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2018年4月。
シブヤ大学は、12回目の春を迎えました。
渋谷の街をキャンパスに見立て、学びの場を作り続けてきました。
その数、約1,300の授業。
まちづくり、カフェ、手仕事、防災、ものづくり、教育など、
本当にバラエティに富んだテーマの授業があって、
シブヤ大学のボランティアスタッフたちが
「一人目の生徒として、これが知りたい!」という
各自が抱く学びへの思いから、多くの授業は生まれてきました。
シブヤ大学では、これまでのそんな授業に加えて、
今年度から「To the next generation」をキーワードに、
「シブヤ大学が、いま生徒のみなさんたちと一緒に考えてみたいこと」を
一定期間「特集テーマ」として掲げながら、授業を作ろうと思っています。
「人生100年時代」「地方創生」「仮想通貨」「働き方改革」「AIの技術到来」…
ニュースではさまざまな新しい概念が飛び交っています。
もしかしたらいつの時代もそうだったのかもしれませんが、
現在もまた価値観が大きく変わろうとしている節目に見えます。
正直に言えば、それはキラキラした輝く未来というよりも、
漠然とですが、モヤモヤした不安な気持ちを抱いてしまう。
私たちが生きるこれからの時代はどうなるのか?
自分たちはどうやって未来を生きていくのか?
目まぐるしく進んでいく時代のスピードの中で、
大事なことがこぼれ落ちてしまわないように
立ち止まって考える機会を作っていきたい。
それが、私たちシブヤ大学が12年目の春に思ったことでした。
最初の特集テーマは「 の未来」。
「生きること」「死ぬこと」「結婚のこと」「仕事のこと」
「出産のこと」「住む場所のこと」「言語のこと」
「障害のこと」「政治のこと」「セクシャリティのこと」などなど、
「 」に入る今後の特集テーマを考えていくための、はじめの一歩です。
きっと答えも、正解もない。
だからこそ、私たちはこのことを誰かと共有しながら
まっすぐに考えてみたい、そう思っています。

「 」の未来
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レポートUP
ほぼ25歳が考える「 」の未来
5月13日(日)14:00〜17:00 @シブヤ大学 事務局
10代から60代まで、多世代が幅広く関わっているシブヤ大学ですが、まずは誰よりも長くこの時代を生きていくであろう若者世代、まさに「next generation」である20代の声を聞くことから始めてみたいと思います。平成生まれが考える、平成後の未来のこと。ぜひ、みなさんもご一緒に。教室でお待ちしております。
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レポートUP
ミネルバ大学の講義を体験しよう!
〜高等教育の未来〜2018年6月22日(金)19:00〜21:00
「教育革命の最先端」や「世界最難関のスタートアップ大学」などと呼ばれるミネルバ大学で行われる授業を体験してもらいながら、 これからの高等教育が向かうべき方向について皆で議論します。大学って結局何なのか。大学に行く必要はあるのか。
これからの大学はどんなものになっていくのか。
この授業を通じて、そんな長い道のりの第一歩を一緒に踏み出しましょう! -
生きづらさを解消する劇場の未来
2018年11月14日(水)19:00〜21:00
文化芸術を触媒として、生きづらさを解消させる取り組みをされている可児市文化創造センターala 館長兼劇場総監督の衞紀生さんを先生にお迎えします。
文化芸術は、消費される娯楽ではありません。人が生きるために、心を保つために、想像力が殺されないためにとても重要なものだと思います。この「生きづらさ」をどうしたら良いのか。私たちはどんな未来を見たいのか。「文化芸術」をキーワードに、みんなで一緒に考えてみませんか。