですが、とにかく『水上のため』と精いっぱい尽力する姿に、いまでは本当にたくさんの地元の人々から慕われています。地域での仕事は、都市部と比べて地元と密接に関わりを持ちながら成り立ちます。事業と地域の双方を守りながら盛り上げていくマイクさんの姿からは、地域での仕事のあり方を学ぶことが出来ます。
マイクさんは「水上の自然資源はワールドクラス。日本一じゃなくて、世界一を目指したい」と語ります。地元を大切にした経営理念と挑戦があったからこそ、次なる大きな目標も見えてきました。そんなマイクさんに地元の資源を起こした仕事の魅力についてお話を伺います。



音楽のある街のこれから:亀田慎也さん(合同会社シクスアローズ 代表)


高崎は「音楽のある街」と言われます。それはなぜなのでしょうか?
それは終戦からの70年間、音楽と共に積み上げられた歴史があるから。戦後、高崎で青年たちが立ち上げたとある楽団がライブをし、音楽が多くの人に希望を与えたことから、文化を通した復興を目指し「高崎市民オーケストラ」が結成されます。その後「群馬交響楽団」と改称したこの楽団の拠点として「群馬音楽センター」が建設されますが、その総工費3億3500万円(当時の市の予算総額が8億円)の半分を市民たちで出し合いました。戦後の荒廃からの再生、未来への夢や希望を音楽に掛け、それを形にした。...そんな背景から、高崎は年間を通して多彩な音楽イベントが開催され、日常生活の中に音楽がちりばめられている街となりました。
今回会いに行く人は亀田慎也さん。コミュニティスペース「coco.izumi(ココイズミ)」を運営されています。この場所はもともと大手の音楽教室として長年利用されていましたが移転することになり、ビルオーナーがその後の活用を高崎のまちなか屋台村「中山道恋文横丁」を仕掛けた亀田さんに相談。地元の人が面白がれる場をつくって音楽によるまちづくりの拠点にできないか?と、亀田さんがそのままビル一棟を預かり事業化に挑みました。いまでは、週末の夜に思い思いに楽器を持ち寄る「金曜セッション」の他、音楽だけに留まらないテーマで様々な活動に利用されています。
亀田さんから、街の歴史と文化に資した事業を起こすお話を伺うとともに、「金曜セッション・特別編」として実際にみんなで音を鳴らして、高崎の資源である「音楽の力」を体感してみましょう。



子育てしやすい街をつくるチャレンジ:都丸一昭さん(一般社団法人ママプロぐんま 代表理事)
結城奈津美さん(株式会社中広『ままえーる』編集長)


「高崎には色がついていないからいい。まだ名付けられてないからこそ、可能性が広がっている」と話す都丸一昭さん。未就学時期のママたちが子育てしやすいまちをつくろうと「ママプロぐんま」を立ち上げ、何かをはじめたいママたちの支援や、子連れで学べる/遊べる場をつくり、子育てのセーフティネットを築いています。「そもそも高崎は、来訪者を迎え送り出してきた”宿場町”のDNAが根付いている。だからこそ、移住者を程よい距離感で受け入れる懐の深さがある。都心からも近く、コンパクトで暮らしやすい街なので、あとはテレワークなどでさらに仕事を補完できたら、子育て世代の定住人口をもっと増やせるはず」。そう話す都丸さんは、高崎駅東口至近に空き家を改修した子育てサロン「タカサキチ」を開設、地方のテレワーク導入モデルの拠点として稼働させています。
群馬で子育てを楽しむママたちのコミュニティマガジン『ままえーる』の編集長を務める結城奈津美さんは、短大から上京し都内の大手企業で3年間働いた後「東京的なことはだいたい楽しんだ」のと「甥っ子が産まれて可愛すぎて」をきっかけにUターン。地域のフリーペーパーを発行する出版社に転職し、広告営業のトップセールスを経て編集者に就きます。その後、お子さんを授かって1年間の産休・育休時、地域に特化した子育て情報が乏しいことに気づかされ「ないなら自分でつくってしまおう」と、復職後の2011年、編集部を現役のママたちで構成し、ママ目線の旬な情報を発信する地域の子育てフリーペーパー『ままえーる』を刊行しました。「最初から最後まで関わることに手応えを感じる自分は、中小企業で働くことに向いている」と話す結城さん。地域の中小企業の面白さとやりがいを感じながら勤めた経験は、新たな事業を立ち上げる時に大きな武器となりました。
2/13(土)は、地域の子育て発信番組「ふるチャットカフェ」特別編として、都丸さん・結城さんを囲み、子育てしやすい街を自分たちの手でどうつくるか?について、一緒に考えてみませんか。



その他のハイライト


市民が主体となって建てたことから半世紀以上もの間、高崎の誇りとなってきた「群馬音楽センター」。老朽化もあって新たな音楽ホールの建設が予定されている中、この場所をどう活かすかを市民みんなで考えていく取組が「高崎 civic vision run」。メンバーの反町恭一郎さんに音楽センターを案内してもらいます。
また、高崎へ移住し自らも畑をやりつつ、オーガニック食材店「ビオスク」をつかって新たなライフスタイルを提案する桜井正喜さんや、敷地内にキッズ・マタニティカフェを併設する山名八幡宮の高井俊一郎さんも訪ねるとともに、また、マイク・ハリスさんがプロデュースするスノーシューツアーを体験します。 

そして、2/13(土)の夜は、セレンディピティ・ツアー。いくつかのチームに別れ、それぞれ地元の人の待つ”行きつけのお店”に行って一緒に晩ごはん。高崎ならではの働き方、暮らし方を聞きながら、地元の人に愛される味を楽しんでください。それぞれこじんまり交流した後、またみんなで合流します。




旅の流れ(予定)


1日目:2016年2月13日(土)  ※食事:朝× → 昼△(各自実費) → 夜△(各自実費/二次会は参加費内)

07:30 受付開始(集合場所は渋谷駅周辺、開催1週間前頃にお知らせします)
08:00 渋谷発(バス内で、自己紹介・ガイダンス・地域の紹介)
10:30 高崎着
   【音楽のある街のこれから】
    [見学] 群馬音楽センター 〜 coco.izumi
10:45 [ヒアリング] 高崎civic vision run 反町恭一郎さん
    [ヒアリング] 合同会社シクスアローズ 亀田慎也さん
    [事業体験] 金曜セッション・特別編
12:30 昼食(3グループに別れて、高崎の旨いもの)
13:45 移動
14:00 [見学] ビオスク
    [ヒアリング] 株式会社BIO-hof Sakurai 桜井正喜さん
14:30 移動
14:50 [見学] 山名八幡宮
    [ヒアリング] 山名八幡宮 神主 高井俊一郎さん
15:30【ふるチャットカフェ・特別編:子育てしやすい街をつくるチャレンジ】
    [ヒアリング] 一般社団法人ママプロぐんま 都丸一昭さん
    [ヒアリング] 株式会社中広『ままえーる』編集長 結城奈津美さん
16:30 移動
17:00 宿「ビジネスホテル寿々屋」着(群馬県高崎市通町49-3)
17:30 高崎の夜「セレンディピティ・ツアー」オリエン&チーム分け
18:00 夕食(各チーム、地元の人の待つ”行きつけのお店”へ)
19:30 宿併設の「萬嵐」にて二次会(地域の方々も交えて懇親会)
22:00 就寝など


2日目:2016年2月14日(日)  ※食事:朝◯(参加費内) → 昼◯(参加費内) → 夜×

07:00 出発 〜 朝食(ピッコリーノのパン)@バス内で
08:30 みなかみ着
   【ワールドクラスの自然資源!地元に密着するからこそ生み出される仕事】
    [ヒアリング] 株式会社キャニオンズ マイク・ハリスさん
    [事業体験] スノーシューツアー 〜 雪上にて昼食
13:00 振り返りワークショップ
14:00 みなかみ発
18:30 渋谷着(予定)
    ※当日の交通事情等により、到着時間が変更となる場合があります。


なお、交通費を委託事業予算から負担するかわりに、この旅には”宿題”があります。
旅の後、今回の旅で”グッときたこと”について、写真1枚と400字程度の文章をお送りください。
地域の皆さんにフィードバックするとともに、
記念にご参加された皆さんにもフォトブックにしてお送りいたします。
また、いくつかはシブヤ大学Webサイト「旅する学部」特設ページに掲載させていただきます。



今回、会いに行く人々


・マイクハリスさん(株式会社キャニオンズ 代表取締役)
・亀田慎也さん(合同会社シクスアローズ 代表)
・都丸一昭さん(一般社団法人ママプロぐんま 代表理事)
・結城奈津美さん(株式会社中広『ままえーる』編集長)
・反町恭一郎さん(高崎 civic vision run)
・桜井正喜さん(株式会社BIO-hof Sakurai 代表取締役)
・高井俊一郎さん(山名八幡宮 神主 / 合同会社ヤマナハチマン)   ...and more!!



(授業コーディネーター:山口 和也・榎本 善晃 / 企画監修:特定非営利活動法人ETIC.)



教室

群馬県 高崎市

高崎市は、江戸時代には中山道有数の宿場町として栄え、現在では人口37万人と群馬県最大の人口を擁します。古くからの交通の要所で、中山道と三国街道、関越自動車道と北関東自動車道、また上越新幹線と北陸新幹線の分岐点となる交通拠点都市。都心まで新幹線で1時間、車で30分も走れば大自然と、都市と自然との近さが魅力的。また「音楽のある街」として、群馬交響楽団の本拠地であり、年間を通して音楽イベントが盛んです。

所在地